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2007年9月18日 (火)

RWC観戦記 9/14-17

[SA 36-0 ENG]
Pool A 最大の山場。そしてこの日もムニムニブランコ観戦。
結局10番をつけたのは Farrell ではなく、"Lomu に吹っ飛ばされた男" Mike Catt が8年ぶりの10番。状況によって12番をつけた Farrell とポジションチェンジをしていた。開始5分に Springboks がモールのブラインドサイドを JP Pietersen が突破、そこから湧き出すフォローで FL J.Smith がトライ。
9分、PGをもらったところで Steyn が決める。5分のトライのコンバージョンは Monty が蹴ったんだけど、左右とか距離で蹴り分けてるのか。なんとも贅沢な話である。SO B.James もいるしね。全員 Sharks だけど。
England は FW で突破を狙うも Springboks のBK に止められる。攻めてるはずなのに狩られてる感じ。唯一 FB に入った Robinson が気を吐くのだけど、56分に突破しようとダッシュしている途中で腿裏を押さえて倒れこんでしまう。このまま交代。この大会が現役最後と決めているのだけど、こんな形で終わってしまうのだろうか?そんな事を思わせる倒れ方だった。Wilko もいない England は来週の Samoa 戦を控えてどうなるのか。
Boks は Monty, James のタッチキック、SH du Preez のハイパント、FWの Pick & Go と様々なオプションを高レベルで使い分けていく。何気に Steyn のボールへの絡みがしつこい。この若造は緊張とかしないみたいだなぁ。
結局、PGを狙わずtryに拘った事もあって England は完封された。今大会初の完封試合。これは Samoa の決勝進出も見えてきた。

[NZ 108-13 POR]
言わずと知れた All Blacks と今大会が初出場の Portugal. 国歌斉唱の時から Portugal は気合入りまくり。日本もそうだが、このレベルのチームがランキング1位のトップチームに相手にしてもらえるのは World Cup ぐらいだもの。NZ は半分ぐらいメンバーを変えてきたがほとんど戦力ダウンを感じさせないのはさすが。そりゃそうだ、本国で ANZ Cup を戦ってる連中だって他の国ならトップチーム入り確実だもんね。
ちなみに95年大会では日本は梶原の2トライで 17-145 で歴史的大敗をしている。
3分に Rokocoko がトライ。ボールを貰った瞬間の対面がProp だったのは Portugal の不幸。ここから基本的に NZ のやりたい放題。
21分に攻め込んだ Portgal がDGを決めて3点ゲット。これはすごい。前半は52-3 で終了。
後半に入って47分にキック処理の Rokocoko のミス(というのは厳しいか)から、モールを押し込んで Portugal が念願のトライ。局面ごとではNZが差し込まれるところもあったりして、本気モードじゃないのかもしれないけど、こういうところ NZ は大丈夫なのかなぁ。後半はNZが3桁に乗せたところでノーサイド。
この試合、練習で肩を痛めたという McCaw に代わってキャプテンの Collins がどこにでも顔を出してくる。やっぱスゲーな、この人たち。

[AUS 32-20 WAL]
序盤はお互い様子見のような感じだが、徐々に Wallabies が要所を押さえるようになる。
それにしても Argentina との warm-up match の時もそうだったんだけど、このカーディフのミレニアムスタジアムの芝は異常に滑るようだ。開閉式の屋根を持つと言うことで、外で育てた芝生をパレットで持ち込んで敷き詰めてるそうだが、日本代表もトゥルトゥルしてしまうんだろうか。
試合は73分に Wallabies が2人目の Sin Bin をくらって13人に。しかし点差は19点。ここから1トライ取られて終わり。14人で日本から3トライを奪ったチームだしね。ちょうどいいハンデってとこかしら。
Wales は相変わらず強いのか弱いのかよくわかりませぬ。Wallabies は Super14 からピリッとしない Tuqiri が相変わらずダメです。このまま終わってしまうのかしら?

