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2007年10月31日 (水)

執念

NOVA社長室にサウナと茶室

 ワインやスコッチの瓶が並ぶバーカウンターの横に狭い通路があった。料亭のように砂利を敷き詰めた入り口を抜けると、茶器を並べた8畳の和室。そ の奥は10畳ほどの洋風のキッチンと約50インチの大画面テレビが置かれたダイニング。テーブルには「近未来のつくり方」と題した自身の著書が並べられて いた。
 コンピューターゲームやダブルベッドが置かれた寝室も。黒い衣服がいすにかけられ、テーブルには新聞が置かれるなど、生活の痕跡が残る。夜景の見えるジャグジーとサウナ付きの浴室はその奥にあった。

色々な会社とか経営者を見てきて思うのだけど、ある程度成功するには経営者に執念のようなものが必要なんだな、と思う。シンがケンシロウからユリアを奪ったときのセリフ
「いいか、ケンシロウ。お前ごときではオレに勝つことはできん。オレとお前では致命的な違いがある。 それは欲望・・・執念だ!」
これはある程度真実だと。

もちろんベストは清貧を貫き、自分の理想とする製品やサービスを社会に提供することだけを夢見て、その実現のために邁進することなんだけど、それだけだと残念ながら途中で心が折れる人が多いような気がする。
で、執念の対象は往々にして「金」。今の時代「金」は色んなものと交換できるからね。メディアとかは拝金主義とか言いたがるし、もうそれだけで批判的な感じがするけど、別にそれは構わないと思う。企業を背負ったら、利益を追求するのは使命の一部、特に株主が外部にいる場合は。

でも、いろんな企業のトップと話してて、案外多いのが自分のサイフと会社の金庫が同じだと思ってる人。ちょっと事業が上手く行きだしたら、途端に本業と関係ない飲食店やりたいとか言い出して、会社の金使って作ってみたり、自分の車を社用車にして経費で云々とかいいだしたりする中小企業の経営者が結構いるんだよな。家族でやってます、みたいな会社なら別に構わないんだろうけど、こういう社長に限って「株が・・・」「IPOが…」とかいうのよね。

会社を上手く回したらその対価として報酬を受け取るのは当然。報酬で何しようと勝手。でも
会社の金は会社の金で、会社が傾きそうなときに自分のサイフから注入することはあっても、逆は有り得ないという極めて普通なことが分からないのかなんなのか。で、自分の報酬額上げておいて、会社が傾き始めても自分の報酬額は下げられない。ローンとか家賃とか払えなくなっちゃってるから。

とりあえず、あるだけ金を使ってしまう人、ブランド物とか外車とか見た目にこだわる人、一等地にオフィスを構えたがる人とは一緒に事業やらない方がいいよ。ホリエモンが有名になって以来、やたらと熱にうなされたように「起業してIPO」とかいう連中がいたりするので。
企業は創業者の夢を叶えるためのものだけど、夢を勘違いしちゃいかんのだ。執念はほどほどに。

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