サントリー 52-22 神戸製鋼
8月ぐらいに発表になった関東協会の招待試合。トップリーグの warm up match という位置づけであるが、忘れないうちにチケット取っておこうと思って買っておいた。
完璧に忘れてた。
先週の火曜ぐらいに何かのサイトで「今週末の神戸製鋼-サントリーの試合が…」みたいなのを見て、「あれ?チケット持ってたような…」ということで探してみたらありましたよ。あったはいいけど誰と行くかしら。愚弟は西国へ旅立ったし、元ラガーの同期も今は西海岸の空の下、と思っていたら、以前お手伝いした会社に元ラガーがいたことを思い出して誘ってみる。金曜夜なので難しいかと思ったらOKだったので19時前に外苑前で待ち合わせて秩父宮へ。
今年から照明が整った秩父宮ラグビー場は夜のゲームが出来るようになった。杮落としは RWC 前の Japan の壮行試合だったのだけど、オイラはこの日が初ナイトゲーム。周りにはスーツの人が多くていつものラグビーの試合とは違った雰囲気である。
照明設備と共に変わったのは、時計が止まるようになったこと。海外のゲームでは常識的だが、今まではスタジアムの時計は進みっぱなしで、怪我の治療や Water Break などはレフェリーが自分の時計を止めていた。なので、サッカーの試合のように、ロスタイムが何分あるか観客には分からなかったのだけど、今後はレフェリーが"time off" をかけるとスタジアムの時計も止まる。また、40分のハーフ終了時にはブザーのような音が鳴って、ラストプレーであることが選手にも観客にも分かるようになった。個人的にはサイレンの方がよかったけどなぁ。
親善試合的な意味合いもあってか、双方10人のリザーブを入れての試合。神戸は Josh Blackie が見れるかと思ったのだけどリザーブにも入っていなかった。RWCに出ていたJapanからは今村・平のCTB、WTB小野澤が出てきた。後は Tonga 代表 Hola が神戸のリザーブに入っていた。
試合は開始から終始サントリーが神戸陣内に攻め込み、神戸は森田のキックでハーフラインぐらいまで押し戻すといった展開。10分過ぎに森田がPGを決めて先制するもリードはここまで。すぐに小野澤がRWCの疲れを見せずに素晴らしい Running を見せてトライ。その直後にも神戸の飛ばしパスを狙いすましてインターセプトした小野澤がトライ。その後もトライを重ね、神戸も少し返したものの結局は8トライを奪われて完敗。
サントリーはモール・スクラムが安定して強く、かつバックスの小野澤・ニコラス・平のラインも迫力満点。久々に見るニコラスはSOのように自在にラインを操ったり、自分で真っ直ぐ勝負したりとやりたい放題だった。もちろんキックも正確。ニコラス以外にはFL 元、WTB小野澤、リザーブから入った菅藤心辺りの動きが小気味よかった。
神戸は大畑を欠くラインは正直見劣りがした。先発は高倉、山本、今村、小笠原であったが、今村は見せ場なし。これはサントリーも平もイマイチ切れなかったので疲れかもしれない。一人絶妙のハンドリングと魅惑のステップで孤軍奮闘していたのは33歳のFB 八ツ橋のみ。他にはSH後藤、FL 鈴木が頑張ってたかなぁ。途中で出てきた野澤やHola は活躍できる状況ではなかった。チーム全体としてはハンドリングエラー多発、キックも相手に渡したり、相手に当ててピンチになったりと、まるでどこかの国の代表を見てるようでしたよ。前半と後半でアタック時のラインの深さを変えていたようだけど、ディフェンスに関しては特に修正されたように見えなかった。サントリーとの力の差が歴然ということかしら。
日刊スポーツの記事によれば「約半年間もチームを離れていた小野沢が「置いてかれている」と危機感を抱くほど、チーム力は上がってきた」とのことで、特にスクラムなどはトップリーグでも強い気がする。昨シーズン優勝を争った東芝とは2週間後の26日にトップリーグ開幕戦で激突である。神戸は平尾さんがトップに戻ってきたがかなり厳しそうだ。
そうそう、何故かリザーブにも入っていなかった元木を見たけどやっぱタイソンそっくりだった。後、何故か関東協会だか東京都の主催というあまり大したことのない試合なのに森元首相がやってきてましたよ。
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