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2007年6月12日 (火)

近江から京へ

石山寺の花の事を書きながら写真を上げてなかったので上げておこう。

1日目は朝が早かった&歩きまくったので疲れて22時ぐらいに寝てしまった。2日目は早朝に起きて食事を取り9時半に宿を出る。石山から京阪大津線で浜大津を越えて三井寺へ。
オイラは知らなかったのだけど京阪は一部路面電車なのね。で、三井寺に着くと改札は無く、駅員が切符を受け取る皿のようなものを持って立っているだけだった。帰りに気がついたのだけど、この駅は駅員が1人、そして上りと下りのホームに連絡通路が無い(改札が別)ので、踏切が鳴ると駅員はダッシュで向かいのホームに行って下りてくる客を待ち構えるという寸法である。だったらいっそのこと無人駅にすればいいのに。

三井寺の駅を下りて琵琶湖疎水に沿って北西へ。10分弱歩くとこんもりとした森というか山の入り口に立派な山門が見える。長等山園城寺、通称「三井寺」である。天台寺門宗といい、元は天台宗の派閥だったものが独立した宗派の総本山。戦国時代には関係ないのだけど、平安時代から鎌倉時代にかけての貴族や武家の帰依が篤く、武蔵坊弁慶に関わるエピソードもあったりして平家物語マニアには堪らない。

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ここも石山寺と同じく山の斜面に伽藍が展開され、アップダウンが激しく、非常に広い敷地を持つ。個人的には石山寺よりも古く、荘厳な雰囲気のするといった感想。石山寺同様、至るところに楓と桜の木があり、これも春や秋にはさぞかし美しかろうと思わせる。また、秀吉の北政所(いわゆる「ねね」)が建てさせたという金堂は残念ながらメンテナンス中で外観を見られなかったのだけど、展示されている仏像などは平安時代のものも何体かあり、よく保存できているなぁ、と素直に感心。

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その金堂の近くに弁慶の引き摺り鐘というものがある。昔から比叡山延暦寺と三井寺は幾度も戦いを行っていたのだけど、ある時三井寺が負け、叡山の坊、弁慶が三井寺の梵鐘を叡山の山上まで引き摺っていったという、「花和尚魯智深かよ!」というような逸話が残っている。その後、叡山で鳴らしてみたら上手く鳴らなかったので切れた弁慶が谷底に投げ落としてヒビが入ってしまったとか。さらに元を辿ると、この鐘は俵藤太がムカデ退治をしたときに琵琶湖の主からお礼に貰ったものだとかいうので、もうここまで来ると何が本当で何が嘘なのか分からない。っていうか全部嘘だね。ただ、物自体は奈良時代のものらしく、引き摺ったような後やひび割れは実際にあるのだな。

そんなこんなで最後に一際高台にある観音堂へ。ここは妙に俗っぽかったのだけど眺めは良い。あんまり琵琶湖を見た記憶ってないんだよなぁ。昔、黒姫に行くときに特急雷鳥に乗ってて見たっけなぁ。「琵琶湖周遊の歌」を思い出そうとするも、何故か「知床旅情」のフレーズしか浮かばない。そんなことを思いながら眺めてたら、突然爆音が。暴走族かと思ったら競艇がスタートしたらしい。競艇の音って初めて生で聞いたけど凄い音量。なんだかブチ壊しである。(下の写真、湖面の手前に囲いのようなものが見えるのが競艇場)

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ここで下山。元来た道を戻り、浜大津まで戻ってから京都方面に乗り換え。元々、京都に行こうかなぁと何となく思っていたのを滋賀に変えたので、帰りの新幹線は京都からのチケットなのだ。京都市役所前で下りてフラフラと散策し、昼食を取ろうと串焼き屋に入ったら驟雨。どうも昼飯で店に入ると雨が降るのがパターンのようだ。この串焼き屋はかなり美味かった。お勧めである。

で、店を出ても雨が止まないのでまたも駆け込むように烏丸御池へ。地下鉄で二条まで行き、地上に出ると照りつけるような太陽。どないなってんねん?今度はJRで花園へ向かう。

先日、友人に「妙心寺って知ってるか?」と聞かれたのだけど知らなかった。そんなの歴史にも出てこないし。っていうか、オイラのことを寺マニアとでも思っているのか?
で、聞くと友人の母方の宗派の大本山が京都の妙心寺というところだと。「宗派って何宗?」と聞くと「知らない」と。知っとけよ、と思いつつしゃーないから調べてみると臨済宗ということで禅宗ですな。臨済宗にも派閥がいくつもあって、その中の最大派閥が臨済宗妙心寺派なのだそうです。で、大本山と聞いたからには行かねばなるまい、ということで花園駅へ。

駅前の通りを道なりに上がっていくとそこが妙心寺の入り口。「時間が余ったら北へ抜けて龍安寺か仁和寺でも見ていくか」と思っていたら、めちゃデカイでやんの。塔頭は全部で46、龍安寺も one of them だそうで、ビックリでやんす。Google Mapを見ると分かる。
ついたのが14時35分ぐらいだったか。入り口の案内所のオッチャンがやたらと喋りかけてくるのだけど、「40分から見学の案内があるから急いで行け」と言う。普段、ガイド付きでずらずら並んで見るのは好きじゃないのだけど、やたらしつこく勧めるので仕方なく案内受付へ。500円だか払って待ってると、オモロいオバチャンネーチャンが先頭に立って歩き出した。後で分かったのだけど、これは単なる案内じゃなくて、この案内付きじゃないと見られないところに連れて行ってくれるものらしい。
んで、最初に連れて行かれる法堂には吊り天井に描かれた狩野探幽筆の雲龍図があるのだけど、これは必見。高さ13mの高さに直径12.5mの円、その中一杯に描かれた龍の図である。見る角度によって騙し絵のように変わる不思議な絵、それでいて、龍の視点はどこに立っても見る者を見据えるという、非常に良く計算された絵なのであります。
堂は立派な丸太の柱が二重に囲って支えているのだけど、この丸太を運んできた通りが丸太町通りと呼ばれているそうな。

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その他は公開されているのは3箇所ぐらいで余り見学できるところはないのだけど、伽藍をゆっくりぐるっと周ったら1時間半ぐらいかかったかな。とてもじゃないけど、仁和寺まで足を伸ばす余裕なし。石田三成一族の菩提所や、真田信之の孫娘が設けた菩提所、明智光秀を弔って作られた明智風呂など戦国マニア好みな塔頭も多いのだけど、公開されているものが少ないのが残念であった。

帰りは花園から京都へ、そして新幹線で帰る。1715発のぞみ140号を取っていたのだけど、ホームに上がったら目の前に1709発ののぞみ34号が到着。JR西日本500系である。あー調べてから取ればよかったー、と後悔。こんなに悔しいことは久しぶりである。
悔しがっても仕方が無いので普通に700系で帰ることに。西日本で思い出したけど、やたら仲間さんの広告が目に付く。目に付くポスターは予約サイトの広告なんだけど何とも良い。YouTube は ICOCA のもの。

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ちなみにJR西日本の改札でSuicaが使えるのかどうか自信が無くて使わなかった。ICOCAが関東で使えることは知ってたんだけど。帰りに花園で乗るときに使えると書かれていたけど、帰りはそのまま新幹線の京都発の乗車券に接続なので使えず。

長等山園城寺(三井寺)  (Google Map)
炭火串焼き 串くら(昼食) (Google Map)
妙心寺 (Google Map)

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