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2009年11月12日 (木)

奈良散歩 -大神神社-

今西酒造を出ると暑い。酒の影響かと思ったが、どうやら気温自体が高いようだ。盆地クオリティ
JRは大神神社の境内と一の鳥居の間を通っているのだが、更にその外に高さ32.2m(日本一?)という大鳥居がある。が、これは昭和天皇参拝記念だとかで本来あんま関係ない。大鳥居の下の「みむろ最中」で親への土産を買って神社へ向かう。

本当か嘘かは知らぬが、まだ神様が人の形をしていない時代からある神社ということで、日本で最古とも言われる。現在ではオオモノヌシのニギミタマを祀っていることになっているが、森羅万象に神が宿るというアニミズムの形式を残しており、起源も分からないほど古い。
そのため、徳川時代に4代家綱の命で作られた立派な拝殿があるものの、ご神体のある本殿を持たず、拝殿からは三輪山を望む形となっている。拝殿と山の間には鳥居が3つ組み合わさった三ツ鳥居というのがあるそうなのだが、拝殿が邪魔(?)で見えなかった。三ツ鳥居と並んでこの神社の特徴は鳥居ではなく注連縄を結界(?)に使う点。鳥居の文化が出来る前からあるのだろうか。

ざっと見てから展望台へ向かう。今西酒造でご厚意に甘えて長く滞在したため予定の時刻を過ぎているのだ。
展望台からは大和三山が見える。右から耳成・畝傍・天香具山。


右端に大鳥居

ここで12時半前。東京から買っていったどら焼きを胃袋に入れて狭井(さい)神社へ向かう。こちらは大神神社の摂社でアラミタマを祀る。わざわざ来たのは、ここから三輪山に登れるから。
三輪山は上述のようにご神体であり、大神神社の拝殿の裏は禁足地なのだが、この狭井神社に唯一の入口がある。山の裏側から入ったらどうなんねん?とか、そういうことは考えないことにしよう。ここからしか入れないのだ。

登拝するにはいくつかルールがあり、まず社務所で住所・氏名・電話番号を書き、300円支払って襷(といいつつ首から提げる)をもらう。また、山中では飲食・撮影禁止。でも、水を持って行くのはいいと言われたけど。なので社務所の隣のロッカーに荷物を預け、タオルと水だけ持って登る。下山は16時までで、山には14時までに入らなければならない。

往復4kmということだがのっけから中々の斜度。基本的にずっと丸太の階段で普通の道はほとんどない。襷についている鈴が五月蠅くて牛にでもなった気分だがそのうちに慣れて気にならなくなる。たまにすれ違う人は年配のご夫婦が多いな。
ホイホイとペースで登ると開けた場所に社が。これは三輪山の神様ではなく後付けっぽく、さらに道を進むと注連縄で囲まれたゴツゴツとした岩の塊に行き当たる。石舞台をミニチュアにしたのに雑草がボウボウと繁った感じ。これが奥津磐座(おきついわくら)とのこと。古くはこうした岩に神が宿っていると考えたものらしい。三輪山にはこうした磐座がいくつか有るそうだが、登拝道で見られるのは2つだけ。

さて、写真も撮れないのでしばらく休み、汗を拭いて下りに入る。同じ道を戻るだけだが、道の横に転がる伐られた木が気になる。というのも、この山の植物には斧を入れてはいけない決まりのはず。何年か前に台風で被害を受けたとか聞いたような気がするので、枯れたり倒れたりした木を危険回避の為に伐ったんだろうな、と好意的に解釈しておこう。
途中、水垢離ができるところがあるのだけど、白装束のオバチャンが法華経か何か唱えてた。えー、ここ神奈備の中なんで、仏さん関係ないんだけどな。

下り終わって社務所に襷を返すため立ち止まると体に異変が。
急いだために2~3時間という上り下りを1時間10分でこなした結果、足の震えが止まらない。"はじめの一歩"で良くある奴です。頭は働いてるのに膝がプルプル震えて止まらない。Knock Out寸前。ロッカー前の椅子にしばらく座って水を飲み、落ち着いてから神社を後にしたのでした。

別にアリゾナまで行かなくても、日本にも神様の宿る山があるよ、と。石を拾っちゃいけないけどね。

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