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2007年10月22日 (月)

RWC観戦記 10/20

[FRA - ARG]
3位決定戦というのはどんな競技のどんな大会でもモチベーションが低くなりがちなのだが、この試合は最初から激しい。
双方PGで3点ずつ取って27分に綺麗に展開して Argentina CTB Contepomi がトライ。自分でコンバージョンも決めて 3-10 と Argentina リード。20分頃に France がFWで後一歩まで行ったのだが取れなかったのとは対照的に一発で取ってきた。31分に更にトライを追加して 3-17。これで心なしかスタジアムが静かになってきたようだが、前半終了間際に France が攻め込むも、双方ラフプレーで sin bin を一人ずつ出したところで前半終了。結局 France はノートライで折り返し、それも Captain Ibanez を sin bin で欠いて後半に臨む事になった。
両チーム少し落ち着きを取り戻して始まった後半、52分にすごい繋ぎから Argentina が3本目のトライ。3-22。64分 sin bin で一人少ない Argentina を攻めていた France は孤立から turn over されてカウンターで4本目のトライ。3-27。勝負あったのかな?と持った4分後にFranceがやっとトライを返す。やっぱりFWで勝負するより展開の方が France には良いのだよ。って Argentina は14人なんだけど。
76分に Contepomi が今日2本目のトライを取ったのだが France は戦意喪失気味か前半のような気迫のディフェンスが見られなくなっていた。10-34。これで試合終了。
開幕戦はマグレかとも思ったが、この試合を見ると点差も実力も Argentina が上手なのが明らかだった。それにしても All Blacks はなんで France に負けたんだろうなぁ…

[SA - ENG]
日本時間で日曜午前4時キックオフのゲーム。録画して6時ぐらいに起きて見るつもりだったのだけど、少し風邪っぽかったので早めに寝て気がついたら3時40分だった。そのまま横になっていたのだが、テンション上がって寝れなかったので生中継で見ることに。England 王室、イギリス首相の顔もスタンドに見える England Home のような雰囲気のする Stade de France はキックオフ前から Swing Low, Sweet chariot の大合唱がこだまする。
England ボール、Wilkinson のキックオフ。最初のラインアウト2つは England ボールを Springboks が steal, スクラムはEngland が支配、ラックは Boks が sweep した。この分だと、Monty, Steyn, James のキック力で入れば相手ボールを結構な確率で奪ってチャンスに出来るかもしれない。それに自陣でプレーするとちょっとしたファウルで Wilko のPGやDGが飛んできてしまう。
6分 Tait が滑ったところに Boks が襲い掛かり孤立、not release のファウルで Springboks がPG3点を先制。11分 ライン際ギリギリから Wilko 初のPG が決まる。3-3。さすが。14分、Monty がPGを決め 6-3。ここまでは、お互いハイパント主体で陣地の取り合い。Habana の動物的なディフェンスの動きが目に付く。
16分に Wilko が比較的楽な場所からDGを狙うも失敗。21分自陣から Steyn のPGは僅かに外れる。23分に James が素晴らしい裏へのキックから抜け出すも England が気迫のディフェンス。戻りが早い、絡みが早い。問題はこれが80分もつかどうか。Boks は何度かラインブレイクを試みるも Steyn のところで2回の turn over、老獪なジジイどもにやられてるのかしら?若さなのかな。と思いきや34分そのSteynの2回にわたる素晴らしい突破で一気にチャンスを迎えるがゴール前1m FW で勝負したところで knock on で攻めきれず。ここのところ CTB で出ているが、Steynを最初に見たときは WTB だった気がする。それだけのスピードとキレがある。
37分先の knock on で得たスクラムを押し込まれて Boks ボールの 5m スクラム。これを England がファウルで止めたため、Boks がPGを得て 9-3。これで前半終了。Springboks は1本とって前半を終わりたかったんだけどなぁ。France-England や France-NZ のように少ない点差で行ってマグレのトライとPGで逆転、そのままノーサイド、なんていうのが今大会は多い。

午前4時45分。部屋で一人の落ち着かない34歳のオッサン。なんだこの画?サッカーワールドカップなら夜中起き出して Live で観戦というのも普通なんだろうが、日本じゃ今日が RWC 決勝なんて知ってる人はほとんどいないんだろうなぁ。

