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2010年3月 3日 (水)

浜地酒造 蔵開き

ビジネスホテルで起きたら8時。すらいとへでいく。前日、弟に合わせて焼酎を飲んだのがマズかったか。が、漢にはそれでも行かねばならぬ処がある。空腹で行くのはまずそうだったので、とりあえずホテルの安っぽい朝食を胃袋に放り込んでチェックアウト。

午前10時半過ぎ、福岡市西区、九大学園都市という駅で降りると迎えのマイクロバスが。乗り込んで揺られること15分、浜地酒造に到着である。
福岡の地酒・地ビールの酒蔵 杉能舎(すぎのや)

ずっしりとした感じの蔵は明治3年創業時のものをそのまま使っているとのこと。しっかりした造りらしく、5年前の福岡沖の地震(玄海地震?)の時にも、近所の瓦は飛んできたが、この蔵の瓦はビクともしなかったらしい。ただ、老朽化はしているので中にはつっかえ棒をしており、仕込みの少ない吟醸・大吟醸以外の酒造はビール工場と同じ新蔵で行っているとか(この蔵はビールも作っている)。

バスを降りて勝手も分からずしばらく写真を撮ったりしていたのだけど、奥へ進むと試飲コーナーが。日本酒はもちろん、梅酒、甘酒等10種ほどが試飲できた。すらいとへでいくだけど、いくつか試していると、「案内いたしますのでご希望の方はこちらに」という声が。おっちゃんについて説明を受ける。

このオッチャンが中々に博識で感動した。普通の蔵見学での説明だけでなく、日本酒の歴史やビールの歴史についても滔々と説明し、色んな質問にも淀みなく答えていた。「ビールは昔から飲まれているような印象をお持ちの方が多いようですが、日本で最初にビールが作られたのは明治3年横浜のスプリング・バーレー・ブルワリーという醸造所でして、この蔵が出来た年と同じでございます…」といった調子。

一通り説明を受けた後で、さてどうしようか、折角だからビールを飲もうかなどと思っていると、「どうぞ空いてますから入っていってください」とカキ小屋へ誘われた。近年カキで有名な糸島の船越漁港のカキ小屋にお酒を卸している縁で、今年から蔵開きにカキ小屋が出ているそうな。

メニューを見るとカキは1カゴ1000円。とりあえず蔵の大吟醸 5勺と共に頼む。机にはコンロと軍手が片方、カキ用ナイフがセットされている。普通ならコンロを6人とかで囲むのだろうが一人旅。カゴに入ってきたカキ10個ほどをひたすら乗せ、開け、食って飲む。時に汁がかかって火傷しそうになりつつ完食。子供の頃はカキが嫌いだったのだが、美味いものだなぁ、と改めて。この日の昼食はカキ。カキで満腹。

お勘定をすると、駅行きのシャトルバスまで後10分。丁度いい頃合いとトイレに寄って受付前でぼーっと待っていたら受付のお婆ちゃんが「サービスだから粕汁飲んでいきませんか?」と声を掛けてくれた。昨日の酒が残ってるところに酒を飲んだので、これ幸いとお言葉に甘えて1杯頂く。見慣れない海藻?葉物?が入っているので「これは何ですか?」と聞くと「かつお菜よ」と。なるほど、これが福岡で正月の雑煮に入れるというかつお菜か。
その後も上述の地震の話など色々と話をして、「こちらで働いてらっしゃるんですか?」と聞くと笑って「いやいや、あたしはここの大家ですから」と。蔵主の奥様だったようで「じゃあ、家主が受付まで出てこられて…」と笑いながら返すと「みんな総出ですよ」と明るく返し、「もう一杯如何ですか?」と進めてくださるのを丁重にお断りしてバスへと向かったのでした。


奥がステキな"大家"さま
子供の遊び相手になったりもしていた

子供用に折り紙教室のようなものがあったり、試飲所にも子供向けに飴を用意していたり、ショップのレジでも気さくに声を掛けてきたりと何とも暖かな感じのする蔵開きでした。

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