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2011年3月

2011年3月31日 (木)

リスクマネジメント

OLC、東京ディズニー4月6日再開報道を否定

「危険」っていうと risk と danger が有るわけだけど(他にもあるけど)、risk は danger と違って管理可能ってのがどこぞの学問の定義だった気がする。つまりブルース=ウィルス的なのは danger なんだけど、予め「こうなったら危ないな」ってのが risk だと。

普段の生活の中でも「風呂場の電球が切れて真っ暗な中入浴しなきゃいけなくなるリスク」から「火事で家が燃えちゃうリスク」みたいなのまで様々有るわけで。で、管理可能なわけで、これらをコントロール、マネージするわけです。リスクを無くしたり、起きても被害を少なくする。「換えの電球を買ってきておいておく」「火災保険に入っておく」など。
それでも往々にして大なり小なり事故は起こる。「刺身食おうと思ったら山葵を切らしてた」「徹夜で飲んでたら携帯のバッテリーが切れた」「チャリンコで歩道を飛ばしてたらお婆ちゃんにぶつかって大けがさせた」等々。洗い出せていなかったリスクがあるわけです。

企業も同じように色々リスクを背負って日々経営してるんだけど、一般人と比べると事が起きたときのインパクトがでかい。株主、社員、場合によっては社会に対して。なので「リスクマネジメント」というのをキチンと行うのです。大きな会社になると専門の部署がある。
何をするかというと、起こりうるリスクを列挙して、それぞれが発生する確率・発生した際に経営に与えるインパクトを推定し、それぞれに対する対処方法を考え、実施し、効果測定をする、ということを繰り返すわけです。「大口の取引先が無くなる」「為替が急上昇する」「社員がセクハラ起こす」「社長が死ぬ」等々。

オイラなんかで良くあるのはクライアントのサーバどうするかって相談される時。総務のXX君の足下でいいよね→蹴っ飛ばしたり倒れたりするじゃん→じゃシステム室のラックにいれるか→HDDやられたらダメだ→RAID1組もうか→1で大丈夫?→RAID5にする?→停電したらヤヴァくね?→UPS(無停電電源)入れるか→でもUPSだと長時間は無理だよね→どっか自家発のあるデータセンタ入れる?→データセンタに万一のことあったらどうするの?→じゃ、東京と大阪に分けておくか→両方国内で大丈夫?→じゃあ西海岸にも置いておく?→全部地球上で大丈夫?・・・

で、アホでも分かるけど、やればやるほどお金かかります。ので、「インパクト」と「対策」の費用対効果を見るわけで。オイラの知る限り、某金融案件の時は東京と大阪に分けるまでをやってた(オイラは直接関与せず)。当然両方のデータを同期取ったり、バックアップ取ったり諸々入れると月額だけでとんでもない金額だった記憶があるけど、「とんでもない」ってのはオイラの主観だからな。金融庁から指導受けたり、下手したら業務停止になるリスクに比べれば安いんだろう。
逆にインパクト(想定被害と発生確率)が小さい場合は対策が「何もしない」になります。全部のリスクに対応してたら幾ら金が有っても足りないわけで。例えば、オイラは仕事の関係もあって iPhone と au の端末を持ち歩いてる訳で、これだと万一 Softbank mobile が通話不能になっても au の回線で連絡することが出来る(実際イベント会場なんかでは稀に起こったりする)。その代わり、料金は2回線分払わなきゃなんないわけだ。もちろん au もやられたらもうダメだ。でも金払って DoCoMo 契約してまでカバーするのはな、と思ってるからしない。
どこまでやるかはその企業次第。で、やればやるだけコストがかかる=提供する商品やサービスが値上がりする。

今回の対応で「想定外」という言葉が政府や電力会社から多発されているのだけど、本当に想定していなかったとしたら残念。でも、想定したけど対応を見送ったのだとしたら、まぁ、な、という感じか。でもその結果、少なくとも電力会社の方は株価が500円割って公的資金注入の話が出てるわけで、マネジメント失敗なのは確かだ。

長々書いて冒頭に戻ると、東京ディズニーリゾートは今回の震災で敷地が液状化し、施設が被害を受けたと。更には電力消費量が半端無いので再開の見込みが立っていなかったわけです。ということで、会社としてかなりピンチなんだけど、その一方で日赤に1億円、千葉県と浦安市に5千万ずつを寄附している。

実は前にもここで少し書いたけど、オリエンタルランドは地震債券を導入しているらしい。
究極のリスク回避法「地震債券」とは、オリエンタルランドが世界初の導入
世界初、ってのは事業会社としてね。保険会社からはこの時点でいくつか売り出されている。

記事内の債券は2004年に償還してるみたいなので継続してるかどうかは知らないし、もしされていても今回の震源を考えると適用されたかどうかは微妙だけれども、会社のリスクマネジメントとしてはこういうものもアリだということ。JR東も発行しているらしい。USでは度重なるフロリダのハリケーン被害や、「想定外」だったアルカイダの航空機テロの後から色々と生まれて販売されているようだ。
Catastrophe bond - Wikipedia, the free encyclopedia

まあでも結局これはデゼニランドの入場料とか施設内の飲食料の値段に跳ね返ってる訳だ。色んな事を「想定内」にすると、それだけサービスは高くなるよ、と。電力にしても何にしてもね。

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2011年3月30日 (水)

泉涌寺

以前、何かのきっかけで四条天皇の事を読んだ。別に歴史上に残るような大事を起こした人ではない。2歳で皇位に就いて12歳で亡くなった。

天皇の崩御については、近習の人や女房たちを転ばせて楽しもうと試みて御所の廊下に滑石を撒いたところ、誤って自ら転倒したことが直接の原因になったという。

ちょいとばかりこの死因が気になっていて、調べたところ泉涌寺という寺に墓所があると。


梅小路の機関車を見終わってバス停へ急ぐもバスは遅れてきた。そんなもんだ。
京都駅、三十三間堂を通過して泉涌寺道で降りる。このバスは定額で220円だったのだけど、後払い。ICOCAで降りられると思っていた両親がはまっていた。スルッと関西では降りられるけど ICOCA はダメなんだと。

バス停から東側へ細い道を入っていくとしばらくして総門が見えてくる。

正直あまり上手な字じゃ無いと思うんだけどな。その総門の手前に即成院。ここの裏手には屋島の合戦の鏑矢で有名な那須与一の墓がある。

何か商売っ気バリバリな感じなんだけど、墓自体は大きく立派だった。一応那須与一は伏見で死んだらしく、本物の墓はここ。ただ、栃木や神戸の須磨にも墓所があるそうな。

さて、総門を入ると鬱蒼としている。雨が上がって何とも言えない雰囲気。途中で戒光寺の馬鹿でかい釈迦如来像を見たりしながら進む。んで、左に折れて今熊野観音寺へ。

もうこれだけでもかなりの広さなんだけど、まだまだあります。

坂道をずんずん登って後堀河天皇陵の前から泉涌寺境内を見下ろす。中々鳥瞰で寺を見ることないね。

更に途中からの分かれ道を上ると孝明天皇の陵。明治天皇の父、和宮の兄。維新の嵐ファンにはたまらない。この陵はぐるりと山を囲むようにフェンスが作ってあって全容はよく分からなかった。
この辺りで日が差し始め、気温がぐんと上がる。

んでもって、いよいよ本丸へ。拝観料を払おうと親父が5000円出したら何故かオッチャンがパニクって「まず両替」とか言いながら千円札5枚出してきたのには驚いた。どこの外国ですか?ここは。

中々にどっしりとした仏殿、奥に見えるのが舎利殿。非常に重心が低い。本殿の奥に四条天皇の陵があるというので行ってみる。

何かソウルで見た世界遺産を彷彿とさせる感じ。さっきの拝観料支払いのところのオッチャンが親父に語ったところによると、ここがパワーポイントなんだそうだ。それを言うならパワースポットだよ、親父。

