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2007年9月26日 (水)

An der schönen, blauen Donau

Budapest からEurocityで Wien の Westbahnhof に到着。そのまま切符売り場にいって、「ばっはうこんびちけっと」を買う。世界遺産のバッハウ渓谷の往復と遊覧船がセットになっているという何ともミーハーなチケット。

翌朝、遊覧船乗り場の Melk を目指す。途中の St. Poulen という駅まで急行で行き、そこでホームの向かいに待っている各停に乗り換え。各停は急行の半分以下の長さしかないので、急行の前の方に乗っていないとホームをかなり歩くことになる。で、前もって急行の前の方に乗っておくのが正解なのだけど、前から2両目ぐらいまで行ったら学生どもがギター弾きながら騒いでたので真ん中ぐらいに乗っていった。
急行の窓からは朝靄のかかる田園風景が見えて中々の風情である。ハンガリーと違って色彩がVivid。なんというか、ハンガリーがカリフォルニアで、オーストリーはワシントンという感じ。そうそう、オーストリーの国鉄というかブダペストもそうだったけど、改札が無くて車内で検札がある。

St. Poulen に遅れて着いたが、Amstetten 行き各駅停車が待っていてくれたので乗り込む。乗ると、中年の日本人夫婦が居て旦那が奥さんに詰められていた。どうも、Melk は急行が止まらないと言うことで、ずっと各駅停車で来たか何からしい。南無。そのうち前方右側に黄色いでっかい修道院が見えてきたら Melk 到着。コンビチケットにはMelk か終点の Krems の施設を見学するチケットもついているので、Melk の修道院へ行く。案内は無いけど人についていくとたどり着ける(いい加減)。なるほど素晴らしい建物なのだけど、日曜の朝ということでミサ(?)が行われていた。少し覗いたのだけど、信者達が言葉を繰り返す度に地響きのような音響がしてすごい迫力と荘厳さ。あれが宗教世界へ引き込むのかしら。そのうち賛美歌が始まったので出てきたのだけど、どう聞いても熊さんが言ってたように Watermelon の繰り返しには聞こえなかった(賛美歌なんて Watermelon と繰り返せば良いとは異国の高校で賛美歌の単位を取った彼の談)。ドイツ語バージョンだからか。

本当は蔵書などを見ることが出来るツアーがあるそうなのだけど、時間が無い+すんごい並んでたので却下。見学は30分ほどで切り上げて船着場を目指す。船着場も適当に歩いていくとたどり着ける。この辺り不安なので一応ネットで地図を探しまくって印刷していったけど。船着場にチケット売り場があるけど、コンビチケットがあればそのまま乗船可能。船に乗るところでちゃんとしたチケットと交換してくれる。乗船して一番上の屋外(?)のところにいたんだけど、中国人多発。特にマナーが悪いということはなかったんだけど、落ち着かない。立ったり座ったり、別の団体のところにいって話したり。子供じゃあるまいし、といった感じ。なんだろな、老若男女とも日本のオバちゃんってところか。

渓谷はなるほど美しいのだけど、寒い。もともと気温が低い+水上+進んでるから風がある、で手がかじかんでくる始末。30分ほど行ったところで室内に逃げ込んだのだけど、よく出来たことにここがレストラン。仕方が無いのでこの渓谷沿いのものだというシャルドネを1/8l 頼む。なんかこっちのグラスワインは 1/4 か 1/8 というリットル表記なのよね。シャルドネの発音は「しゃるどねい」という"しゃ"と"ねい"にアクセントを置く感じだった。

程なく Spitz と書いて「しゅぴっつ」に到着。犬とかバンドと関係あるのかどうかは分からない。この辺りになると両岸がブドウ畑だらけ。降りる中に大量の自転車。Melk でも荷物を振り分けにして自転車旅行中と思しき年配の夫婦がいたり、船からドナウ川沿いを縦一列で走る自転車が見えたり、自転車が盛んなようだ。Wien市内も道路と歩道の間に歩道と同じ幅の自転車専用道路がある。

Spitz を出て程なくして Durrenstein に到着。ここで降りることに。非常に cozy な街で、ここもワインの産地ということでブドウ畑が広がり、自家製ワインを出す店がいくつもある。一つに入って Black Pudding なるものを食す。パンの上に何が入っているのか良く分からんが黒い輪切りのペーストがいくつも乗っているのとホースラディッシュの千切り。これが美味い。オニオンの風味となんつーか肉系の味。が、時間がないので少し急ぎ気味に食べて駅へ。そうそう、リチャード獅子心王が十字軍の帰りに捕まって幽閉されたのはこの山頂の城だそうな。一国の王が身代金目当てに誘拐されるというステキなお話。

この駅がすごい適当なのであって、フラフラと目指して歩いていたら線路にぶつかったのでそのまま線路沿いに歩いていったら駅舎があった、という感じ。駅舎はあってもホームはない。大体ヨーロッパの鉄道の駅ってめちゃくちゃ低い(日本の歩道ぐらい)のだけど、無いのは初めて。やがてやってきた1両編成の Krems 行きに乗る。Kremsで急行に乗り換えるのである。しばらくしてワラワラ前の方の地元民ぽい人が降りる準備をしているので、一緒に降りようとしたら乗り換え駅とは思えぬ小さい駅。駅名を見ると Krems-Kampas とある。思わず降りるのを躊躇して「あれ?」と日本語を発したら、前の方で先に降りてた日本人のおっちゃんが「ここですかね?」と聞いてきたところで無情にも二人の間のドアが閉まった。よくあるよね、こんな映画のシーン(ぉぃ
実際は次の駅が Krems/Donau という大きな駅で正解。さっきのおっちゃんは次の1時間後の各停を待つのだろう。成仏を祈りつつ向かいのホームの Wien 行きに乗り込むのであった。

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