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2010年11月 9日 (火)

デスバレーな男たち ~上~

久しくUSに行ってなかった。昔は毎年1度は行っていたものだ。
USにはデカイものを見に行くと決めている。デカイって建造物に限らず大自然とか。てか大自然がメイン。

数年前から Death Valley に行きたいと言いつつカンボジアとかヨーロッパとか行ってたもんで、今年こそは久々に本土強襲しようと。目標はサンフランシスコの南南東、ロサンゼルスの北東、ラスベガスの北西辺り。冬なので車でサンフランシスコ側から山を越えられず、ロス周りになるということだったので、直接ラスベガス入りしたのである。

ということで KEi さんにレンタカーを運転して頂き、北西へ。諸事情により今回はアラフォー野郎2人旅でお送りします。

少しラスベガスを離れると何も無くなる。右(北)側はみりたりーのぼんびんぐれいんじらしい。よく分からないけど日本では見かけない Google Maps でグレーの地域。ちなみにデスバレーの左下(南西)は武器庫があるらしいよ。

本当に何も無いところにズドーンと1本道が走っているだけ。何だか Judas Priest の初期のアルバム「Point of Entry」を思い出したんだけど、たいていの人には伝わらないだろうな。ちなみに邦題は「黄金のスペクトル」だ。どうだ格好良いだろう…

さてここでデスバレーの基本情報を。カリフォルニアにあるUSの国立公園なんだけど広さは長野県ぐらいあって、全米最大の国立公園らしい。ワイオミングの角っこを占拠してるイエローストーンの方が大きい気がしていたけど、あれの1.5倍なんだって。つーか、それがほんの一部に見えるカリフォルニア州デカすぎ。

でもって、所謂 49er のゴールドラッシュの時代にユタからカリフォルニアへ近道しようとしてここに迷い込んでどうやっても馬車で西に抜けられず彷徨った挙げ句に南に脱出したらまだモハヴェ砂漠だったという散々なお話の舞台である(最終的にカリフォルニアに辿り着いたみたいだけど)。脱出できたときに「Bye bye! Death Valley!」と叫んだとかなんとか。

縦に長い公園には幾つか入口があるけど真ん中辺りをチョイス。入るのに車1台当たり $20 です。Yosemiteとかだと係の人がいたと思うんだけど、ここは自販機で買って入るようになってた。時代かな?暑いからかな?

入って暫くすると「ここから30mile 下りが続きます」という道路標識が。遠くに白っぽく光るものが見えますがあの辺が底かな。なんというか谷というよりは広大な盆地だ。長野県全体が盆地で真ん中に山脈1本みたいな地形らしい。

宿は公園の中央から少し南東側にあるので、まずは北の方行きますかね、ということで Scotty's Castle という建物へ。何のこっちゃ無いお屋敷があるんですが、「millionaire と con man の友情の話」があるとかなんとか。con man って何か分からん。20分ほどのツアーがあったんだけど、別に建物の中見ても大したことなさそうだし、と思ってやめた。
帰国してから調べたら中々壮大なお話だったようだ。要は金脈アルアル詐欺の詐欺師(con man)が投資家をペテンにかけまくってたんだけど遂に捕まってしまう。なのに、そのうちの一人が許してくれて何故か友達に。若い頃に列車事故で脊髄骨折を負っていたその投資家は暖かい土地に住んだ方がいいということで、デスバレーに冬の間の屋敷を建てることにするんだけど、この詐欺師は昔の血が騒いだのか「これは俺の金脈から出た金で建てた俺の屋敷だ」と吹聴して回って周辺では信じられていたとか(投資家は知ってたけどまたやってるよ、と面白がってたらしい)。酔狂なことにオーナーはこの詐欺師に実際に住んでいいよと許可したんだと。で、この詐欺師の名を取って Scotty's Castle と呼ばれるそうな。本当のオーナーは Johnson さんなんだけど。Scott は死んだ後この屋敷の裏手にある丘の上に埋葬されたそうだ。そういえば大きな十字架があった。

Scott に捨てられたDQN嫁の話とか色々面白いので映画化すればいいのに。
Walter E. Scott - Wikipedia, the free encyclopedia
Albert Mussey Johnson - Wikipedia, the free encyclopedia

で、何で11月なんかに来てるかというと暑いから。過去には夏に摂氏58度を記録したことがあるとかいうんだけど、この11月頭で35度ぐらいありましたかね。快晴でね、カッと照りつける太陽が素晴らしく暑いんですよ。

だもんで、あちこちに水飲め、とか車が故障したら車から離れるな、とか色々書いてあります。怖いです。盆地なもんで熱が半端ないんです。ちなみに通年の降水量は60mm弱。それは1日で降るんだとか。

つーことで、盆地の真ん中に砂丘があったりします。砂と風と風を弱める力があれば砂丘はどこにでも出来るそうです。山から砂、北から風、南に風を弱める山があることでここに砂丘ができるんだとか。夜来ると月明かりで綺麗ですよ、と書いてあったけど、その横に「サイドワインダーに注意」と。良く意味が分からないけど、サイドワインダーってスパローミサイルより厄介なのは知ってる。

ここで貧弱貧弱な昼飯(甘いパンとヨーグルト)を売店で買って食い、宿へ向かいます。なんつっても長野県だかんね。そうそう見て回れないのよ。

Ranch at Furnace Creek という宿。公園内だとあんま宿のチョイスがありません。でも部屋は良かったですよ。Wireless Internet Connection は24時間 $10.95。何故か Softbank mobile の AT&T へのローミングは出来なかった。KEi さんの端末は入ってたのに。

着いて少し落ち着いてから、日の入りが近いと言うことで宿の近くの View Point へ。Zabriskie Point と呼ばれる展望台でぼーっとします。なるほどこの公園内で STARWARS のロケしたのも分かるなぁ、という感じ。色んな所にいろんな地形があって、どれも浮世離れしてる。海底の隆起、火山や地震活動で訳の分からない地形になっているらしい。

マーブルケーキっぽい模様が出てるのは地層が傾いてるんですなぁ。

最初は貸し切りだったんだけど、段々人が増えてきました。


クリックで拡大

ということで日の入り。

無事に日が沈んで何時の間にか空には薄ーい雲が出ていました。

この後、宿に戻ってから宿の近くの cafe で晩飯。テーブルに着くなり「やぁ、俺はライアン、注文は決まったかな?まだかな?まだみたいだな、オススメはこれとこれとこれだ。俺の個人的な意見だけどね。また来るよ」と兄ちゃんが。結局オイラはオススメの Taco Salad にしたんだけど中々素材の味を活かしたというか、サルサソースかけなきゃ味が無いというか凄かった。で、傷ついた心で部屋に戻ろうとしたら満天の星空。すごいっす。流れ星まで見ちゃった。

だもんで、食後に再度 Zabriskie point の駐車場へ。車に寄っかかってボーッと空を眺めるも星が多すぎて星座が分からない。あれがカシオペアかなぁ、とか昴って多分あれだよねぇ、とか空を横断する天の川を暫し眺めてから部屋に戻って寝たのでした。調べたら月齢27ぐらいだった。月もなくて本当に綺麗だったけど、逆に sand dune には moonlight は注がなかったということだな。

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