« 色・ホワイトブレンド | トップページ | Achilles last stand »

2007年12月13日 (木)

「普通」は面白くない

電車通勤しなくなってから読書はもっぱらベッドとトイレだ。

忘れた頃に出る「PLUTO」の5巻が出たのだけど、正に amazon の思うツボとばかりにもう1冊買って送料を無料にしてみる。何かで取り上げられていて気になっていた「透明人間の買いもの」というのを選んでみた。

この本はホイチョイ・プロダクションズという企画集団のブレーンが書いた本。ホイチョイの名前を知らなくても「気まぐれコンセプト」とか「私をスキーに連れてって」とか「カノッサの屈辱」とかは知ってる人も多いはず。オイラの数年~10年ぐらい上の人達を振り回したブームを作り上げるのを得意とした集団である。

中身はそういったブームを作り上げてきた彼らとは対照的に、マスコミが作り上げる流行やイメージと、実際に生活している大多数の透明人間(Silent Majority)のギャップを辛辣な例を挙げながら説明していくというもの。非常に軽い読み物として出来ているので、トイレの中に置いておくと1週間か2週間ぐらいで読めてしまう(便秘気味の人は知らない)
ちょっとした統計データのようなものに触れている事もあるので、飲み屋での雑談程度には面白いんじゃないかな。少しだけど企画側の人間が考えるべきこと、みたいなヒントもあるし。まぁ、ビリーとか安部さんとかが事例として上がっているので、今読まないと旬をはずしそうだけど。

逆にこの本を読んで自分の立ち位置の微妙さを再認識。母親から常日頃「普通は面白くない」と教え込まれていたせいか、「皆と一緒でいたい」という心理がかなり弱いようだ。

服を買いに行って流行色や流行の形を勧められても気に入らないものは気に入らないし、ブルージーンズは買わないし。髪の毛無駄に伸ばしたり、染めたり立てたりしたことないし。サッカーワールドカップが日本で、とか言ってもわざわざスポーツバー行ったりしないし。でも、周りが誰も行かないトップリーグには足を運ぶし。日本酒が流行ろうが廃れようが1杯目から日本酒だし。食べ物に並ぶの嫌だし。

今年の流行はボーダーです、XXブーツです、と雑誌を読んで自分に似合うかどうかは無視してわざわざ買いに行く20代女性。ちょっと前まではカタギじゃありえなかったのに、髪の毛染めちゃったりするいい年のオッサン。ワールドカップだからといって急にサッカーファン。焼酎が流行ってる、ワインが流行ってるといって「XX飲んだら1杯でXX円もしたよー」とか急に通ぶる人。1時間も並んでメディアで評判のラーメン食べる人。別に悪いとは思わないけど、オイラにはそこまでして人と一緒のことをするだけのエネルギーが足りない。ミシュランで星がついたらとたんに予約一杯とかね。

家族とか友人とかにはそれなりに影響を受けている気もするけど、メディアとか代理店から影響受けてる感じはあまりないなぁ。別に尖ってるつもりもないし、逆を行ってるわけでもないし、周りを染めようとも思わないオイラは Silent Minority か。

ま、自分は自分。主観も大事だし、でもたまに客観で自分を眺めてみるのも大事かと。

|

« 色・ホワイトブレンド | トップページ | Achilles last stand »

戯言」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/232324/37749706

この記事へのトラックバック一覧です: 「普通」は面白くない:

« 色・ホワイトブレンド | トップページ | Achilles last stand »