[IRL 10-14 GEO]
10分頃まで体格のごつい Georgia が押し込むも16分頃にラインアウトから Ireland がトライ。ところがこのまま前半は 7-3 で終わる。後半開始早々にインターセプトから Georgia がトライして 7-10 と逆転。あれれ、Argentina が苦戦したのは本物だったのか。その後トライを返して 14-10 となったまま膠着。Ireland は自慢のCTB陣が抜けきらない。Georgia も攻め込んでおいての DG 失敗や knock on で惜しい。何だか頑張る Georgia を応援したいような、でも 6 Nations では Ireland Fan だし…
70分過ぎから Georgia のハイパントが深すぎてマークされるのが増えてここまでかと思いきや77分モールをゴールまで押し込んで、どうだ?というところ。これは O'Connell, Leamy が身を挺してトライを防いだ。結局はこのままノーサイド。しかし、今のところの今大会 Best Match ではなかったか。

[FIJ 29-16 CAN]
何故かWales のミレニアムスタジアムでのゲーム。空席が目立つってかガラガラ
ま、観客数通りの試合でしたよ。日本戦の後 hidekoji が指摘していたように、Fiji は外のチャネルは素早くふさぐんだけど、何気にラックサイドを Canada の選手が抜けるシーンがあった。60分のトライもそう。日本代表もチャネル1でもう少し勝負していたら…というのは終わってから言うのは無しだな。
試合は Canada は6点差で迎えた終了間際ゴール前まで押し込んで後何回かFWで押し切れば逆転、というところでボールをこぼして Fiji FB が100m弱を走りきってダメ押しトライ。これで Fiji の予選リーグ3位以内が固くなった。3位以内は次回大会の優先出場権が得られる。

[FRA 87-10 NAM]
本来なら余裕で勝利の France だが初戦を落としたこともあって最初からすんごい気合。初戦敗退の懲罰的な意味合いもあってFW中心に面子をとっかえてきた。
6分に綺麗な展開から WTB Heymans がトライ。やはり個々の突破力、組織力とも France が1枚も2枚も上手か。19分 LO に入っている Chabal が突進して一発でKOしたかと思ったら、逆にラリアットを食らってぶっ倒れてた。これでNamibia の No.8 が sent off(退場)を食らって14人に。当の Chabal はダメかと思ったら案外平気で立ち上がってきた。さすが実写版フランケン。この辺りから試合は一方的になった。終わってみれば13トライで圧勝。相手なりに試合をすることが多い France にしては容赦なくやったな、という感じ。Namibia は終了間際にインターセプトからトライを1本返して何とか、というところ。
しかし France はなんでもないところの Knock-on が目立つなぁ。

[TON 19-15 SAM]
ゲーム前にまず Tonga がシピタウ、続いて Samoa がシバタウという War Cry を披露。一応順番を守ってやるようだ。ペナルティしてしまうのが"らしい"というか、PGを取っていくのが"らしくない"というか、そんな感じで淡々と進む南太平洋対決。前半を終わってPGのみで12-6で Samoa リード。
後半に入るとボールの支配が圧倒的に Tonga 側に。60分手前でモールを押し込んで逆転トライ。結局 Samoa は流れを引き戻せず、Tonga が Sent off, Sin-bin で13人になっても攻め切れなかった。久々のライバル国に対する勝利に優勝したように喜ぶ Tonga 選手が印象的。神戸製鋼の SO Hola のキック、長く速く正確なパスが効いた。神戸では控えの WTB, CTB として後半出てくることが多いのだけど、スタミナも十分だしゲームの組み立ても出来るし何だか勿体無いなぁ。でも、今年も Cribb, Blackie, Willis などのFW陣がいるから、やっぱインパクトプレイヤー扱いなんだろうか。
Pool A はこの結果で予選突破争いに Tonga が加わり混戦に。England と Samoa が1勝、まだEnglandとやっていないTongaが2勝。

  • Wallabies SO Larkham が練習中に膝を痛めて Wales 戦を欠場。月曜に検査手術を受けたということで結構大きな怪我のようだが、Connolly HC は Canada 戦には出れるだろうと楽観的。日本戦途中出場の若い Barnes が先発した。
  • 南アに完封された England は CTB Noon が膝の負傷で大会期間中の復帰が絶望。追加招集はToby Flood
  • 試合中腿裏を押さえて倒れた Robinson は Samoa 戦は無理だけど、28日の Tonga 戦に出れるように仕上げるとの意気込み。ハムストリングの怪我は16歳のときから繰り返しているものらしいが、33歳の今大会が終われば代表からもプロからも引退を表明しているだけに簡単には終われないという気分のようだ
  • Canterbury の PR Crockett は練習中のタックルで左上腕部骨折(?)。全治3ヶ月で手術を受けることに。

お腹一杯になるまでラグビーを見ているわけですが、特に2nd tier と言われる所謂ラグビー発展途上の国々の好プレーに対して、会場全体が拍手を送るシーンが何度もあって、やっぱラグビーっていいなと。応援も自国やチームの歌を歌ったりね。
どうもでっかい旗広げたり飛び跳ねたり、サポータが場外乱闘するようなサッカーとか、妙に観客に応援を強要する学生ラグビーとかは見に行く気になれないのです。

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