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2006年12月27日 (水)

フィジー基本情報

きっかけは忘れたのだけど、数年前からフィジーに行きたいと思っていた。一昨年だか去年だかの年末に行ってみようと思ったんだけど、正月挟んでは8日間とかのコースしかなかった。今も忙しいけど当時はもっと忙しかったので8日も行けませんと。で、却下してRomaに行ったんだっけなぁ。だとしたら一昨年か(記憶力0)
今年はかなり早めにチェックを開始してHigh Seasonが始まるギリギリ前の日程を予約。
ちなみに直行便はAir Pacific1社でNRTからだと週3便しか飛ばないので、AirとHotelを自分で手配しても余りおいしくないと思う(組み合わせが限られる)。安く行くならインチョン周りで大韓航空があるようだ。

■地理・気候
Air Pacific はNRTを夕刻に出て、8時間ちょっと飛んで朝方にNANに付く。NANってのはナンディ国際空港。フィジーは300以上の島からなる国なのだけど、ビチレブ島という島の北西にナンディがあり、南東にスバという首都がある。今回オイラが行ったところもそうなのだけど、所謂リゾートホテルというのは本島の西から南海岸線に沿っているので、ナンディから入ると首都を通らずにホテルに行って、首都を通らずに帰ることが可能。小さな国だと大抵の国際空港が首都の近くに作られるのに、フィジーは異例なのかな。

スバの近くにも空港があるけど、こちらはNZとかも含めた近隣諸国との交通がメインなんだそうな。
ちなみにNANからLAXまでは10時間、HNLから6時間ぐらい。時差は+3時間。中々日本から未来へ飛ぶってないよね。

で、当然ながらフィジーに向かって飛んでいっても眼下は雲か海しか見えない。これが8時間以上たつと急に緑色の島がポツポツでてきて、そのうちでかい奴にドドーンと着陸する。あんだけ何も目印になるものがないのにちゃんと着くというのは、科学の力では当たり前だけど、何となく不思議なもの。大航海時代でリスボンからサントドミンゴを初めて目指すときの不安さを思えばなおのこと(何のこっちゃ

空港について飛行機を降りると、日本とかと違って柵はあるけど壁のないオープンな廊下のようなところを歩いてターミナルへ。年間通じて平均気温25〜27度というのは知っていたので、機内で半袖になってから降りたのだけど、思ったより湿度が高い+ココナッツ系なのか南国のかほりがする。んで、ターミナルでは入国その他があるのだけど、神戸空港と同じかちょっと規模が小さいぐらいかも。でも、男も女もみんなでけぇ。審査とかは基本的に五月蝿くない。パスポートチェック受けて、検疫がいるものは持ち込んでませんよカードを渡すと終了。「こんにちわ」の代わりに、誰にあっても目が合ったりすれ違うときには"BULA"と言えばよい。「ぶらー」と少し伸ばす感じか。
通貨はフィジードルなんだけど、日本国内では成田でも両替できないので、フィジーについてから両替。1フィジードルは65円ぐらいだったと思う。

■人種
実はフィジーは複雑な国で、人口の約半分が昔からのフィジー人、残り半分がインド系とのこと。有名なフィジー人というと、ワイセレ=セレビとビジェイ=シン辺りしか思いつかないのだけど、前者はフィジー人、後者はインド系。インド系といっても、昨日今日の話ではなく、19世紀末にイギリスが植民地として支配したときにインドから強制的に連れて来たんだそうな。一説には、サトウキビ畑を作らせるのに、どうにも現地民が働かないので勤勉なインド人を連れてきたとか何とか。で、そのまま彼らの子孫が根付いているとのこと。この2つの人種は決して仲がいいとは言えない様である。
フィジー人は英語とフィジー語、インド系は英語とヒンドゥー語を喋る。ちなみにインド系の英語はやっぱりインド訛り。電話でやり取りするのは大変。フィジー人の英語もなんだろうちょっとローマ字っぽい感じかなぁ。まぁ、俺様が言えた口じゃないけど…
国内ではインド系の方が経済力に優れているらしく、人種間の格差が問題なんだそうな。そういえば気のせいか、空港内はほとんどがインド系だった気がする。
見た目で行くと、男はお腹がぼってりして、頭が四角いのがフィジー人。細身で彫りが深いのがインド系。女性は分かりやすくて、小柄でウエストが締まってて目が大きいのがインド系。幅も厚みも高さもあってアフロっぽいのがフィジー人。

■産業
産業は観光とサトウキビ、繊維、金と砂糖が少しといったところらしい。いわゆる重工業は無いようで、車はバカ高いみたい。土産屋のにーちゃんと話してたら、日本車が多いけど日本の新車なら大体4倍(日本で200万なら800万円相当)ぐらいすると。その為、スクラップ寸前の日本の中古車を持ってきて部品取りをしたりする修理業者が結構多いとか。ちなみにイギリス植民地の名残だと思うけど、車は右ハンドルの左側通行。バイクは見かけなかった。渋滞もなさそうなんだけど、空港を出るときに前が詰まって、何かと思えば「サトウキビ列車通過中」とのこと。サトウキビを畑から工場に運ぶそうな。しょっちゅう脱線するらしい。
300以上島があって、マクドは3軒とのこと。

