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2009年10月14日 (水)

Porto到着

記憶が定かなうちにポルトガルの話を書かねば。

件の RYANAIR で OPO 到着。これまでイベリア半島の真ん中にいたためか、降りた瞬間に湿度を感じる。
大して混んでなさそうな空港なのだけど、ゲートにはつけてくれず、タラップを降りて地上を歩いてターミナル入り。シェンゲン条約圏内なので入国審査も無く。空港から直接 metro が出ている。


小さくてカワイイ車内

このmetro、大抵の国では地下鉄を意味すると思うのだけど、ほとんどの区間地上を走る。地下ってトンネルぐらいだし。あと、都市部では異様に遅い。自転車の方が速いぐらい。


スリップストリーム?

で、まあ揺られ揺られて40分ほど、トリンダーデ駅に到着。古い街並みを想像していたのだけど案外新しいかな?と思いつつ荷物を引いて坂を下る。
ポルトの街は名前が表すように港であり、ポルトガルの元となった街である。

11世紀にスペイン(カスティージャ=レオン)王国の王様(波平)が娘のサザエの持参金として娘婿のマスオさんに領土を与えたのが最初。道路側、じゃない、ドウロ川の南岸に Cale という街があり、貿易港として栄えていた。この Portus Cale (ポルトゥス・カレ = カレの港)と呼ばれる地域を波平からもらったマスオさんは「ポルトゥカレ伯」として任じられたのである。これがポルトの街とポルトガルの起源となる。
後に波平が死ぬと、マスオさんは嫁の実家に反旗を翻し、レオンに攻め込むが志半ばにして死亡。ポルトゥカレは息子のタラオに継がれるもスペイン(サザエの姉が女王)からガンガンに攻められレオン王国領にされてしまう。その後もスペイン王家出身のサザエは愛人囲うし贅沢三昧するわで痛々しいので、頭に来たタラオが引っ捕らえて修道院に放り込む。その後すぐにタラオは軍勢を率いてスペインと戦い、ここに独立してポルトガル王国が出来上がるのである。

さらに流行のレコンキスタに乗って真っ直ぐ南下。リスボン辺りをイスラム勢力から奪回し、13世紀頃には今の国土とほぼ同じ領土を手に入れた。実はこの頃からポルトガル国土は増えも減りもしていないのだ。
ただ、スペインと同様レコンキスタで国土を奪回したものの、スペインのようにイスラムとの融和が行われなかったようで、国民のほとんどがカトリックであり、建物などにもイスラムの影響はほとんど見られない。

で、話戻ってポルトの街なんですが、街の真ん中、トリンダーデからサンベントといった所に峡谷が一つ、そして街全体がドウロ川に向かって下っているという地形で、どこを歩いても坂道という街。まーすごいのよ。上の写真でチャリンコ漕いでる若造どもはすんごいわけ。たぶん家に帰るまでにどっかで急斜面を登ることになるはず。


この坂道具合分かるかなーわかんねーだろなー
一旦下って、奥はまたすんごい登ってるの

さて、トリンダーデ駅からサンベント駅方面へ下ると、どんどんと古い街並みが姿を現す。で、オイラの宿は2つ星ながら海外のサイトで評価の高かった residential というホテルよりは格下の施設。しばらくいってから今度は右に坂を上がって建物に入ると、ミライさんのフィアンセって誰だっけ、カムラン=ブルーム?あんな感じの眼鏡で細身長身のニーチャンが「しげおさんですか?」と名指しでお出迎え

「儂の名声もユーラシアの西の端まで轟くようになったか。しかし今回は忍びの旅故…」とか思ってたところが「用意していた部屋の水回りにトラブルがあって、申し訳ないのですが代わりに手配した宿に移って頂けますか?うちと違って4つ星のホテルですし、ここから歩いて15分ぐらい、もちろん移動のタクシー代はうちが持ちます」みたいなことを一気に言われる。えー、折角楽しみに来たのに。朝食のバフェがすげー豪華って聞いて来たのにぃ。
と思いつつも水が出ないのは困るので移動。ついたホテルの玄関にはどこかで見たマーク…

えっと確かに西の端っこだけどさ。ここまで来てアリゾナのホテルチェーンですか?去年の春の Carmel 以来ですか?まあ買収したんだろうけどさ、でもPortoでBest Western ってテンション下がる。Holiday Inn が良かった…とかそういうことじゃなくて。
もうね、駄々こねて帰るって言いたかったけど、そこは大人っていうか、僕には帰る場所がないんだ…フロントで「XXから連絡あったと思うけど…」というと「あぁ、あんたね」的にチェックイン。案内された部屋は1泊200ユーロ(ちなみに予約していた宿は1泊65ユーロだ)と書かれていたけど絶対嘘だねと思える狭さ。シャワーの排水も悪いし、いいのは水圧だけ。
2つ星に泊まってヒドイのなら気持ちよくネタに出来ようもんだが、4つ星のBest Western に泊まって中途半端な待遇というのは、もう何て言うの?アイドルグループがコントやってるのを見るぐらい中途半端で気持ち悪い(よく分からない例え

もうガックリ来て、とりあえず晩飯でも食うかと街へ。テンション下がってるのでチャレンジする気もなく、英語メニューがあって、まあまあ混んでる店を探して入る。というか、入ろうとしたら室内は満員だったのでテラスへ。混みすぎてて料理が来るのが遅かったのだけど、Vino Verde という発泡が弱くて甘口のシャンパンみたいなのを飲みつつ、タコのローストを食う。これが本当のたこ焼き?外はパリッと中は柔らかでガーリック風味で中々美味いのでした。

食ってると何だか場違いな黒いドレスを着た細身のネーチャンが店に入っていってしばらくすると中からおどろおどろしい歌声が。テラスとは言え、店内と外の席はシームレスにつながっているのでね。
ああ、これが Fado ですか。てっきり Lisbon じゃないと聞けないと思ってたよ。アマリア=ロドリゲスの名前ぐらいは知ってるけどちゃんと聞くのは初めて。
何とも暗い曲に合わせてネーチャンの見た目からは想像もつかない太い声で歌う。MCの声は可愛かったりするのだけど。2曲目以降はアップテンポな曲もありつつも、やはり暗い。感じとしては、腹の底から声を絞り出す中島美嘉ですね。まあ、いいもの聞いた。それで店の中は混んでたのか、と。

部屋に戻って、フロントから漏れてきているらしい WiFi の電波を捕まえて iPhone 接続。実に3日ほど IP unreachable であった。オイラとしては極めて珍しいことよ。

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コメント

Best Westernヽ(´▽`)/

あの坂の感じって、なかなか写真では表現しづらいものがあるよね... でも、俺にはそこにもはや谷と呼んだ方がいいようなアップダウンがあるのがよくわかります、はいw

投稿: ケイ | 2009年10月15日 (木) 07:01

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