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2004年5月27日 (木)

満州国

「赤い月」という本を読んだ。
近頃本は余り読まないのだけど、この本はワイハに行くときに暇つぶしに持っていったのを読まずに持って帰ったので、仕方なく通勤中に読んでた。常盤貴子で映画化されて話題になっていたのだけど、だからって買ったわけでもないのだな。
説明すると、なかにし礼が自分の母をモデルに書いたといわれる本で、平たく言ってしまえば満州に渡った家族の奥さんを中心とした描写ってとこですかな。よくある軍隊とか政治とかを描いたものではなく(裕福な)家庭の視点。Amazonの書評には説明文ぽくて文章が下手だとあるけど、確かにそうかもしれん。虚無感を生み出すには貢献してると思うんだけどね。中身としてはドラマチックなドキュメンタリって感じで残るのは虚無感。ちょっとオチの部分が物足りないんだけど。

実はうちの両親の家は両方満州引き上げなのよね。母親は日本に帰国してからだけど、親父は満州で生まれてる。何か、この事実は何となくタブーな匂いが漂うので昔はあまり話をしなかったのだけど、それは内地に戻ってきたときに差別的なことがあったからなのかしら?オイラには良く分からない。
満州が何だったかは、ラストエンペラーとかその他諸々の史料、映画などがあるけれども(蒼天の拳も舞台は同時代;しかし見事に同じ顔だなぁ>原哲夫先生)、ここを見るのがいいかな。リットン調査団なんて、近頃の人は万年若手の吉本芸人としか思わないんじゃないかしら。ま、なんせ日本人にとっては一瞬の夢であり、朝鮮半島や中国の人にとっては悪夢の期間であっただろうことは想像に難くない。

うちの母方の祖父は満鉄関係の仕事で(満鉄の仕事ってのは一つのステータスらしいのだが、実際従事してた人数もかなり多いらしい)かなり羽振りがよかったらしいが、引き上げてきてからは色々と惨めだったらしい。隠し持って帰ってきた腕時計をヤミ米に換えたなんて話を母から聞いた気がする。オイラの知ってる祖父母は「やさしい爺ちゃん、婆ちゃん」でしかないのだけど。遊びに行くとヨーグルト買ってくれるのが嬉しかった(何かすげー貧乏人みたいだな…)。厳しかった満州時代とか、引き上げの話とか全く聞かないままに亡くなってしまったんだなぁ。
父方は詳しくないのだけれど、伯父がうちの親父を肩に担いで川(豆満江?鴨緑江?)を渡った話は腐るほど聞いた :) あと、新義州でどうこうとか、砲を外された戦艦で帰ってきた?とか聞いたような。良く覚えてない。

聞こうと思えば伯父たちに聞けばいいんだろうけど、正月とか盆で集まって酒が入ってると話長いしなぁ・・・(*_*)

行き着けの飲み屋でバイトしてる留学生が吉林省延辺の出身で、そういう人と普通に話が出来るのも良い時代になったということか。安っぽく反戦を訴える気もないけど戦争はやだねぇ。そして人種差別もナンセンスってことよ。

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