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2009年6月10日 (水)

舟屋

先々週末朝10時。普段鳴らない個人用携帯が鳴る。「神戸携帯」との表示。親の電話からだ。

何事かと思って出ると「住所教えて」と。親がうちの住所を知らぬ訳がないので新手の詐欺かと一瞬混乱したが、親の携帯から親の声。しばし躊躇していると「今ね、京都のイネに来てて面白いお酒があるから送ろうと思って」とのこと。いね?さらに混乱するも要は外出先から酒を送りたいのでオイラの住所がわからないということのようだ。

で2日ほどして届きました。

京都の酒造好適米「祝米」での純米吟醸原酒。とりたてた特徴(特に辛いとか)は無いが、しっかり目の良い酒である。赤魚の粕漬けを焼いていただくと良く合った。別の日はイカの炙りにマヨネーズと七味。濃い目の海産物が美味い。

伊根という地名は初めて知ったのだが日本海に着き出した丹後半島の先端近く。舟屋という独特の家屋形態を持つ地域で国の保存地区なんだそうな。海岸線に沿って並ぶ家屋は山側と海側に出入り口がある。海側はもちろん船の出入り口。今で言えば差し詰め1階がガレージで2階が住居と言った感じ。以下、親父が送ってくれた写真。何というか東南アジア辺りの水上生活を思わせる風景である。

写真を見ても分かるが山側は崖がそそり立つような場所であり、昔は家の出入りや物流は全て舟で行っていたという話。そんな交通の便の悪い場所であり、天橋立から更にバスで1時間とか。
この酒を造っている向井酒造は250年の歴史があるそうだが、舟屋の並びの中にあり、今でも舟で酒を買いに来ることができるんだそうな。オカン曰く、杜氏の妹さん(オーナーの娘さん)が店で対応してくれて大層気持ちの良い人だったとのこと。お酒の味に関係ないとはいえ、そういうのも大事なモノ。

世界はもちろん日本にも知らぬ所、不思議な所がまだまだあるもんだ。

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コメント

舟で買い物って酔いそうなのだけどな。内に切れ込んで海が穏やかだからこういう家も建てられるのでせう。
うちのオカンは…勢いで突っ走りがちな、まぁいいオカンですよ。えぇ :-)

投稿: しげお | 2009年6月10日 (水) 11:16

舟でお酒買いに行くっていいですね。
そして酒に限りませんがいい商品に介在する人の印象がいいと商品の印象がさらに良くなりますよね。逆も然りですが。
その延長で息子さんにまで酒送ってしまったお母様が素敵です。

投稿: marie | 2009年6月10日 (水) 09:39

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