中国のお肉
Anti-doping expert lends Li support in doping case
しばらく前に、ランス=アームストロングが立ち上げた RadioShack チームの中国人選手、Li Fuyu がドーピング違反発覚というニュースが流れた。本人は否定しているけど、まぁドーピングが発覚した選手は大体否定するもんだから、これはスルー。
「あーらま、残念」と思ってたら事態は意外な方向に。
検出されたのは Clenbuterol という気管支拡張剤。喘息の治療用に用いられるものだけど、実は蛋白同化作用なるものがあるらしく、一種の筋肉増強、脂肪燃焼に使えるとかなんとか。そういや凱旋門賞の後で禁止薬物が発覚したディープインパクトも喘息治療のクスリだった気がするんだけど…まさかね。
んだもんで、使用禁止薬物なのですが、Li Fuyu から検出された濃度というのが、注射したにしては少なすぎるんだと。
じゃ、どこから?という話になるのだけど、どうやら中国やメキシコでは肉の赤い部分を増やす為に牛や豚の餌に大量に混ぜるらしい。多分だけど、脂肪燃焼効果があるから赤身が増えるんじゃないかな。
厚生労働省:輸入食品に対する検査命令の実施について(中国産豚肉及びその加工品)
"There have been several scandals in China, with Clenbuterol poisoning of people by eating heavily contaminated meat. My best guess would be that something like this caused Fuyu Li's positive. I hope he will be treated fairly in his process in China."
Li Fuyu に関しては例外的にドーピング検査官が潔白を証明するサポートをするとかしないとか。
ちなみに、この薬物は脂肪燃焼効果があるから「痩せ薬」でもあるので、楽して痩せたい貴女は中国産の豚肉とかバルクで仕入れて食うよろし。多分加工肉になってるけど。中国に旅行して肉食べまくると愛されボディ!とか。動悸や手の震えが出るかも知れないけど気にしない!
例の毒餃子は日本でも大騒ぎだったけど、その時の中国国内の反応としては、「日本向けのものはあんなに良いもの出してるのか!」というものだったとか。ちょっと中国行ってモノ食う気しないよなぁ。
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