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2010年5月18日 (火)

強力米

過日の栃木酒イベントで知った強力という酒米。先週、鳥取の蔵の人から聞いた「強力は鳥取の米だ」という話。
中国地方や近畿ならまだしも、なんで鳥取の米が栃木で?と思ったので少し調べてみた。もしかしたら同じ名前だけど違う米とか?

鳥取の地酒強力・中川酒造・強力復活
育てにくさで敬遠されて栽培されなくなっていた強力という米を鳥取大学にあった種籾から復活させたらしい。鳥取の中川酒造というところが復活させたのが1989年のこと。で、「強力」を商標登録して県の酒米として保護するために県外に種籾を出していないんだそうな。

一方の栃木の杉田酒造はホームページが無いのだけど、取り扱いの店にはこんな文言が。
発光路強力・雄東正宗/杉田酒造

「強力」米は明治時代頃から第2次大戦前後まで酒造用・食用米として主に鳥取県などでさかんに栽培されていた品種です。 山田錦を凌ぐほどの大粒米で酒造家垂涎の的でしたが人の背丈ほどの長稈のために倒伏しやすく、 また栽培も難しいため農業形態の移り変わりとともに姿を消していきました。
  その「強力」米をわずか五粒の種籾から有機栽培で少しづつ増やしていき、ようやくそのひとしずくが形になりました。

うーん。その五粒はどこから来たんだろう?どうも中川酒造が種籾の管理をし始めたのは「県外流出」の噂があったからと言うのだけど…

で、商標出願のDBを見て見ると、【登録番号】第4278590号 「強力(ごうりき)」は1999年5月に杉田酒造(栃木)が申請して通っているものの、1999年11月29日に中川酒造(鳥取)から申立があって審理になったようだ。きな臭い。
結局、この商標登録は去年の5月で expire してしまっているのだけど、審理の結果かどうか、

【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】   
33 日本酒,洋酒,果実酒,中国酒,薬味酒、但し、日本酒を除く

なんて不思議なことになっているのよね。
でもって、中川酒造が商標登録してるってのは何かな、と思ったら【登録番号】第4441319号「強力(きょうりょく)」でした。出願は1999年11月29日なので上の申立を行った日と同じ。「称呼」として「キョウリョク,キョーリョ ク,ゴーリキ」を登録していて「ごうりき」を取られたための苦し紛れって感じか。こっちは今年の12月まで生きてるみたい。こちらは

【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
   33 酒造好適米「強力米」を原料として使用した日本酒

ま、あまり良い関係ではなさそうだ。

あの千代むすびの営業さん(?)が知らなかったのは、本当に知らなかったのか知ってたけど知らぬ振りをしてくれたのか。あの感じだと本当に知らなかったっぽいけどなぁ。


店の照明でiPhone なのでピンぼけ

週末飲んだ日置桜の「強力」。ぬる燗で頂きました。「強力をはぐくむ会」に入ると商標を使っていいそうな。

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