Sky High
先日のロアマヌの件で
> でも大麻って運動能力あがるのかね?
と書いたのだけど、やっぱ明確には上がらないみたいだ。
朝日新聞によれば
大麻は世界反ドーピング機関(WADA)の規則で明確に禁止されている。だが、競技力向上に結びつくとは考えにくいこの物質を、ドーピングのルールの中でどう位置づけるのか、長くあいまいだった。
(略)
98年長野五輪スノーボード男子大回転で金メダルを獲得したカナダ選手が大麻で陽性になり、国際オリンピック委員会(IOC)がメダル剥脱(はくだつ)処分とした。が、その決定をスポーツ仲裁裁判所(CAS)がひっくり返したのだ。
(略)
IOCは、すぐに大麻に関する作業部会をつくって検討。00年シドニー五輪からの禁止を決めた。仮に競技力向上効果がなくても、社会的に問題視されている薬物に対してスポーツ界が明確な態度を示さねば、と一歩踏み出したわけだ。大麻が脳にもたらす作用は判断力を鈍らせ、競技によっては選手に危険をもたらすおそれもある。
水泳のフェルプスの件ではシーズンオフに吸引発覚ということで、WADAとしてはお咎め無しになった。使うことによって競技能力が上がるわけではなく、危ないかもよ?という不思議なステータスにある禁止薬物。確かにラリってモーグルとかだと文字通り "Sky High" でヤヴァそうだ。モルヒネなどは鎮痛剤という扱いで競技を有利に進める可能性があるので、より厳しい扱いのようだけど。
大麻はオランダでは法で容認されているというようなものなので、WADAで検出される薬物の中では3位に入る違反の多さらしい。10年前から禁止されたということで、お国によっては「え?普通に吸ってたのに」って人もいるのかもね。日本人的には、ある日突然「生卵」が禁止薬物リストに入るみたいな。
そんなこともあって、JADA(日本アンチドーピング機構)がロアマヌに科したのは資格停止3ヶ月と比較的軽め。しかしJRFU(日本ラグビー協会)は無期限の資格停止を科し、東芝はロアマヌを退部させた。解雇ではなく退部なのだけどプロ契約だったから実質解雇なのかな。3ヶ月を過ぎれば海外ではやれるかもしれないけど、日本代表Capを持っているのでトンガ代表にはなれない。もちろんJRFUが資格停止してる間は日本代表にもなれない。本人曰く「福岡だか六本木のクラブでもらったタバコが変な味だった」ということで、どうやら常習ではないらしい(これまでの検査ではシロだった)のだけど迂闊でしたな。知らない人にタバコを貰うのは気をつけましょう。
ちなみにドーピング検査の厳しい自転車の世界ではファンにもらった水ですら飲まないからね。謝意を示して頭からかけたりはするけど。
まぁ、タバコすら吸わないオイラには無縁の話ですが。
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コメント
一緒に仕事してる人が新婚旅行か何かでUSだかメキシコの方だかの船旅してたら、寄港地で隣の客室の奴が捕まってて、「ああ、あの甘い(?)匂いってマリファナだったんだ」って思ったとか。(その人も取り調べ受けたり大変だったらしい)
オイラも嗅いだこと無いから分からない自信アルネ。そもそもタバコを口元まで持って行ったことないから確実にわからんだろうな。
/1件でした
投稿: しげお | 2009年2月19日 (木) 06:35
変な味以前に、吸ってるやつが近くにいたら匂いでわかるはずだけどなぁ。
あ、でも匂い嗅いだことない人は「変なお香?」位にしか思わないかもな。
/確認
投稿: shun | 2009年2月18日 (水) 11:18