で、12歳で崩御した幼帝にしてはごつい墓だな、と思ったら

25人前なんだそうです。参道に「四條天皇外二十四方御陵」って書いてあって、「外二十四方」って何かと思ってたら「他に24人」ってことだったのね。天皇陵のコンビナートは初めて見た。

その後、御座所や庭をぐるっと見て終了。見終わったぐらいから急に冷え込んできた。これが京都の盆地クオリティ。
地図を見るとここから南下すると東福寺の裏に出るようだ。伏見稲荷、東福寺は有名だが、ここはちょっとした穴場だな。派手なものはないけど、緑が多く、だだっ広くて中々気に入りました。

御寺 泉涌寺|公式サイト| (ちなみに御陵は宮内庁管轄なので寺のサイトには出てない)

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2011年3月29日 (火)

理系/文系

別に専攻した学部がどうこうってもんでもないけど。オイラの同期に文系学部出身だけど非常に理系っぽい人がいるし。論理的 vs 感覚的とでも言うのかな。

今回の騒動は一種の踏み絵みたいなもんだな、と思う。感覚的な人は感覚的な反応をするのは予想通りだけど、論理的だと思われる言動をしていた人でも感覚的に振る舞う人がいて少々驚かされた。ストレステストか。

思うに、論理的ってのは物事を分析して得られた情報から状況を判断するのだけど、実はもう一段階あって、得られた判断を客観的に信じる、ってステップが必要なんだな。普段なら判断して信じるってところはすんなり行くんだろうけど、特殊な状況下だと出てきた判断を信じられない、もしくは直感的にそうじゃない方が正しく思える、なんてことがあるんだろう。

以前読んだ「パイロットの話」という非常に面白い読み物があるので、これマジオススメなんだけど、その中に空間識失調の話があった。
三菱重工 航空宇宙事業本部|パイロットの話 「コックピットから その4」

水平飛行と2Gの背面との区別がつかないのです。このとき私は海と空をも見間違えているのです。地上では海の方が空よりも青いのですが上空では空の方がはるかに青いのです。人間一旦信じ込むとなんでもそれが真実だと感じてしまうのです。
(略)
このようにして飛行中は常に多くの計器から1つの真実をいつも探り出そうとしています。そしてその結果が自分の感覚と違っていても計器を信じて自分を否定しなくてはならないのです。
命がかかっている時に自分の感覚や信念を曲げて機械を信じて行動することは至難の業です。それも数秒のうちに判断しなくてはいけません。 10秒も悩んでいたら飛行機はすでに取り返しのつかない領域に入っています。飛行機に許されている余裕時間は2秒です。何かが発生して2秒以内に正しい手順を実施すれば故障で飛行機が落ちないようには設計されています。

オイラもどこに閾値があるか分からんけど、一定以上のストレスを掛けられたら感覚的になるんだろな。少なくとも2秒の内に計器を信じて感覚を捨てるのは無理だと思う。そう思うと、エースとか名将とか言われる人は凄いストレス耐性なわけだ。

少し話はずれるけど、理系っていうのでいくと、今回の件で専門家がはっきりコメントしない、っていう不満を持つ人が多いらしい。これを聞いて昔、営業肌の上司に「技術の人間は良心があるからダメだ」と言われたのを思い出した。営業で客先に行ったときに「絶対出来ます」「確実に出来ます」と言い切ることが出来ないのだ。
世の一般的な人(客)たちは、そういう言葉を求めてたりする。なので営業の人間は往々にしてそういう売り方をして、後でトラブったときにコンサルとかサポートが「誰だよ、これ売ってきたの!」なんて激怒したりするわけだけど。工学/理学のエンジニアは中々「絶対」とは言えないよね。ゼッタイ。

文系がモテて理系が持てないのも「絶対」って言えないからだ、という話も聞いたな。
「浮気しない?」って聞かれて「うん、絶対しないよ」ってすぐに言えない。「そもそも浮気ってどこからが浮気?」とか言っちゃう訳だ。
ま、そう考えると論理的なのもどうかって話だな。直感で正しい方を選び続けることが出来る人が一番凄いとは思う(一度だけそういう経営者と会ったことがある)。見ててヒヤヒヤするけど、本人はそうでもないんだろう。

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2011年3月28日 (月)

梅小路蒸気機関車館

神戸に帰省した連休は後半天気が悪かった。2日目は愛宕山の後遺症で筋肉痛が酷く、今にも降りそうな空の下、駅まで散歩してほぐした程度。
3日目の最終日も朝から雨。これは三宮でちょろっと買い物して帰るかな、と。帰りの新幹線も京都からの切符を持っているので、京都までは新快速だ。朝食を摂ってから天気予報を見ると午後から雨が上がりそうである。とりあえず行ってみようか、ということで両親と京都へ向かう。

目的は昨年山崎を見学した後で寄ろうと思ったけど時間の関係で断念した梅小路蒸気機関車館。
京都駅で降りて中央口を左へ出る。小雨の中西へ西へ。10分ほど歩くと梅小路公園、更にその中を5分ほど進むと入り口が見えてくる。入り口は旧二条駅舎を移築したもので、中々良い風情。高尾駅に似てるな。

ちなみにカメラは親父のLUMIXを借りてお届けします。
駅舎の中は模型などの展示が少々。お子ちゃまが多い。で、裏へ抜けたところが扇形車庫。

いやー、ガキの頃の憧れの扇形庫ですよ。ちゃんと動くし営業線にもつながってるんだそうで。19両が管理されているとのことだけど、全部あったのかな?でも、車庫に入っているものは運転台に上ることも出来るようになっていたり。

ひとしきり眺めた後、駅弁を売っている売店があったので、3種類を1つずつ購入して親子3人で食す。端っこにオハフ50の客車があって、中で休憩することが出来る。

13時半からお子ちゃま向けに機関車の運転があるということで、端っこでスチームを蒸かし始めた。

次の予定もあったので、食後にざざっと見て13時過ぎに撤収。天気が悪かったのが残念だなぁ。
梅小路蒸気機関車館

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2011年3月25日 (金)

DIY GPS

愛宕山、いくつか反省するべき点はあったが、決して舐めてかかったわけではない。飲食料も余分を用意し、カイロもリュックに入れ、きちんと登山地図も用意していった。
iPhone には GPS があるし、地図アプリもあるから、自分が今どこにいるのかを知ることが出来る。しかしながら、ご存じ Softbank mobile のカバーエリアは広大だ。空が見えればGPSの情報は拾えるが、地図のデータは電波が届かなければ得られない。

で、色々調べたら DIY GPS というアプリを発見。
[DIY GPS] -iPhoneを山用GPSにする

結論から言うとオススメ。事前に地図データを iPhone に持っておくことでキャリアの電波が届かなくても自分がどこにいるかが分かる。コンパスを用いて方向も分かるし、一定時間おきにポイントをプロットすることも出来る。他にも色々ありそうだが、おそらく使いこなしていない。
地図データはカシミール3Dと連動して非常に簡単に取り込むことが可能。カシミールを使わなくても紙の地図をスキャンして使うことも出来る(緯度経度を合わせなきゃなんないけど)。普通の地図アプリだと登山道が出ないことがあるけど、このアプリはユーザが自由に読み込む地図データを選べるのも良い。450円の有料アプリだけど CP 高いと思う。


水尾まで降りてきたところ
mobile booster で充電中

難点があるとしたら機内モードでGPSが使えないことだが、これは iPhone の仕様なので仕方がない。圏外なのが分かってるのに機内モードに出来ないもんだからバッテリーがどんどん減っていくのだ。まぁ mobile booster を持参したので大丈夫だったけどね、実家に帰りついた時には mobile booster は空っぽ、iPhone 本体は残量20%だった。

理論的には海外でも使えるはずなんじゃないかなぁ。iPhone なんでメチャクチャ過酷な環境では使えないだろうけど、普通の日帰りの山歩きぐらいには便利じゃないかな。

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2011年3月24日 (木)

心中お察しします

小学生の頃から読んでいた Newton で一番好きだったのは相対性理論で、赤方偏移とか光が重力に引かれて曲がる、とかだった。でも最初にグッと来たのは原子核崩壊で、物質が変化することと、それが簡単な引き算やかけ算(指数)で表されるところだった。C14年代測定とかね。
世の中の反応見てると半減期って考え方はすんなり受け入れられないみたいだなぁ。

