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2010年9月21日 (火)

こんぴらさん ~本宮

「こんぴら船々追ってに帆かけて シュ~ラシュシュシュ~」というのはガキの頃教わった歌で意味は分からないけど無限ループな歌でなんとなく好きだった。

このシルバーウイーク(?)は帰省することにした。折角関西に帰るので有効に使わねば、ということでまた京都辺りを考えていたのだけど、まだ盆地は暑そうだなぁと。で、ふと思い立ったのが金毘羅参り。羽田から高松は1時間15分ということで伊丹や神戸と大して変わらない。

フライング気味に金曜の朝9時半の便。機内は満員で8割方ビジネスマン。降りた高松空港ではほとんどが高松方面へ去って行った。仕事の人、それ以外は讃岐うどんでも食べに来たのだろう。琴平行きのバスにはオイラを入れて8人ほど。空港を出るとすぐに牛舎があったり、平野にポツポツと鉢を伏せたような単独峰(大袈裟)の山が見えるのどかな風景。40分ほどで目の前に大きな山が。バスの運転手が「前方に見えますのが象頭山、こんぴらさんです。左を向いた象の頭の形をしておりまして、目の辺りに青く見える建物の横が大門になります」。
山へ向かい突き当りのT字路を右折。道路標識を見ると左折すると阿波池田を通って高知らしい。そっちも惹かれるなぁ。八千代という旅館の前で降りる。ここが参道にいちばん近い。が、降りたのが12時前。まずは腹ごしらえということで参道には目もくれず山と逆方向へ向かう。

一の橋を渡り新町商店街(?)。見事なシャッター通りっぷり。金曜お昼です。

前方にJRの踏切が見えるかな、ぐらいのところで荒物屋の横の路地へ右折。

「うどん」の幟。営業中を確認して中へ。客は中年の男女がテーブルに、カウンターにおばちゃんの客一人。キャパ10人強ぐらいか。オイラがカウンターに座ると入れ替わりぐらいでカウンターの客はいなくなった。
「あっさりうどんと天むす1つお願いします」と言うと「天むす終わったんですよぉ」と。「うどんこれからなんでちょっと待ってくださいね」と言われて待つ。

奥におでん。魅力的だが少々暑いので回避。
特に古びてるわけでもなく小さいだけの店内だけどおばちゃんの雰囲気と相まっていい感じである。3分ほど待つと茹で上がったようでタモのような大きな網のうどんを慣れた手つきで洗い、塗椀にとってひと玉ずつに分けていく。オイラとオイラの後に来たおじいちゃんの分だけだと思ったら余分に茹でているようだった。

となりのおっちゃんは「いつものね」と言っていたのだけどざるうどん。オイラのは なめたけ、ネギ、大根おろし、刻み海苔たっぷりが乗った奴に少なめの出汁がかかったのが出てきた。「天かすは机の上ね」カウンターの丼に天かすとスプーンが入っているので好きにしろ、ということのようだ。
ぐちゃぐちゃに混ぜて食う。芯が残るわけでもないが、しっかりした腰の饂飩が美味い。そして結構長いのな。カウンターのおっちゃんと店のおばちゃんは病院通いの話やらなにやら世間話をしている。関西弁だが神戸とは少し違う。加古川辺りの雰囲気か。

そろそろ食べ終わるかな、と思ったころに店先に自転車が止まっておばちゃんが入ってきた。「中だけでええねん」といいながら、何時の間にかカウンターの上に置かれていたうどんの入ったビニール袋を取って出ていく。さっき多めに茹でていたのはこれか。品書きに「玉 90円」とあるのは茹でた饂飩だけ貰っていくことができるということのようで、勘定払わずに出て行ったということはツケか。あのおばちゃんは毎日昼はうどんなのかな。香川県恐るべし。

390円のお勘定を払って出るときには客はオイラひとりになっていた。これだけ美味いのになぁ。昼過ぎでガラガラ。東京だったら行列ですよ。「うどんや井上」おいしゅうございました。ここで12時22分。

元来た道を引き返し、参道へ向かう途中に立派な店構えの酒屋。「金陵」がこんな大通りにあるとは知らなかった。飲んだことはあるけど印象に残ってない。とりあえず道を急ぐのでスルー。

記念すべき1段目。落ち着いて写真撮りたかったのだけど手前の道が舗装工事中で何やら落ち着かず。追い立てられるように上る。1230 スタート。

この写真だと片側だけど、両側に土産屋が並ぶ。こんだけ競合していて商売になるのか謎。結構熱心に呼び込みする店と、店番がいるのかいないのか分からんような店が二極化している。週末だとまた雰囲気違うのかな。

このあたりで汗が止まらず、リュックの中を探すもタオルがない。「あー、ソファーの上に置いてきたー」と思いだし、泣く泣く土産屋で300円払ってタオル購入。ついでに水を買う。

あれ、「南アルプス」じゃないんすか。サントリー。

1240 大門。10分で到着とは案外あっけないな。365段目だそうな。

大門から先は神域なので商売禁止。ただ「五人百姓」と呼ばれる家の者だけが「加美代飴」という飴を売っているらしい。その昔、金毘羅宮の増築なのか神事なのかを手伝った功績で5つの家だけが代々商売を許されてるんだそうな。でも、3人しかいなかった。おばちゃんが世間話していて、参拝者が通ると「味見だけでも結構ですよー」と声をかける。男は黙ってスルー。

ほかの社寺と同様、寄付をした人の名前が残っている。興味を惹いたのは「阿州藍師中」の文字。阿波の蜂須賀家は藩内での藍の生産を奨励し、大阪をはじめとして全国に阿波の藍は知れ渡ったという。そのため阿波徳島藩の藍師は大いに賑わい、豪商がいくつか出来た、という話を「街道をゆく」で読んだのを思い出した。

なんかな、どの鳥居にもこの黄色い幕が下がってるのが目障りなのよな。幸せの黄色いお守り、とか称して上手いこと金儲けしてるようなんだけど。

ぐわっと階段を上って

1250 旭社。見事な建物です。明治に神仏分離される前は神仏習合の真言宗のお寺で、当時はここにご本尊が安置されていたとか。で、重要文化財なんですが、

この字は何とかならんのか。この前を通ってさらに上へ向かうと

賢木門。「さかきもん」と読むが元は「逆木門」だとか。
長宗我部元親が四国平定に際して神社仏閣を焼き払いまくったら祟りにあって発狂しかけて、急いで門を作って納めたんだけど急ぎすぎて材木を逆さにつけてしまったとかいうホンマかウソかわからん話。

1257本宮着。786段目。金毘羅の階段はすべて上りなのだけど、どこかに1段だけ降りているところがあって、それを差っ引くと785段なんだとか。結局30分で登れました。ここに件の黄色いお守りをしこたま売ってるところがあったりして、しばし休憩。


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下を眺めると絶景かな。これぞ平野という眺めが広がります。雲の具合もよろしい。
ということで、ここから奥社を目指します。

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