« マニアックニュース | トップページ | サントリー 52-22 神戸製鋼 »

2007年10月12日 (金)

Vienna

Budapest に続いて Vienna に入った。日本では Wien とかいてウイーンというが英語では「ヴぃえな」である。

歴史的には Budapest と同じくローマ帝国の北方辺境の軍団駐留所が起源で、その後13世紀から20世紀初頭までハプスブルグ家の都であり続ける。どうも理想はドイツ語でもってヨーロッパを統一し、全ヨーロッパをハプスブルグ家の支配下に置くことであったようだ。実際にスペインやイタリアも持っていた時代があるし。しかし、徐々に力を失い最後にはハンガリーの主権を認めつつ、王はオーストリー王(ハプスブルグ家)と一緒だよ、という二重帝国構造という苦し紛れな状態に。この状態でのアピールとして Budapest に大陸初の地下鉄が出来たりしたのである。

皇帝 Franz Joseph I の皇太子がサラエボで暗殺されるサラエボ事件をきっかけに、ユーゴスラビアに攻め込んだことで第一次大戦が勃発し、結果として敗戦&ハプスブルグ支配は終焉。その後、まとまりがつかず弱体化したオーストリーはドイツからのナチスの影響もあり、ドイツに擦り寄っていき、結局併合されてしまう。このまま第二次大戦でドイツは敗戦。果たしてオーストリーはドイツの一部としての戦犯なのか、ドイツに併合された犠牲者なのか、という議論があったようだが、1945年から55年までは戦勝国による分割統治となる。この時代にハンガリーやチェコ、ポーランドのように共産主義にならなかったのは奇跡的(ドナウ以東はソ連支配であった)ですらあるのだが、1955年に永世中立国を宣言し、再度国家として認められて現代に至る。

戦後は少し日本と似た経緯があったのだが、日本は思いっきりUS寄りの独立国家、オーストリーは東西ヨーロッパのバッファとなり国連施設などもある国際国家(都市)となったようだ。

まずはオーストリーというかウイーンの雑感

  • Budapest と違って英語が普通に使える。これでかい。別に英語ペラペーラじゃないけど、全くどうしようもないのと、少しは何とかなるのでは精神的ストレスがかなり違う。
  • 水はアルプスからの水が水道水に引かれているらしく飲める。ってか南アルプスの天然水とか買ってる日本人に比べて贅沢よね。但し、売ってる水は炭酸、それもきつめのものが多い。「すてぃる」と言えば炭酸抜きらしいのだけど、一度弱い炭酸のものが出てきたことがあった。「のんがす」の方が確実だな。
  • 自転車多い。歩道と車道の間に自転車専用道があるのだけど、僅かに低くなってるだけなので、日本の習慣でつい自転車道も歩道だと思って歩いてしまう。
  • 自動車は結構荒っぽい&車線狭い。街中でも2日間の滞在で4回ぐらいスキール音を聞いた。
  • 古い建物をそのまま使っているところが多いが、Budapestほどではなく、中には近代的なビルも並んでいる。それでも、石造りの Hertz やマクドは中々の違和感。
  • ハンガリーより野菜が新鮮。特にレタスのような葉もの。ただ、オーストリーもハンガリーもどっちかというと肉主体のようだ。パンと肉というかハム・ソーセージが美味い。
  • 菓子が甘い。US ほどじゃないけど。一応、 Hotel Sacher のザッハー・トルテも食ってみたんだが、スポンジケーキに暑さ5mmぐらいの板チョコがのった感じだった。なんせ甘い。
  • 地下鉄や市電(トラム)はブダペスト以上にチェックがゆるい。というのが、一回チケットを買って改札を入れば、その後どんだけ乗り換えても改札の必要が無い。かつ、改札の周りにはほとんど人がいない。ちなみに改札はチケットを機械に差し込むと時刻とかが印字されるもの。
  • オイラだけかもしれないけど、地下鉄のトラブル(?)に2日の滞在で2度遭遇した。一度は乗っていた車両が突然乗客全員を降ろしたのだけど、ドイ ツ語の説明のみなので何が起こったか分からず。放送がかかって皆がワラワラ降り始めて、地元らしきオバちゃんに「アンタ降りなさいよ」と言う感じでドアを 差されたので降りた。空になった地下鉄は動けないのかと思いきや進行方向逆に走り去る。客はそのまま待つ人と、改札へ上がっていく人と半々ぐらい。「人身 事故か何かかなぁ」と思いながらオイラも上がって別ルートで回った。
    2回目はこれは計画的な工事だったみたいなんだけど、途中の2駅ほどが工事中で振り替えのバスに乗れと言われてドッキドキで行った。地下鉄だと駅の数数えればいいのだけど、バスだとどこで降りればいいかわからんのでね。

後は観光なんだけど、半日以上をドナウ川に費やしたのであまり見に行くことが出来なかった。

  • ハンガリーの国会議事堂に入れなかったので俄然不安になったのだけど、シェーンブルン宮殿は普通に入れた。ただ、ネットで予約、もしくはチケット購入が出来るので、ハイシーズンはその方がいいのかも。チケットを買うとバーコードが表示されるのでそれを印刷して持っていく。ちなみにオイラは夕方行ったら楽勝だった。
    シェーンブルン宮殿はハプスブルグ家の離宮であり、最後の皇帝 Franz Joseph I が多くの時間を過ごし、息を引き取った場所であり、「会議は踊る、されど進まず」と言われたウィーン会議が開かれた場所でもある
  • シェーンブルンでは音声ガイドを貸してくれるのだけど日本語版もある。これが中々マッタリしていて各部屋毎に説明があるのだけど、飛ばせない。つまり、奴のペースに合わせて見学せざるを得ない。で、40部屋回る間1時間近く立ちっぱなしで足が疲れる。部屋には椅子があるところもあるので遠慮なく座るべし。

  • 庭を突っ切って丘に登ること15分でやっとカメラに収まる大きさ

  • シュテファン寺院は有料のエレベータで北と南の塔に登れるが、オイラが行った時は南は工事中だった。並んでエレベータに乗ると中に居るにーちゃんがチケットを売ってくれる。上がったところは工事現場のように足元がスケスケの金網みたいな足場なので高所恐怖症の人にはかなりオススメである。
    ここの階段でデジカメ落としそうになったら、他の異人の観光客にバカウケだった。やっぱ体を張って行かんとね。

  • 見ろ、人がゴミのようだ

  • 王宮は絞って見学しないとしんどそう。オイラは金のかかるところには入らなかった。観光用馬車のために臭いがきつい。競馬場のパドック以上に臭い
  • ベルヴェデーレ宮殿はハプスブルグ家の夏の離宮で現在は美術館。夕方に行って疲れた足で回り、庭からの眺めを愛でながら「ふぅ、全部見たぜ」と思っていたら、実は上下に分かれていてオイラは上宮しか見てなかったことに後で気が付いた。広い中庭を挟んで坂の下に下宮があり、ここも美術館になっているらしい。チケットは共通なので損した気分。

  • ここの庭は本当に綺麗

ウィーンはザルツブルクもギリギリ日帰り圏内だったりして他にも見所満載。過ごしやすいところですよ。ユーロ高なのが難点だけど。

|

« マニアックニュース | トップページ | サントリー 52-22 神戸製鋼 »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/232324/37749654

この記事へのトラックバック一覧です: Vienna:

« マニアックニュース | トップページ | サントリー 52-22 神戸製鋼 »