農薬がどうこうとか保存料がどうこう言う美味しんぼ的な人はいても、水道水の塩素がどうこう言う人はいないなぁ、と思ってちょっとググったらやっぱいるのね。そういや電子レンジで温めたものは食べちゃいけないとか言ってる人もいるみたいだからなぁ。そういう人とか潔癖症の人とかは、今頃発狂しそうなんだろうなぁ。心中お察しします。

オイラはのほほーんと生きてるから楽なのかな。食べ物も不味くなければ何も気にならんし。美味いと思ったら天然物でした、ってことはあるだろうけど。受動喫煙はマジ勘弁(不愉快)だけど、別に無理にまで長生きしたいとも思ってないしなぁ。とりあえずミネラルウォーターが無くなったんだから牛乳返してくれ > 買い占め愚民共

Newton といえば竹内均先生。専門はプレートテクトニクスによる地震学、放射性物質の崩壊等も優しく正しく解説してくれたはずだ。太ブチ鼈甲のタケキン先生が今いらっしゃらないのが悔やまれる。

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2011年3月23日 (水)

嵐山〜太秦

いつもなら綿密にスケジュールを立てて旅に出るのだけど、今回は無計画であった。いくつか理由が考えられるが、

  • 愛宕山の所要時間が読めなかった(最大で5時間見ておく必要があった)
  • 前の日遅くまで飲んでいた
  • 急な仕事(業務)があったりして出撃前に余裕がなかった

といったところか。

何はともあれ、愛宕山から下りて保津峡駅から山陰本線京都方面に乗り、長いトンネルに入ってから頭をフル回転させる。そういえば、嵐山には大覚寺があったはずだ。あれ、太秦だっけな?車内の路線図を見ても全く土地勘なし。相変わらず携帯は圏外である。トンネル内で検索窓に「大覚寺」と入力して、嵯峨嵐山駅前でトンネルから出て制動しはじめたところで検索。なんと嵯峨嵐山駅が最寄りじゃないか。ということで降りる。
駅のトイレでタイツを脱ぎ、外に出るとタクシーの運ちゃんが異人と日本人女子のカポーに「タクシーで行ってもワンメーター」と声をかけていた。大覚寺までワンメーターか。痛む足を踏ん張って北上する。早足だと汗をかきそうなのでゆっくりしか歩けないのは幸いか。

15分ほど歩いたかな?目の前に大沢池が。入場券を求めて池の周りを散策、梅園を見たりするが、季節が悪いな。やはり桜か紅葉の頃に来たいもの。一度出て、本堂の方へ入り直す。お茶会か何かあるのか着物のご婦人方がワラワラと居た。

本堂は思ったよりも大きく、ぐるぐると見学できて中々のものでした。流石は大覚寺派大本山、南北朝時代は南朝の拠点となった場所である。

返す返すもカメラを忘れたのが悔やまれる。

で、大沢池を再度見たりしてさいなら。
旧嵯峨御所 大覚寺 門跡

この時点で15時前。実は神戸の三宮で1830開店の店に行ってみようかと思っていたので、京都でもう少し時間を潰したい。どーすっかな、と思って iPhone で地図を見ると、広隆寺が目にとまった。確か有名な弥勒菩薩があるところではないだろうか。行ってみよう。
ただ、どうやって行けばいいかが分からない。JRの駅に戻って一駅乗るのが普通だろうけど、戻るのも駅からもそこそこ距離がありそうだ。バスかタクシーかなぁ。バスよく分からんなぁ。めんどくせーなー。4kmぐらいか。歩くか。

ということで歩く。近くの高校の体育館から聞こえる竹刀の音、用水路の水音、少しむっとするような草の匂いなど懐かしく感じていると、向こうから息を切らせた野球部の生徒がランニングしてきた。のどかだ。

少し歩いて広沢池。大沢池と並んで月見の名所であったという。元は秦氏の開墾用の溜め池だったと言われるが起源はよく分からないようだ。

ずんずん歩く。細道が続くので車とすれ違うのが少々怖い。そして足痛い。と、フェンスの向こうに東映の撮影所。

なるほどここは太秦であったか、と思いながら道を進むとどうやら映画村の裏に出たらしく、少しのぞき見ることが出来た。映画村行ったこと無いけどね。太い道に出て三条通に合流するところが広隆寺の門。

中々広々としている。嗚呼、E-P2 持ってくれば…

広隆寺は推古天皇の時代に創建されたという京都最古の寺。地名の太秦が表すように、渡来系で当時重宝された秦氏の氏寺である。
境内が広々としている割に建物は少なく、ぐるっと見て拝観料を払って霊宝殿へ。あまり仏像に興味は無い方だけれども、見事な仏像がいくつか、その真ん中に弥勒菩薩半跏像があった。細く薄く、華奢な印象の仏像でつるっとしており、なるほど美しいものだと思った。前にも書いたが、この仏像が「国法第一号」というのは嘘である。一気に何点も登録された中で台帳の彫刻の部の1号なのである。

そんなことより、その前に椅子が有って座れたのが嬉しい。愛宕山山頂の休憩以来の着席。5分ほど座ってぼーっと仏像を眺め、隣でむくれた彼女をあやす男を見ながら「こんなとこでやんなよ」と思い、寺を出たのでした。

16時半。もう寺社へ行くには遅すぎるが、三宮1830には時間がある。足は棒のようだ。もう疲れたし実家に帰ろうか、そう思って電話。親父が三宮まで迎えに来てくれるというので、太秦まで歩いて京都駅へ。新快速で三宮まで帰ったのでした。

帰宅してから、しまった、松尾大社へ行けば良かった、と後悔。今度はしっかり下調べをしてから嵐山を再訪したい。ちゃんとカメラ持って。

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2011年3月22日 (火)

愛宕山

愛宕神社ゆう神社がありまして、火の神さん言うことで、昔はへっついさんの所には愛宕さんのお札が貼ってあったもんです。今でも京都では見かけますな。

てなわけで、京都の嵐山から更に北西、愛宕山へお参りしてきました。日本中の愛宕神社の総本社。地震の後は火事が怖いってね。
京都駅に着いたのが8時40分ごろ。中央口からバス停へ。愛宕山は清滝もしくは保津峡から登ることが出来るが、基本の清滝ルートを選択。京都駅から清滝へはバスで1時間弱、阪急嵐山から15分程度、京都駅から嵐山へは電車で30分ほど。ということで、タイミングが上手く合うならば、嵐山へ向かったほうが良いが色々調べたら、どちらにせよ同じバスに乗ることになりそうだったので、京都駅から向かうことにする。
基本的に京都駅は1時間に2本程度、嵐山からは1時間に4本程度出ている。
旅先でバスに乗るのは少し緊張する。都バスに慣れていると整理券を取り忘れたりするので。後、降りるまで金額が分からなくて両替する必要が有るのか無いのかとかね。立ってる案内のオッチャンに聞くと「整理券取ってもらって後払いです」とのこと。ちなみに京都市内は定額のバスもある。C6バス停に向かう途中に小さなブース。中にお婆ちゃんがいて切符を売ってると書いてある。
「すみません」と声をかけても横を向いて固まったまま動かない。少し顔を突っ込むようにして再度「すみません」と言うとこっちを向いてくれた。「清滝までの切符ってここで買えるんですか?」「買えますよ。270円」。200円と70円の共通券(?)というのをくれた。で、バスに乗るときに整理券を取ればもう安心である。

バスには登山姿の年配の方が多い。みな結構しっかりした装備である。オイラはというと、一応 mont-bell のソフトシェルを着て、deuter のリュックにストックを1本差し、サポートタイプのタイツをはいているものの、下半身はジーンズに街歩き用シューズと緩めの格好。嵐山駅から更に登山客を乗せて、10時前に清滝に到着。

