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2010年3月19日 (金)

借地借家法

何だか東京都がマンガやらゲームやらに登場する未成年キャラクターの表現について規制しようとして流れたとか。エロ云々の話と表現の自由とかがごっちゃになってネット上でも大騒ぎになっていたわけですが。
根本は「何がダメだか分からない」ということだったようで。「何でダメだか」はみんな大体理解してるのよな。
法律にありがちな「どっからがダメかがはっきりしない」規制だったので、「お前の匙加減一つで全部違反(規制対象)にできるやないか」ということだったわけで。
迷惑防止条例と同じ。下手すれば「あの人の目つきがいやらしいです=迷惑」でタイーホという流れに出来るわけで。

挙げ句に「東京都、「非実在青少年」に関する条例案の解釈など見解を発表」なんておかしなことに。条例は出来る限り煮詰めて解釈疑義を無くしておかなければならないのに、「解釈の見解」なんてのが別に存在するのはおかしくね?

オイラが前から疑問に思ってたこと。たまにニュースになるのだけど、家賃を払わない人を大家が追い出したら訴えられて大家が負けるケース。
家を借りるときは大家と借り主で「契約」を結ぶわけです。で、通常なら契約に違反した場合は「違約」な訳なので、契約書に「家賃滞納したら追い出すよ」と書いてあれば追い出せる。また、(通常2年経って)契約が切れたら、その時点で大家に更新の意志がなければ更新しなくて良い、と言うことになるわけですが。

実は借地借家法という法律があって、契約書に「1日でも家賃の支払いが遅れたら大家は借り主を追い出せる」と書いてあって、双方が捺印していたとしても追い出せないのです。更には契約期間が切れたからといって追い出すことも出来ないのです。
借り主を追い出すためには裁判所が「正当事由」を認めなければいけないというのが今の法律(他には建物老朽化とか大家が立ち退き料払うとか)。契約が切れても借り主が住みたいと言えば半永久的に更新し続けなければならない。「正当事由」がどの程度かは「大家との信頼関係を損なう」としか書いてなくて、具体的には滞納に関しては「家賃半年分ほどの滞納」というのがこれまでの判例だそうで。大家からしたら冗談じゃないですな。

で、何でこんなことになってるかというと借家借地法のベースが出来たのが昭和16年。大東亜戦争勃発の年で日本はガンガン大陸方面に軍隊を送っていたりした頃。借り主である軍人が帰ってきたら契約解除されてて家がなかったり、ダンナが軍人になって戦地に赴いている間に奥さんや子供が大家に追い出されたりということが有ってはならん、ということで決められた法律なのです。

なるほど、その理由は納得できるのだけど、そのための法律の影響範囲が広すぎて、かつ21世紀まで改正されないもんだから、未だに上記のような契約違反しながらも居座ることが可能だったりするんですな。

「やりたいこと」の実現のために定める規則が幅広く対象外のケースに影響するような書き方になると後々大変なことになったりするわけですよ。その辺りちゃんと考えて法律作ろうね。子ども手当とかも

子ども手当て「世界中にバラまく」?

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コメント

> 持つべきものは有能な借主さんですな。
仲介に入ってくれる不動産屋と話をすると、その辺りはやっぱ家賃と比例(?)するらしく。
安い物件ほどトラブルが多いようですな。

投稿: しげお | 2010年3月23日 (火) 07:40

ちゃんと日本経済の為に使い切りますってば。

結局、「子供手当」なんて人気取りのためにやってるわけで、別に日本経済なんて、自分のオフィスの眼下にいる人たちは大して本気で考えてないだけでしょ。

ちなみに、自分の友達も家賃滞納の訴訟が面倒くさいと言ってた。持つべきものは有能な借主さんですな。

投稿: shun | 2010年3月19日 (金) 15:35

そうそう、どうせ浜田山のお父さんに子供手当て出しても、お父さんがガンプラ買うのにしか使わないもんね。もっと考えたほうがいいよね。

投稿: kei | 2010年3月19日 (金) 09:32

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