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2007年2月 9日 (金)

Vista

先日聞いた面白い言葉。

「Vista見て確信したんだけどさぁ、俺今度PC買うときはMacにするよ」

20や30前後の尖ったにーちゃんではなくて、50手前のコンサルをやってる知人である。

Vistaの機能紹介を見ていると、何だかもうネタがありません、というMSFTのメッセージのようにも思える。シングルタスクの3.1とかの時代とは違って、ユーザが求めてるのは安定性とかパフォーマンスだと思うのよね。最早機能とか派手なUIの進歩はさほど求められていない気がする。痒い所に手が届くような使い勝手の向上は求められても、3DでWindowがビラビラとか、連続的にアイコンの大きさが変えられます、なんての欲すい?

High Specなハードを要求するお飾り的なUIを増やしたVistaって、まさに無用の長物。んでもってそれがユーザにばれてるっぽい。もちろん内部的にも変更されているけれども、それも求められている、もしくはユーザに「これ便利!」とハッとさせるものでは無いようだ。

MSFTは定期的に新しいOSを出して稼いで来たし、PCメーカ、チップメーカもそれに合わせてよりハイスペックなマシン、ボード、チップが売れるので、ガンガンPRして「よく分からない人達」を巻き込んで市場を席捲して来たんだけど、インターネットの発達により消費者はそうそう騙されなくなって来ている気がする。それが上述の50手前の人のコメントにも現れてるんではないだろうか。

周りに詳しい人間がいなければ、「時代遅れになりそうだからとりあえず買わなきゃ」という時代から「何かよく分からないからとりあえずネットで評判が確定するまで様子見るか」という様子見の空気へ。別に若い世代に限ったことではない。店頭で店員の言いなりになるわけではなく、価格.com や @cosme に行ってから店に行く時代。下手すれば店になんか行かずに検索してECサイト行って完了。MSFTの今までの手法だとターゲットが掴めない可能性があるように思う。

Windows3.1の頃のMacといえば、デザイナ・音楽好き・Geekのオモチャであり、窓派と林檎派がはっきりと2分されていて、異様に不安定な林檎を窓派が揶揄し、林檎派はますます頑なに孤立していく・・・といったような構図だったと思う。オイラはSunOS派であったが、そんなの亜流なんで、どちらかといえば窓派だったような。いやだって、シングルタスクのWindow Systemとか、暇があったらSaveすることが推奨される腐れOSなんかより、格段によかったんだもん。UnixのX Window System.
あの頃に比べるとMSFTは異様に嫌われているような。ブラウザ戦争やら何やら強引に見えるやり方の蓄積か。一方で、ここ1〜2年のAppleのブランドの上昇はネット/リアルの両方で著しいものがある。

かく言うオイラは世の中がWindows2000とか言っていても PenII でNT4.0を使い続けていた人間なので、おそらく当分XPは止めないだろう。リソースを喰うことを除けば我慢できるけど、これ以上リソースの無駄遣いは勘弁して欲しい。
どうしても変更の必要が出てきたら、MacOSXを選ぶかも知れず。半年ぐらい仕事で使ってたんだけど、UIになれない(ショートカットとか、メニューがウインドウにくっついてないとか)以外はさほど問題はない。むしろ、Unix使いにとってはBSD系というのは安心だし何かあったときに使いやすいのである。

ひたすら何にでも自社のOSをねじ込もうとし、実際ねじ込んできた会社と、PC・音楽プレーヤ・TV・コンテンツショップと(広義の)ハードまで自社で提供して一つの生態系を構築しようとする会社。時代が変化しようとしているのかどうか、Vistaは指標として案外面白い場所にあるのかも。

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