「登山やゆうのに下るんかいな」というオッサンの軽口を背に愛宕山登山道だか書かれた標識の方へ坂道を下っていく。橋を渡ってしばらく行くと鳥居。1004.ちなみに本来の表参道の始まりはもう少し手前からになる。

そうそう、前の日「今日は23時に帰らなきゃなんないから」と言いつつ1時半まで飲んだ天罰か、相棒の E-P2 を忘れるという痛恨の失策を犯したがために今回の写真は iPhone 3GS である。

本当は空也の滝という滝を見る方向に行きたかったのだけど、分岐が分からず表参道へ行ってしまったのでそのまま進む。いきなりの急な階段で20段も上がるころには腿裏と腰の横辺りがビリビリする。そのうちに異常に暑くなってきた。この日の京都市街の最高気温の予報は17度と随分高かったが、麓と山頂の気温差は10度ほどになると聞いていたので、スキー用の下着・カシミヤのセーター・前開きのセーター・トレッキング用ソフトシェルと重ね着していたのである。しかし汗がだくだくと額から垂れてくるので、最後は恥も外聞もなく上は下着1枚になった。ちなみに ZERO POINT の登山用(紺色)なのでパッと見はバレないはず。

しばらく行くと木陰に雪が残っている部分が見えてきた。最近降ったのかな?と思いつつ、何人か追い抜き、何人か追い抜かれる。こういう石段の道では歩くタイミングを一定にしないと参ってしまうので焦りや変な競争心は禁物だ。
そのうちに落語のオチの部分で有名なかわらけ投げの標識に。現在では行われていないらしい。写真に斑点のようにあるのは木から滴り落ちる雪解けの水滴である。確かに急な坂というか崖になっており、京都市街が見えたが写真映りはイマイチだったので割愛。

この辺りから道がぬかるんで歩きにくくなってきたのだけど、そのうちに様子がおかしくなる。登山道に雪が残ってシャーベット状に。

そして急にゴウゴウと風が唸りだす。何この Load of the Ring? と思いつつ、体を冷やさないようにジャンパーを着込む。ストックを伸ばし、滑りやすい石段に気を付けつつ慎重に上る。どんどん気温が下がり手も悴んできたので手袋。「やべーなー、これ引き返したほうがいいのかなー」と思いながら進んでいくと黒門。もうこの辺りになると雪山登山的な映像になってくる。

少し行くと、この山唯一のトイレと自販機があるが寒いしおっかないしでとりあえずゴールを目指す。と、更に石段…

登り切ってやっと頂上である。1245。実に2時間45分の登山であった。こんな時なので個人的には余りしない賽銭を投げてお祈りして任務完了。社務所の向かいの休憩所でストーブに当たりつつ、自宅近くのコンビニで確保した貴重なアンパンを食う。なんかお子ちゃまを背負って短パンで上がってきたオッチャンがいてマジでビビった。3歳までに愛宕山を上ると一生火事に遭わないんだそうで。それにしても真冬ですよ。
体が固まらないように食べたらすぐに降りることに。

この時の足元はこんな感じ。まじ死ぬかとおもたよ。休んだせいか寒くなったのでセーターを1枚追加してトイレによって下山開始。

何とか水尾分かれまで戻り、行きとは逆の水尾方面へ降りる。こちらは石段では無く瓦礫のようなゴロゴロとした道。これまた急で歩きにくい。しばらく歩くと急に気温が上昇。ここでジャンパーを脱いで再び下着1枚モード。こちらの道はほとんど人に会わない。みな、清滝から上がって清滝に降りるんだな。
山道が終わって人家に降りる。オバちゃん2人組が「今日は暑いねぇ」なぞ言いながら上着を脱いでこれから登ろうという様子。
「どこまで登られたんですか?」「愛宕神社まで」「何時間ぐらいかかります?」「いやー、僕は清滝から登ったんで分からないんですよ」「あぁ、そうですかぁ」「上のほうは雪が残ってて足元悪いですからね、気ぃつけて行ってください」「えっ?ホンマに?」
そんな会話をしてアスファルトを下る。ポカポカと温かく、人気が無く、静かで長閑である。

しばらく行くと「清和天皇陵」「清和天皇社」と書かれた標識。清和天皇は言うまでもなく清和源氏の源流となった天皇であるが、水尾の地を大いに気に入り、陵墓がここに作られたという。おそらく歴代天皇の中で一番辺鄙な天皇陵であろう。これは川を渡ってまだ暫く歩かないとたどり着けないので却下。代わりに対岸にある清和天皇社に行ってみよう。

石段は舗装を直している途中であったが、降りるときに独りで作業するオッチャンに黙礼すると「ようお詣り」と挨拶された。社自体は特筆すべきものも無い小さなもの。
そこから保津峡の駅まで3km強。全く iPhone の電波が入らない。au も入らない。ただ捕まるのは JP DOCOMO の電波のみ。結局駅のホームにたどり着いても DoCoMo 以外は入らなかった。

保津峡のホームはトンネルとトンネルの間の鉄橋の上。駅に着いたのが1347。1時間に3本の電車が4分前に去った後だったが携帯がつながらない状態では事前に時刻表を見ることも出来ず。トイレの水を使って靴の泥を落とす。ジーンズの裾も泥だらけだがこれはどうしようもない。街に出たらコンビニでウェットティシューでも買うかな。そんなことをしてたら京都方面の電車が来た。

というわけで、結論。愛宕山は924m、ガキの頃から慣れ親しんだ六甲山より低いが斜度は非常に厳しい。前の日に4合半飲んで3時間睡眠で新幹線乗って登るのは止めた方が良い。装備も本気の山登り推奨。
オイラの実績として清滝からの登りが2:45、保津峡までの下りが1時間であった。独りで登ったので少し早めかもしれないが、年配のグループだと上り下りで5時間かかることもあるようだ。となると、水尾ですれ違ったオバチャンは下手すると夕方6時頃になるなぁ。大丈夫かしら。

何せ、落語のように芸妓を連れて物見遊山に行くような場所ではないし、人数分弁当担いでついて行くなんて有り得ない。桂米朝が稽古を付けてもらうときに「愛宕山へ行ったらあかん、この話嘘ばっかりやさかいな」と言われたというのは本当なんだなぁ、と身をもって体験したのでした。

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2011年3月18日 (金)

文句

「痛い言ってたら痛くなくなるんやったら言ってなさい」と言ったのはオカンだったか叔母だったか。

文句言われるのはもちろん気持ちよくないが、人が他人に文句言ってるのも楽しいものではないわけで。
状況を変える可能性のある提言はすべきかもしれんけどね、言ってもしゃーないことは言ってもしゃーないわな。

まぁでも文句言うことで精神的に安定するってのもあるだろうからそれも止めないけど。兼好法師も「おぼしき事言はぬは腹ふくるるわざなり」と言ってるからね。ただ兼好法師が出来ているのは「筆にまかせつつ、あぢきなきすさびにて、かつ破り捨つべきものなれば、人の見るべきにもあらず」ってとこだな。言いたいこと言わないのは気持ち悪いから筆に任せてつらつら書く端から破り捨てるべきもので、人の目に触れるはずもない、と。

でも1つだけ気持ち悪いので書くと、このタイミングでワラワラ出てきてる反原発みたいなのだな。別に各々好き嫌いとか描く未来の姿があるとは思うけど、このタイミングってのは「今だ!好機!」みたいな感じで気持ち悪い。まぁでもああやって拡散することで自分が落ち着くのかな。そういう精神の動きなら仕方ないか。

最後に良い文章だと思ったので今回のエントリと直接関係ないけど貼っちゃう。ロードレース見ない人には分からんかもしれんけど秀逸だと思った。
L'Œuvre au Noir: この山岳はゴールではない。

P.S.
わいも下らん文句は言うけどね。ま、こんなときだからね。ちょっと自重気味。

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2011年3月17日 (木)

飲み

先々週に予約してた店。前日に電話がかかってきて「明日来ていただけますでしょうか?」と。「ええ、お伺いします。よろしくお願いします。」
営業時間を少し早めて早めのラストオーダーになると言われたけど、この分だと早く行くことになるだろうし問題ない。

