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2007年5月14日 (月)

Classic All Blacks @ Tokyo

土曜の朝、起きると快晴。昨日と違って風もないようだ。小学校低学年の遠足の朝のようにテンションが上がる。
前の晩のサラダの残りを食べながら、録画したまま見ていなかった Cheetahs-Lions を見る。ま、消化試合にふさわしく、また両チームの順位を象徴するようにPhaseを重ねてのErrorを繰り返す感じでどちらも攻めきれない試合だった。

11時半に家を出て地下鉄で外苑前へ。試合は14時からだが、前座試合が12時半から始まる。前座はセブンス(7人制ラグビー)ということで、生でセブンスを見たことが無いのでついでに見るかと。
12時に外苑前に着くと、もう秩父宮までぎっしり人の波。どうやら自由席のチケットの人達が少しでも良い席を、ということで2時間前から来ている様だ。いつものトップリーグや日本代表の試合と違って異人さんが多い。これもJKの呼び集めた面子の素晴らしさを物語るものか。

とりあえずバックスタンド側の10列目に座る。オイラは指定席なので周りはまだ空いている。日向なのでカッと太陽が照りつけ、暑いが時折吹く風は乾いていて涼しい。カリフォルニア風味の気候。
12時半にセブンスの試合が開始。初のセブンス観戦の感想はというと「いやーしんどそうだな」といったところか。昔TVでFijiの試合を見た気がするんだけど、当然ながら15人制と同じグラウンドを7人で走るわけで。一応7人制日本代表が在日外国人選抜に勝ったんだけど、選抜の方はシーズンが終わっていたこともあってフィットネスが落ちていたようだ。ネーサン=ウィリアムズとか走りきってしんどそうだったもん。トップリーグの時にあんな辛そうなの見たこと無い。ちなみにネーサンはヤマハとの契約が切れて、来季は2部のホンダヒートだそうな。

で、1時間ほど時間を潰している間に周りにどんどん人が入ってきた。いつものトップリーグの時より若い人が多いかなぁ。悪く言うとちょっとミーハーな感じ?でもああやってラグビーを知らない友達とかを連れてくるというのも日本のラグビーの底上げには重要よね。
とりあえず、秩父宮がギッシリなのは初めてだったんだけど、近くに自称(?)日本代表サポータ軍団がいて、正直ちょっと鬱陶しかった。「みんなで一緒に応援しようぜ!」みたいな、ああいうの苦手なのよね。想いは良く分かるしオイラも同じだよ。でも、もうちょっと自由に観戦させてくれよな。

試合前の練習をぼーっと眺める。ゴールポストの下で先発SHのSaints の Robinson が機械のように繰り返し球出しのスローをしている。その手前で遊びのように一人だけ本ちゃんの10番のジャージの Mehrtens がキックの練習をしている。どうやら距離と方向を合わせる練習のようだけど、さすが美しいスピンのボールが何度もぴたりと飛んでいく。
一度ロッカーに引き揚げてから、Away の CAB 登場。いつも Jade Stadium で Crusaders が出てくるときのファンファーレのような音楽が流れる。反射的に脳裏に剣を振り回す騎馬隊が浮かんだんだけど、あれって All Blacks の音楽なのかしら?
金曜に亡くなった元日本代表監督の岡仁詩氏に黙祷を捧げてから両国の国家。そして生Haka。セブンスのlegend 42歳(とはいえ、39歳まで代表だった)の Eric Rushが率い、静まり返る秩父宮に響き渡るCAB24人の野太い Ka Mate。JSports 谷口さん的に言うと"ビンビン"感じた。くそ暑いのに腕に鳥肌が立つ感じである。そしていよいよスタート。

神戸では善戦したので東京ではどうかと思っていたら、前半はCABが攻め込んでラックで反則をしたり、CABのラインアウトを面白いようにJapanが取ったりで、攻められながらも Japanが凌ぐ展開。それでも敵陣でもらった反則からPK2本を安藤が決めて前半は 6-10 で耐える。安藤はタッチキックも中々良かった。

後半、CABのラインアウトが見違えるように良くなる。その影響なのかどうか、BK展開やラックの動きなども前半とは別チームのような感じ。日本は受けに回ってからSOやCTBでのキック多発。それも相手に簡単に渡すようなものが多く、却ってピンチを招くシーンが何度も。CAB の SHが Marshall に代わったこともあってかもうやりたい放題。どんどん押し込むモール、サイドアタック。面白いように繋がるオフロードパス。終わってみれば 6-36 とノートライに抑えられ、後半に至っては完封。

CAB は何と言っても King Carlos に尽きる。足を高く上げてディフェンダーを止めてからのステップ、極自然な動きのパスダミー、ノールックで逆手で内に返すパスなど。圧巻は change of pace でスワーブ気味にライン際を抜けて右足アウトサイドでのキックパス。これには熱狂的日本代表サポータ連中も歓声を上げていた。Mehrtens が下がってからは本職のSOに入っていきなりサイドを突破してみたり。TVに映ってない所でもブラインドからスクラムの真後ろに走りこむ動きをしてみたりで、もうお腹一杯。

日本のディフェンスは低いタックルもいくつかあったし良かったのだけど、失点に関しては相手が悪かったというところか。つーかアタックに関しては CAB は QLD Reds より強いかもよ(ぉ
アタックは神戸の時に比べて積極性を欠いた。すぐに蹴ってしまうSO 安藤は評価を落としたんじゃないかな(っと思ってたらPNC代表から落ちたのは広瀬らしいけど…)。WTB 小野澤も「何で回さないんだよ!」って感じですげー怒ってたし。Tuqiri だったら突き飛ばしに行きそうな勢い。
後、日本が攻めてるときのラックからの球出しが如実に遅い。9日の後のSO小野のインタビューでも「CABはラックからの球出しを遅らせるのが上手い」とのコメントがあったのだけど、世界トップクラスのラグビーでは常人には預かり存ぜぬことがラックの中で行われているようだ。
そんな中でも渡り合ってたのはNo.8 箕内とWTB 小野澤かなぁ。

しかしまぁ夢のような試合だった。最後ロスタイムにSpencerにボールが出たところでキックでゲームを切って終了だったんだけど、観客全員から「えーー、蹴っちゃうのー」というため息。「もっと見ていたい」と思わせるスポーツの試合は初めてだった。

それはそうと、日本協会では「アカクソマレ」といって、スタンドを赤く染めて日本代表を応援しよう、というキャンペーン(?)をやっているのだけど、残念ながら赤い服は無いのでこれ(⇒)を着ていった。案外派手ではないので、サッカー日本代表の応援とかに着て行ってもばれそうにないのが利点か(謎

ちなみにオイラは173cm68kgという日本人として見劣りのする体型ではないのだけど、NZサイズでSがぴったりである。New Zealander 恐るべし。

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コメント

そっちで JSports は見れるようにしたのかしら?

Japan 期待というか、少なくともエリサルドの時よりは応援しようという気にさせますな。JK の人徳というか、真面目さでしょうか?
やるべきことをやってるだけとも言えるけど、前は酷かったからなぁ…

投稿: しげお | 2007年5月15日 (火) 10:31

いいな〜、生ハカ見たかったな〜。。でも、JAPANも少し来たいが持てそうで何よりです。JKの手腕に期待ですね〜。

投稿: hidekoji | 2007年5月14日 (月) 10:10

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