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2007年9月19日 (水)

農業2.0

こないだパーチーに行った時に、祖父がリタイアしてから農業をやってるという人が、でっかいオクラを持ってきまして。既存流通に乗せると消費者に届くころには固くなってしまうので、このサイズのは出荷できないんだとか何とか。その人曰く、日本の農業はもっと効率化できるそうです。

ここのところ「中国」と「バイオ燃料」で世界的に食料品が高騰傾向にあるのはよく報じられている通り。それも沈静化する動きはなし。後者はトウモロコシが食用から燃料用にされたり、オレンジ作るよりサトウキビ作ったほうが儲かるじゃん、見たいな奴。前者は中国やインドの経済発展に伴うもの。

小さい頃に親父に「食うために働くな、働くために食え」と言われたものだが、基本的な生物の動きとしては「生きるために食う、食うために働く(餌を獲る)」のが正解かと。基礎代謝量だけ食ってればいいのである。終戦直後の日本や10年ほど前の所謂発展途上国はそういう状況だったはず。
「美味しいから」という理由で食欲に任せて喰らうブーデーが存在したり、「生きがい」とか「仕事のやりがい」を求める社会というのは非常に贅沢な社会ということが出来よう。その結果として「働くために食う」という本来は本末転倒な価値観が生まれたのではないかと。

中国の経済発展でマグロやチーズやワインが高騰すると言われているが、そんな贅沢品はどうでもよくて、芋や雑穀が主食だった社会から米や小麦に主食がシフトした結果、「おかず」が欲しくなってるそうです。で、お肉が高騰、お肉を育てるための大豆が高騰という食物連鎖逆回転でインフレ中なのですよ。もちろん主食の小麦などもね。

実は歴史的にフランスなどの経済力が上がり、人口がぐっと増加した16世紀ごろ、農作物の価格上昇率が手工業品の価格上昇率を上回る、という時期があったのだそうです。これにより、ポーランドは穀物を、ハンガリーは肉牛を輸出していいレートで手工業品を手に入れる、というちょっとした逆転現象が起き、1世紀ほど続いたんだそうな。封建領主ウハウハ。これまでは自分が食う分を納めさせてたのに、それ余らせて他所に持っていったら儲かっちゃうんだもんね。もちろん産業革命前だし、地球が小さかった頃の話なので、競争が局所的だったという面はあるだろうけど、今の世界もそうなっていくのではないんだろうか?

結局人間は食わなきゃ生きていられない訳で、Web2.0 だとか何とか言う前に農業やった方がいいんじゃね?日本の食料自給率(大豆 5%, 小麦 13%, 飼料 25%)を見てると兵糧攻めに合うのも時間の問題のような気がする。土地があったらマンション建てるより小麦作ったほうが儲かる、そんな時代はこないのかな?マグロの養殖みたいなの。今はコスト高だけど長い目で見たら安定した価格で供給できますみたいな。後は REIT みたいに既存の農業効率化して農家の価値を上昇させる投資信託とか。

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