案の定、一緒にいく人が15時に帰れと会社に言われた、というので、少し時間を潰して17時の開店直後に入る。先月のグルメ雑誌に出ちゃったりしたこともあるけど、ああやって電話かけたのが功を奏したのか、ほとんどの席に予約の札が立っていた。

メニューは一部用意できません、とか言われるかと思ったけどそんなこともなく。刺し盛りも美味しいものをいただけましたよ。築地では魚が余ってる、なんて聞いたけど本当かもな。
最初の一杯は福島の曙酒造。夕方風が強くて冷え込んだので燗で。人は大丈夫でも輸送手段が無い、という蔵が多いと聞く。まぁ、こうやって飲むのは悪いことにはならんだろう。今、蔵に残っている酒がどうなるかが心配だけど。
報告 3月15日

17時半にはわらわらと他のお客も入ってきて、平日にしては少し早い賑わいを見せていた。
100%は無理でも出来るだけ平常運行で行きたいもの。

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2011年3月16日 (水)

寄付金控除

昨日も少し書いた義捐金の話。US版の話を KEi さんが書いていたので。
アメリカ納税者はアメリカのNPOを一つ選んで寄付しよう at ksnn diary
On Off and Beyond: アメリカ納税者はアメリカのNPOを一つ選んで寄付しよう

当然、日本でも寄附金控除っつーのがあります。
No.1150 一定の寄附金を支払ったとき(寄附金控除)|所得税|国税庁
ただ、何故か2000円引かれるのよな。何なんだろ、この2000円。ケチくさい。

次のいずれか低い金額 − 2千円= 寄附金控除額
  イ その年に支出した特定寄附金の額の合計額
  ロ その年の総所得金額等の40%相当額

ということで、1万円寄附すると8000円分が控除されます。税金が8000円減る訳じゃなくて、税金の対象となる金額が8000円減ります。所得税率は収入によって違うけど、たとえば年収500万なら20%なので1万円寄附すると1600円税金が減る。やっぱUSに比べてショボイな…
年収が1800万を超えると40%なので1万円寄附で3200円。102,000円寄附すると4万戻ってくる。これぐらいだと効いてくる感じかな。

日本赤十字社だと、領収書だけ、その他団体によってはその団体が寄附の受付先として的確であることを示す書類が必要になるので、とりあえず日赤がいいんじゃね?(素人解説なので自己責任でお願いします)
グルーポンおせちじゃないけど、慣れてない団体が始めたりすると、経費とか何だかんだで被災地に届く金額がずいぶん減ってしまうケースもあるとか聞くしね。

んで、オイラみたいにシニアニートだと毎年確定申告するから、その時にヘロっと書けばおしまいなんですが、世のサラリーマン/OL は源泉徴収&年末調整なので、面倒だけど年末調整受けずに確定申告せにゃならんね。別に源泉徴収票とか生命保険の控除証明とか用意して書類作るだけだから比較的楽だけど。比較的ってのはオイラのように経費の領収書仕分けしたり売り上げ集計したり、って作業が無いだけの話だから、一般の人にとっては面倒だろな。

こっからは自治体によるけど、たとえば東京なら都民税も4%帰ってくるし、区によって(って見たところほとんどの特別区はそうみたいだ)は特別区民税6%も帰ってくる。ただ、こっちは何故か5000円さっ引かれてからだけど。なんだよー、下限額って。1円でも寄附は寄附じゃんかよー。
手続きは特に必要なくて確定申告しておけば、各自治体にそのデータ(所得金額)が回って計算される。

まあでも、いいことして税金安くなるんだから、やったら?ってことでした。それにしてもさっ引かれる2000円が納得いかん。
【日本赤十字社】寄付・献血・ボランティア|東北関東大震災義援金を受け付けます

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2011年3月15日 (火)

どっしりしましょ

何かね、素人が「原発がどうの」とか言ったところで仕方ないじゃない。危ないって言おうが、安心って言おうがね。本当に「もうダメ」って思うなら twitter やったり Blog 書いてる暇があれば荷物まとめて関西なり国外に行った方が良いわけですよ。被災者じゃない人のことね。
後、無駄に東電の対応責めたりね、特に計画停電がらみとか。仕事でテンパったこと無いのかね。うわーこんなこと起こると思ってなかった、やべー、ってのね。そりゃ拙い点もあるでしょうけど、しょうがないじゃない。平時じゃないんだから。

1000年に一度とか言われてるんすよ。前回は多賀城の国府が崩れたとかいう時代ですよ。どういう時代か分からない人は北方謙三の破軍の星を読もう、ってあれは陸奥国の大地震から500年ぐらい後だけどね。良い本ですよ。

被災者対自分、ガラガラのスーパーや交通網の乱れで居住地も混乱、よく分からない原子力発電所で事故。自分の立ち位置が分からなくなって不安なのも分かるけど、発言も行動もあんまり極端に動いても仕方ないじゃん。いつも言ってる Appleの製品発表と同じで、リアルタイムで見ようが、朝起きてから見ようが結果は変わらないのですよ。リアルタイムで見たからスペックが変わるわけでも、「こんな機能イラネ」って文句言ったから機能が変わるわけでも無いのです。

とりあえずは逃げる人は逃げて、逃げない人は義捐金とかして、平時の経済活動が戻るように協力すべきじゃないかしらね。普通に働く、買い物する、飲み屋でお金落とす、とか。
【日本赤十字社】寄付・献血・ボランティア|東北関東大震災義援金を受け付けます
カード払いもできるよ。

今回の災害がある程度収まったときに、極端に原発怖い、作るな、止めろ、とかいう世論が醸成されると関東だけでなく日本中が電力不足になって生産性・利便性が極端に落ちるのが個人的には一番怖い。ダム作るな、化石燃料燃やすな、原子力危ない、停電するなよ!。オイラは答えは無いと思うけどね。

レアルやバルサの試合前にもセレモニーがあったり、6Nations では Silent moment, ティレノ=アドレアティコでも黙祷、SerieA でも喪章をつけたりして皆心配・応援してくれてるのよ。どっしり腰をすえて頑張りましょう。

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2011年3月14日 (月)

異常な週末

オフィスで眠気を振り払いつつ仕事をしてたらキコキコ揺れ始めた。上京して20年近いので別に驚くこともない。「揺れてる?」なんて twit して仕事を続けてたけど止まる気配もなく、どんどん揺れが大きくなった。窓枠がミキミキ言い出したところで「これはヤヴァいかもしれん」と思って靴を履き、マフラーを巻いてコートを着て、ポケットに財布と携帯2つをねじ込んだ。今まで東京に住んでいて体験したことのない揺れの大きさだった。
何故かヘッドホンを手にとって「これ持って行こうかな?」と数秒逡巡したのが今となっては少し可笑しいのだけど、その辺りで一旦収まった。TLを見ると最初につぶやいてから2分経っていた。ここでふと思い直して実家に電話。阪神淡路の時、既に東京にいたオイラは神戸の実家に半日電話が通じずに非常に心配したことがある。

電話をすると親父が出た。六甲のスキー場から帰ってきたところだったらしい。非常に揺れた。長さは前の中越地震の時ぐらいだったけど、揺れの大きさは遙かに大きかったので大変なことになると思う。今のところ無事なので安心してくれ、と伝えているうちにモニターの上には「東北で震度7」という文字が。そして強烈な余震。立っているのが少し難しいので股を開いて踏ん張る。「何か、東北で7とか言ってるわ」「おお、そうか。お母さんとテレビ見てみるわ。気ぃつけてな」「はいはい」と言い残して電話を切る。

何故か知らんけど、西海岸の御仁(実家東京)に伝えておこうと思ってチャットを立ち上げるも、揺れが激しくて別の友人のアイコンをクリックしてしまう。ひとしきり伝えた後、会社の他の部分がどうなってるかと思って居室を出た。
総務のあんちゃんが「あ、今行こうと思ってたんですよ。サーバラック無事ですか?」と。わしゃ確かにサーバ部屋に住み着いてるけどな、わしじゃなくてラックが心配かよ、と思ったけど、大丈夫ですよ、と。社内は本棚の本が落ちたみたいだけど他は大丈夫そうだ。