後半開始早々、ラックサイドに観客乱入。オイラなら金貰ってもいやだけどな。Easter とか B.Botha のサイド喰らったらどうすんだよ、と。
そんなこと思ってたら42分に Tait が抜けまくってライン際に押し出されながら Cueto がゴール隅に飛び込むが、つま先がラインにわずかにかかったということで no try。Tait は21歳と England では数少ない若者。ここでの PG を Wilko が決めて 9-6。46分、FB Robinson が腕の怪我で交代。これで代表およびプロからの引退、最後はピッチで優勝の瞬間で迎えたかったんだろうけどあっけなかった。49分、Monty が PG を決めて 12-6。
この辺りから Wilko がラインに回し始める。BKのディフェンスには少々難アリといわれる両チームだが、この辺りは Boks も良く対応。60分にほぼハーフラインから Steyn のPGが決まって 15-6。これでトライ+ゴールでも追いつかなくなった England。より積極的なアタックを仕掛けるのか、まだ PGやDGでの逆転を狙うのか。64分 Easter に代わって Dallaglio 登場。
England が攻め込んでは22m内から Boks が返すという展開のまま70分経過。残り10分。Wilko が長めのDGを狙うも届かず。England は飛ばし気味に外で勝負をするも Boks は余り飛び出さずライン際へ追い詰めるようなディフェンス。更に序盤からの激しいディフェンスでスタミナが切れたか FWの足が出ないのでラインにスピードが出ない。ここへ来て攻め手を欠いた England は成す術無し。このまま80分を迎えた。
3位決定戦のように「おわっ、すげー」というプレーは無く、地味に地力の差が点差として滲み出たような試合。鳥肌というよりはモールの押し合いなどで、見ているほうが食いしばって力が入るようなシーンが多かった。

守って僅かなチャンスを活かすことで上がってきた England だったが、さすがに Final は辛かったか。LO Ben Kay と Mathew Tait が頑張ってたぐらいかなぁ。いつものようにラックから見える Wilko の青いスパイクというシーンも無かったのを考えると Wilko のディフェンスが刺さらなかったのか。それとも敢えてコンタクトを避けてたのかな。でも、6 Nations の頃の泣きそうな状態を思えば、Final まで来た事自体が奇跡的だったのだからこれで十分かと。
それにしても Springboks は隙のないチームだった。苦戦はあったものの、大きいが走れる1列~3列のFW, キックとアイディアのあるハーフ陣、強いCTBと決定力のあるWTB、最後の要をきっちり守る FB。ラインディフェンスの弱さを指摘する声もあったが決勝ではピンチは2度ほどで、それほど綻びが無かった。

表彰式、Wilko が本当に悔しそうで、伏目がちなままメダルを首にかけてもらわずに手に持って行ったのが印象的だった。右腕を吊っていた Robinson も項垂れた感じで、本当に残念そうであった。当然ながら当人達は勝ちに来てたんだなぁ、と改めて思った。
南アは皆首にかけてもらってたな。Smit キャプテンが何か恍惚とした表情で teammate を眺めていたのが印象的。そしてメダルをかけてもらってる Eddie Jones がちょっと面白すぎ。この間まで QLD Reds のコーチ、前回大会の Wallabies コーチ、それが Springboks のコーチとして優勝メダルを貰う図。そして離婚騒動の渦中のサルコジ大統領から Smit に Webb Ellis Cup が。

これで終わったなぁ。次は2年後の Lions 遠征か。ベテランが多かったヨーロッパの国々はこの4年でどれだけ若手が育つかというところか。予想以上に強かった Argentina、強豪を苦しめた Tonga, Fiji を初めとする新興国が後4年でどれぐらい成長するのかが楽しみ。そして日本やその他アジアの国々はどれぐらいついて行けるんだろうか。

優勝メンバーからも Smit, B.Botha(PR), V.Matfield などが、他のSANZAR 特に NZ からは"exodus" と表現されるように主力選手が欧州へ大量に移籍する。愚弟と会ったときも「来季の Super14 は面白くなくなるんじゃないか、欧州カップ戦を見たいなぁ」と話していたのだけど、何と今季から2シーズンの Heineken Cup 放映権を JSports が獲得したということで楽しみである。あと1ヶ月半ほどで Heineken Cup は開幕。全試合放送ではないようだが期待したい。

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