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2011年1月19日 (水)

楊家将

随分前の話を書き忘れてた。Vegas に行った時の話。

旅行には本を持って行く。ここんとこは歴史物が多い。昔は本屋の棚の前をウロウロすると何かピンと来たもんだが、近頃はあまり直感が働かず。歴史物の棚で適当に漁る。が、それもネタ切れ気味に。
そういえば北方謙三は読んだことがないな、と思い、オイラより読書家の愚弟に「破軍の星」と「武王の門」のどちらがオススメかと聞いたら「楊家将」を読めと。

水滸伝に出てくる大刀・関勝、小温侯・呂方は三国志の関羽・呂布の子孫という設定であるが、青面獣・楊志、双鞭・呼延灼はこの楊家将に出てくる楊業、呼延賛の子孫という設定である。

三国志が三国志演義を元にしているのと同じように、この楊家将も楊家将演義というものが中国にある。が、後半妖術使いが出て来たりして訳分からんことになるそうで、この楊家将は北方謙三版とも言うべき原典とは別物になっているんだそうな。中身は北宋と遼の争いなので三国志よりもかなり局所的で登場人物も少ない。

だからといってつまらないわけではなく、あたしゃ往復の飛行機で読もうと思っていたのに、LAX で読み終わってしまって、帰りの飛行機の中では手持ちぶたさんになってしまった。三国志のような戦記物が好きなら面白いんじゃないだろうか。後は敦煌とか。あれ、誰の本だっけ。あ、調べたら井上靖か。まぁ、下らないラブロマンスみたいなのは殆ど無くて、ひたすら漢の生き様と戦いの描写に明け暮れるが何というか文章に疾走感があってよろしい。

で、この楊家将はバタバタっと呆気なく人が死んだりして終わるんだけど、一カ所消化不良な部分があって、それを広げる形で続編の「血涙」が出ている。
これまた一気に読んでしまった。

つーことでまた移動が長い時には破軍の星でも買って行こうかな。眠気を誘うには「街道をゆく」がいいんだけど。


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