居室に戻り仕事を続けてたんだけど、その間も揺れまくる。昔6軸の油圧プラットフォームでVRの研究してたんだけど、その時の乗り味を思い出させる。しばらくすると、どこからかサイレンが聞こえてきて、妙に火災が気になり出した。そういや、こないだの更新の時に面倒くさくて専有部分の火災保険かけてないんだった。ま、無くなって本当に困るものはそんなに無いけど・・・てかこのビル築何年か知らんけど新しくないのは確かだし細長くて脆弱な気がするな。だったらうちの方がいいかも。仕事も出来るし。ということで、職場放棄して自宅で作業しようと。後で思ったけど、こういうとき徒歩通勤はありがたい。

外に出ると、そこらのビルの玄関前に屯する薄着の人々。女性の中には怯えてるような表情の人もいる。何を大げさな、と思いながら歩いていると、iPhone の twitter には何か大変なことが起きてるらしい twit が。

帰宅したら玄関でマンションの管理人とばったり。「エレベータが止まってるんですよ。今日は動くかどうか分からないので非常階段使ってください」と。へいへい、と自宅へ。部屋の中はぱっと見何の被害も無かった。PCの前に座るとクリスマスツリーのオーナメントが散らばってる。うちのツリーはドイツの木製の小さな奴で、木の台にオーナメントを置いていくものなんだけど、それが振動で落ちたようだ。何か片付けるのを忘れて、そのまま部屋の中の1アイテムとして居座ってしまっていたのだけど、そっかー、そろそろこいつも片付けるか、と片付け開始。テレビをつけると津波で大変なことになってるらしい。
オフィスと自宅は階はあまり変わらないんだけど、自宅の方が新しくて低層でがっしりしてるからか、揺れはあまり感じなくなった。同じぐらいの規模の余震は続いてたみたいだけど。

小腹すいたから何か無いかな、と棚を開けようと思ったら引っかかって開かない。耐震ラッチって奴だ。それは分かるが開け方が分からない。高いところにあるし、右肩は傷めてるし、むー。引っ越したときにもらったマニュアルを見てもどこに書いてあるか分からんので、Google先生に聞いたらゆっくりと力をかけて押し込むらしい。なるほど開いた。こういうシミュレーションを平時にしておくのは大事だなぁ。

その後しばらく仕事したりメールしたりしてたのだけど、ふと愚弟が気になる。SMSを送ってみようとしても送信失敗。混んでるんだな。とはいえ気になるので何度かチャレンジすると送信成功となった。でも全く返事がない。実家に電話。「(愚弟から)連絡あった?」と聞くと「無いのよ、電話かけても通話中やったりつながらなかったりでね。メールは送ってみたけど」と。
まあ昔から家族に知らせずそっと前歯を折ってたり、急に実家に現れたり、消息不明気味な愚弟なので慌てても仕方あるまい。そんなことしてると、今日はJRと地下鉄は動かない、なんて噂が流れてきた。噂は信用せず、鉄道会社や乗り換え案内のリリースだけを選択して見ていく。テレビを見ると新宿駅は入れない人でごった返している模様。

夕方になり、とりあえずスーパー行くか、と外にでてびっくり。家の前の大通りは人だらけ。車は渋滞。映画「宇宙戦争」のエンディングを思い出した。

そんな中、ゆっくり進む人波に乗りながらスーパーへ。信号待ちしてたら凄いヤニの臭い。交差点にタバコの自販機があるのだけど、そこの灰皿を囲んでタバコ吸ってる奴らにマジむかついた。お前ら人混みの中でタバコ吸うなよ。普段の路上喫煙ってだけでもマナー違反だろが。どこまでも他人の迷惑考えられない奴。
スーパーに着くと、パンや総菜がほぼ全滅。でも刺身とかはあるのな。どういう思考回路でそうなるのか(馬鹿にしてる訳じゃなくて本当に疑問)わからないけど、適当に食材買って帰宅。別に東京がどうにかなった訳でも無いのに。スーパーの袋を下げて歩いて帰宅する人混みに逆流して戻る。不思議な感じ。

戻ってからは twitter とメールとTV。実家は愚弟と連絡ついたようだ。とりあえず実家とのPC同士のメールは問題なく出来るし、実家の固定電話と兄弟の iPhone もそこそこ繋がるようだ。携帯同士は絶望的なのか、同じ東京エリアだから絶望的なのか分からないが直接通話は出来ない。
とりあえず親に、弟は歩いて帰るにはずいぶん遠いからうちの住所を教えて来てもいいと伝えておいてくれ、後オイラは au も持ってるのでこの番号も伝えてくれ、と伝言。しばらくすると、親から愚弟がうちに向かっているとの連絡があった。
そろそろ愚弟が来るかな、という時刻にダメもとで電話。回線使うな、っつーのも分かるが、わしゃ聖人君子ではないのでやはり血縁は大事だ。一度しかうちに来たことのない愚弟なので何とか誘導せねばならぬ。30分ぐらいがんばったかな、やっと繋がったので聞くと、iPhone の Map で場所は分かっていると。3G 回線でのデータ転送は問題ないのか。拍子抜け。

しばらくして相方付きの愚弟到着。22時過ぎだったか。そのうち電車が動くだろう、と遅くまで仕事してたらマジで動かなくなった、とのこと。まぁいい、都心に家があるのも悪いことではないな。途中のコンビニで少しずつ食料を買ってきたそうで、ビールとカップラーメンを3つ買ってきていた。わしゃ晩飯食った後だったので湯を沸かしてやり、ちょっとしたつまみを作って福岡人のために焼酎と泡盛を出して一緒にビールを飲む。TVを全く見ていない2人に少しニュースを見せ、ま、あんまり見てても何なんでこの日あった Rebels-Sharks を見る。シプリアーニ独り相撲といった試合で面白かった。
結局1時過ぎに布団をひいてお休みなさい。自治体勤務の友人からやっと待機から解放されたけど地下鉄が1時間待ちらしい、明日(土曜)も出勤という悲壮なメールが入っていた。

翌朝電車は動き出したけど乗ることが出来ない、なんて twit を見かけるので、愚弟たちにも慌てることはないよ、と。なんか中越とか長野北部を震源にした地震がどさくさに紛れて発生してるようで、先日お世話になった栂池の宿が心配だ。
10時ぐらいに愚弟を見送ったらメール。土曜は本を書いた友人がイベントやるので出席予定だったんだけど、中止になりました、と。まぁそうだよなぁ。

昼過ぎにスーパーに行ったら状況はあまり変わってなかった。けど総菜が少しあったので、別に供給が完全に途絶えてるわけではなさそうだ。パンは全滅。水のペットボトルをしこたま買い込んで重たそうに帰る人を見て、究極の泥縄というか三日坊主だなぁ、と思って眺めていた。

帰宅して部屋に入って、ベランダから見える快晴の空をみながら、テレビさえ付けなきゃ少し春の到来を感じることの出来るいい週末だなぁ、とぼんやり思ったのでした。

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2011年3月11日 (金)

Wordpress でマルチサイト&Ktai Entry

諸事情あって、ケータイから投稿できるブログサイトで、かつ複数人が使う物を貧弱サーバで建てなければならなくなり。MTはライセンスかかるし重いし、ということで初めての Wordpress。
何やら近頃のバージョンからはマルチサイトと言って、MTみたいに複数のブログを管理出来るようになったそうな。今回使ったのは3.1。

マルチサイト自体は
WordPressのマルチサイト機能で複数のブログを管理する
この辺を参考にすればサクッと出来る…はずだったけど Apache の AllowOverride が None のままだったので少しハマった。いや、実は現在進行形で3つのサーバ(客は全部別)の初期設定が被ってて「おっかしーなー、昨日設定変えたのにな…」とかそんな感じでハマったのですよ。