■政治
日本ではほとんど報道されなかったんだけど、12月5日だかにクーデターが発生。理由とかは複雑なので割愛。興味があれば飲みながらでも話すよ。
端的に言うと軍の司令官が首相のやり方に憤慨して軍を動かして、首相を出身地の島へ追いやってしまったのね。で、フィジー指導者評議会(GCC)というのが支持してくれると思いきや乗ってくれず、アナン事務総長やらAUSやNZをはじめとする国際社会からは総スカンを食らっているという状況。なんつーか、皆俺についてくるだろうと思ってやってみたら誰もついてきてくれないという悲しい状況。coup d'e'tat は迅速に政権がひっくり返らないと成立しなくて、長引くと内戦になっちゃうみたいなのだけど、発生3週間というところで丁度境目かな。
まぁ旅行を予定していた身としては冗談じゃないのだけど、着いてみると拍子抜けするぐらい緊張感が無かった。ホテルに向かう途中にテントみたいなのを設営してる軍隊がいたけど、オイラ達のバスを見たら作業をとめて両手を振りながら白い歯を見せて笑いかけてきた。なんだこれ

到着した次の日に見た新聞には「軍司令官とGCCが会談することに合意した」「クリスマスまでは警察(首相派)と軍隊が協力して警備を行う」なんて記事があったので、軟着陸をはかっているっぽい。

新聞の1面が右、左側は日本だとテレビ欄があるページだけど、スポーツページのトップ。大きく出ているのがセレビで、どうやら南アのチームからコーチの要請があって、行くことになりそうだ、との記事。15人制ではディフェンスが弱いとか色々言われたが、7人制では神のような存在で、新聞でもLEGENDと書かれている。テレビでもHongkongで優勝したときのビデオが流れてた。

■ラグビー
空港からは旅行代理店にホテルまで送ってもらう。何故か旅行でトイレ休憩と言うと土産屋に連れて行かれるというシステムは世界共通らしく、上述の土産屋も空港からホテルまでの送迎の途中で強制的に降ろされたもの。土産など目もくれずに店員のおにーちゃんにラグビーの話をしたら妙にテンションが上がって、おにーちゃんは仕事を忘れたらしい。フィジー人はラグビー好きである。ビジェイ=シンもプロゴルファーだが趣味にRugbyと書いている。
フィジーは来年のワールドカップで日本と同じPoolに入るという話をしたら当然のように知っていて、「この間日本に行って負けたけど、あの時は他の国のリーグでやってる選手は連れて行かなかったからね」と本番は勝つぞと言わんばかりに宣戦布告されてしまった。その他、RokocokoやSivivatu, Lote Tuqiriが他国代表に取られていることには憤慨しているようで、「本当はMaoriは弱いんだよ!」「出身地で代表を組むようにすればFijiだってTongaだって十分強いのに!」と偉くテンションアップであった。そう言われるとオライリーとか入れてる日本の立場が…

■経済
ラグビー以外にも色々話したのだけど、どうやらフィジーの仕事は週給で払われるらしい。ローンも月額ではなく週額で設定されるようだ。週給5000円ぐらいとか話していたけど、それがいい仕事なのか、Standardなのかは語学力の問題ではっきりせず。余り突っ込んでもいけなそうだし。でも新聞に入ってたチラシを見ると、$169(約1万円)の自転車が頭金$25(1600円)の、週$3(200円)払いみたいなことが書いてあったので、それぐらいが標準なのかも。
月給2万円で、日本で100万の車が400万で売られているとすると、車なんか買えないじゃん、と言ったら「そうだよ。だから免許は会社の車を運転するためにとるんだ。僕は明日親戚の結婚式だからレンタカーを借りたけど」といった感じの返事。
植民地経済脱却ってのは大変だなぁ、特に生産国モードにされてしまった国は、とつくづく思ってしまったのことよ。ほら、信長で言うと、毛利辺りで始めて中盤に差し掛かったあたりの周防長門辺り。三国志だと益州辺りを突然独立国にして自前で経済回せ、っていうようなものだもの。

そんな経済状況なんだけど、人々、ことフィジー系の人々は明るい。でっかい体で大またでゆっくりと歩く。目が会うと、時に手を振りながら笑顔で"BULA!"、散歩していて車とすれ違っても運転手がこっちを向いて"BULA!"
どっちかというとインド系は恥ずかしげに言うけど、フィジー人は遠くからでも手を振りながら甲高い声で「ぶぅら〜」と挨拶してくる。
仕事は効率いいとは言えないし、間違いも多いけど、誰も咎めないんだろう。
BULA以外に使うのは Vinaka (ありがとう)。「ヴぃなか」は「どういたしまして」も兼ねてるっぽい。店員に持ってきてもらって"vinaka"というと、向こうも"vinaka"という。

つーことで、トイレ休憩という名の土産屋で水を3リットルほど買って出て宿まで送ってもらった。(つづく)

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