んで、引き続いて携帯投稿なんだけど、これは Ktai Entry っつーのを使うことに。
WordPress Plugins/JSeries » Ktai Entry (メール投稿プラグイン)
外部サーバに POP3 で取りに行く or ブログのサーバにメールサーバ立ててメールが来たら記事アップ、の2つから選べるのもよろしい。手離れ良くしたいのでメールサーバは立てたくないのよ、今回。

で、設置方法に従って進めていくんだけど、どうやってもメールサーバの設定項目が出てこないのな。30分ぐらい色々調べたりやってみたりして、最終的に分かったけど分かりにくかった。

ネットワーク管理者(一番エラい人)のアカウントから「サイト」で、設定したいサイトを選んで「編集」、「設定」タブの上から10個目ぐらいの項目に「Mailserver Url」っつーのがあるので、そこから「Mailserver Port」までを設定すれば出来上がりだ。

以上備忘録。

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2011年3月10日 (木)

ダサイ

だいぶ回復したので。

先々週だったかな?は色々出入りが多くて忙しくて。最後のお仕事が金曜夜のパーティであった。友人と和気藹々と、というものではなく、お仕事の懇親会。わしゃ営業でもないんだけど、お手伝いしてる会社の人に「独りだと心細いので」と言われて参加。
何かあーゆービジネスのパーティって苦手なのよな。個人的には効率が悪い(参加費の元取れる気がしない)気がしてるんだけど、そんな中でも「初めまして」と言って名刺を差し出してくる人はエラいと思う。そういう人には敬意を込めて笑顔で団欒。

疲れ果てて自宅近くの飲み屋へ。酒2合で1時間か2時間話し込み、23時に店を出たら極寒。当日の昼間は20度ぐらいだったので、厚手のジャケットにスカーフで出かけたのであった。風も強い。
仕方が無いのでジャケットのボタンを留めようとしたらキツい。一応言っておくと腹ではなくて胸というか脇の下がキツい。そもそもジャケット買うのに前ボタン閉めること前提では買わないし、買ったときよりはチェストプレスの負荷が上がってるからね。で、何とか前を閉じて、家路を急いでいたら躓いた。

別に躓いて転んだわけではない。躓いて転けないように足を踏ん張った瞬間に肩に痛みが走った。
そのまま帰宅して就寝。朝起きたら肩が痛いですわよ。

んでもって整形外科に行ったら「骨にも関節にも異常はないので、インナーマッスル傷めましたね」との診断。リハビリと湿布だそうです。
リハビリコーナー行ったら以前にもお世話になったアンチャンが「以前は大胸筋で今度は肩ですか」と優しく迎えてくれた…

我ながらダサイなぁ。
教訓として「無理にジャケットは閉めない」「冬に飲み屋を出るときは十分ストレッチをしてから」の2点。

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2011年3月 9日 (水)

KeyRemap4MacBook

いやね、もうね、OSXのね、「かな」キーで日本語入力「英数」キーで半角入力っていうのがどうにもダメでね。「かな」でトグルして欲しいんですよ。ってことで探したら KeyRemap4MacBook ってのがあっけなく見つかりました。

うん、これで快適。

で、後ね、Firefox とか使ってるとタブを閉じるのが Command+W だったりするのよね。Windows だと Ctrl+W なのでこれまた不便。ほかにもコピペとか。だったら Ctrl の場所を Command にすればいいじゃん。うん、これで快適。

ってなことを、海の向こうの御仁と話してたら、さすが先輩、とっくの昔に導入済み。更にはオイラが気づいてなかったことまで。
TerminalのときだけControlキーを入れ替える at ksnn diary

確かに Terminal で作業するときは Ctrl はいつもの場所でいて欲しい。あ、後 Emacs も。でも patch あてて make しなきゃならんのか・・・まだ Xcode 入れてないんだよな。

で、いろいろ見たら xml を作れば対応できるそうです。「システム環境設定」=>「KeyRemap4MacBook」で「Misc&Uninstall」タブ。Open private.xml ってやると中身のない XML があるのでこれを適宜エディタで編集するよろし。

オイラは最初 KeyRemap4MacBook で Ctrl と Command 入れ替えてたんだけど、KEi さんの記事読んでキーボードの設定で変更できることがわかったのでそっちで入れ替え。でもって、Termnal と Emacs の時だけ元に戻すように書きました。

<?xml version="1.0"?>
<root>
  <list>
    <item>
      <name>Swap Command_L and Control_L (only Emacs, Terminal)</name>
      <only>EMACS, TERMINAL</only>
      <identifier>swap.cmdl_and_ctrll_onlyEmacs_and_Terminal</identifier>
      <autogen>--KeyToKey-- KeyCode::COMMAND_L, KeyCode::CONTROL_L</autogen>
      <autogen>--KeyToKey-- KeyCode::CONTROL_L, KeyCode::COMMAND_L</autogen>
    </item>
  </list>
</root>

後は環境設定の右上の Reload XML ボタンを押して出てきた項目にチェックするだけ。何とも簡単。
参考にしたのは
KeyRemap4MacBook: 52c1dfb0bb27 files/prefpane/checkbox.xml(デフォルトの設定)
サンプル

ほかには最初にキーを入れ替えないで<only>の代わりに<not>で Emacs と Terminal 以外の時だけ入れ替える、というように書くのもありだと思う。

で、なんでこんなことしてるかっつーのは追々。

[追記]
Windows での Alt+Tab(開いてるアプリケーションを切り替え)が Command+Tab なんだけど、この config やるとキーボード上では Ctrl+Tab になっちゃって面倒。だもんで、さらに追記。

    <item>
      <name>Remap Control_L and Tab to Command_L and Tab</name>
      <identifier>remap.ctrlLandTab2commandLandTab</identifier>
      <autogen>--KeyToKey-- KeyCode::TAB, VK_CONTROL, KeyCode::TAB, VK_COMMAND</autogen>
    </item>

これやると Firefox で Expose 風に全てのTabを見る、みたいなのが出来なくなるけどいらんでしょ。

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2011年3月 8日 (火)

ハイテク

昨日の Paris-Nice 第2ステージ、解説は初日と同じカメラマンの砂田さんであった。
撮影の仕方の話から「デジタルはブレがハッキリ出るようになった」というお話に。さらにそこから「デジタルになって仕事が忙しくなった」と。

昔の銀塩カメラ主流の時代なら、新聞などのメディアも撮影からネガ/ポジを手にするまでの時間を見ていたのでゆっくりしていた。それが今ではレースが終了した瞬間に寄越せ、ということになっているという。
砂田さんもバイクに乗って撮影し、レースが終わったらすぐにプレスルームに駆け込んで写真を選別して送って…ということを下手するとホテルに戻ってまで行ってるようなことが、日記サイトでもよく見られる。
Photographer YUZURU SUNADA Diary

さらにはバイクにPC(放送では iPad と言っていたけど)を搭載して、ゴールの瞬間にプレスルームに戻らずにその場で写真を送るカメラマンも出て来ているらしい。そのうち Eye-fi のようにバイクの上で写真を撮った瞬間にどこかに飛ばされるようになるんだろう。

その時の砂田さんのコメントが面白かった。「技術の進歩は人を楽にするためのものの筈なのに、忙しくなるんですよ」と。

昔の上司もいつからか出張時には出張先から承認作業とかするようにお達しがあって嘆いてたなぁ。昔は出張前に代理を指名してからだったのが、いつからかその制度がなくなって、出張先でもシームレスに仕事しろ、と。

まぁ、人を楽にする、っつーかメリットを享受してるのは自転車の写真で言えば、メディアであり、新聞やWebサイトで速報を見る人達なんだよな。昔じゃ信じられないスピードで見ることが出来る。ライブ中継なんてのが最たるものか。

ワシも自宅や旅行先で仕事が出来るのも善し悪しだなぁ、とは思うんだけどね。でも近頃はメリットの方が大きいかなぁ。どうかなぁ。オフィスに居なくても金稼げるっていう意味ではいいのかな。
紙メディアで人力で、っていう時代だと取り返しつかない時は本当に取り返しつかないから、怒ったり困ったりって事はあっても、どうしようもなかったもんね。それが今じゃギリギリまでどうにか出来ちゃうかもしれないのが曲者かな。携帯然り、家庭の光回線然り。

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2011年3月 7日 (月)

Radio Ban

ついに昨日から始まった Paris-Nice. その放送の中でも触れられていたのだけど。

昨年辺りからか、その前からか、ロードレースでの無線禁止の話が出始めた。
無線がレースを面白くなくしている、というのが主催者や協会の言い分だ。

自転車レースでは、監督から選手、選手から監督に無線で通信が出来る。主に指示だったり現在の状況を伝えるのに使う。「ライバルが遅れているから行け」とか「現在、集団との差は4分半」とか。レース中、チームカーのラジオではラジオツールで主催者からレース状況が入るし、選手からも状況が入るので、監督はそれらを判断して逃げている選手やエースを牽引しているアシスト、エース等に指示を送る。

これを禁止しようという動きが出て来ている。無線の無かった頃のように選手自身が状況判断をして動くべきだ。無線があることで、全選手が俯瞰でレースを見られるようになったため「正しい判断」が出来てしまい、レースが面白くなくなった。そういう意見である。
確かに昨年の Giro で雨のステージ、大混乱となって各チームが気付いたときには前方に結構大きな逃げ集団が出来ていたことがあった。ヘリの映像なども不満足で、主催者から各チームへの状況通知が遅れたのが原因だった。その為、確かリクイガスなどが気付いたときには既に追いかけられない差が逃げ集団とついてしまっていたのだ。
これは確かにスリリングで面白いかもしれない。けれども、パンク、怪我といった選手のトラブルについて、チームカーは全く知る手立てが無くなってしまう(主催者からの通知はあるけど)。チームカーが知らなければアシストの選手達も知るよしも無い。果たしてそれで面白いレースが行われるのかどうか、という議論はあった。

これについて、今はシュレク兄弟の Leopard TREK にいる Jens Voigt がコメントを出していて興味深かった。Voigt といえば、クラッシックでは鬼気迫る走りを見せ、ステージレースではカンチェラーラと並んで機関車のようにエースを引っ張るアシストとして活躍し、自ら逃げることもあるベテランである。
An open letter from Jens Voigt | Cycle Sport
フォイクトから「自転車ファン」へ向けた無線廃止に関するオープンレター

なるほど、事故の問題もあるのだなぁ。確かにあの時のフォイクトは引退も心配されたような怪我だった。

「昔の物」「古い」「昔のままを守ってます」というだけで好きな人っていて、別にそれは否定しないけど、「昔の物がいい」「昔は良かった」というのは必ずしも正しくないよね。日本製品は良い、天然物は安全、みたいなのと同じようなステレオタイプだと思う。

昨日のレース解説の砂田さんも「昔はなかったんだから」と、どっちかというと懐古的に聞こえた。まぁ、選手が頭を使わなくなったというのは確かだろうけど。そう考えるとチーム→選手は禁止して、主催者→選手はありにする、とかはありかなぁ。

トップレベルで無線が使えない3週間のステージレースとか見たことないので、どっちが見てる側にとって面白いかは判断出来ないのだけど、Voigt のレターは軽視されがちな選手の立場を考えさせるいい材料だなぁ。(報道はどうもチームvs主催者のものがほとんど)
本当は今年から全てのレースで無線禁止だったはずだけど、各チームの強烈な反対で現在も審議継続中。一応来年から全てのカテゴリで禁止されることが決まっている。
もうすぐ本格的な春のクラッシックシーズンだけどどうなるのか。

とりあえず昨日はフォイクトが逃げ3人に入って鬼の形相で引っ張っていた。本人は残れなかったが2人は優勝と2位を取った。無線はあったけど後方集団は連携がとれずに追い切れなかったなぁ。
東京は雪かもとか言ってるけど、太陽(へ)のレースが開幕。春はもうすぐだ。

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2011年3月 4日 (金)

80%

出来るだけ仕事はフルパワーの80%ぐらいでやるようにしてるのですよ。100%出し切ってないからサボりって言われてしまえばそれまでだけど、一杯一杯でやるとミスしたりして仕事の質が落ちるのでね。後は、何かの時の予備電源として2割残してあるわけです。
ほら、膝が伸びきったら反応できないじゃない。ジャック=ニクラウスか誰かもショットは8割で打てと言ってた気がする。

3月は久しぶりに8割超えるかもしれない。継続的なの1件に中規模案件2件を抱えてしまった。4月以降の案件(片方はデカい)の見積やら設計にも着手しなきゃいけなくなりそうだし。業種によって1年通じての繁忙期・閑散期ってのがあって営業さんとかケツ叩かれたりしてるんだけど、オイラは年初忙しくて年末にかけて暇になるってパターンだなぁ。去年も「これ、もしかして去年の倍ぐらい稼ぐんじゃね?」と思ってたら急激に尻すぼみだったし。

ま、そんなこんなで体と心に気をつけて過ごしたいものです。魔の3月。

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2011年3月 3日 (木)

iPad2

7時前に起きたら2時間前ぐらいに「風呂の蓋」祭りが起きてた。
何かとおもたら、iPad2 発表なのな。
アップル - Smart Cover - iPadを守って、立てて、彩るカバー。

しかしまぁ皆さんよくご存じで。発表の日だとかなんだとか、わざわざ起きて見るのね。何のメリットがあるのか分からないけど、オイラがスポーツ観戦だけはLiveで、みたいな感覚なのかしら。

アップルが新製品のローンチにかけてるプロモーション費用も気になる。隠しに隠し通すことで、ほとんど費用かけなくてもそこらじゅうのブログに噂だ何だが流れて、否が応でも発表に向けて盛り上がりを醸成することが出来るってことかな。まぁ、商品自身が魅力的だから出来ることで、他のベンダー・メーカーが真似できるとは思えないけど。

世間の評判はどうなんでしょう?わたしゃ前から悩み続けて今日に至るんだけどな。
週末テレビ見ながらほげーっと酒飲んでるときに調べ物したくなったりメール気になったりしたときに、PCの前に座り直すコストが $499 に相当するかどうか。悩みどころ。
買うとしたら Wi-Fi オンリーしか買わないからね、そうすると自宅限定かなぁ。旅先に Wi-Fi あるのが分かってれば旅行用にも良さげだけど。

そういやMacBook Pro で iPhone4 でデザリング出来るとか言うのはイルボンでも提供されるのかいな。だとしたらそっちに突っ込みたいな。家のPC不調だし…

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2011年3月 2日 (水)

おーがにっくぷろだくつ

Organic produce 'not as good for your health': Vegetables grown with pesticides contain MORE vitamins

いやだからさー、オーガニック好きってのは美味しいとか自分の体に良いとかそーゆーのを気にしてるわけじゃないのよー。ってこの記事の後半のエマ女史ってのはウダウダ言ってるな。

あれは自分の体とか美味しさよりも「地球に優しく」を優先するっていう信仰なんだからさー。

「皆さんが食べているトマトには毒が入っています」 - 食品研究者の夜食日記
こういうの含めても「科学的」に考える事をスルーする感覚的な話ね。ま、ホメオパシー含めて人それぞれ「科学的」な根拠があったりするからそこは個人の自由よね。

わしゃそこまで地球に対して上から目線になれないけど(※個人の感想です)。
人間如きが地球に対してどうこうなんて烏滸がましいと思わんかね(BJ 本間先生風)。

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2011年3月 1日 (火)

カンニング

巷間を賑わすカンニング騒ぎ。何で Y!知恵袋なんて目立つところ使ったんだろ?外部に協力者がいるなら普通に掲示板フォームでも作れば良かったのに、と一瞬思ったけどブレインまでは用意出来なかったってことか。まぁでも集合知というかソーシャルっぽいというのが今時やね。

あたしゃ昔から単純記憶が苦手だったので、三角関数もBTB液の色も覚えられず苦労した。三角関数は試験始まった瞬間に0と30と60入れて関数作ったり、BTB 液とかになると寸前までモゴモゴ唱えておいて始まった瞬間に書き留める、なんてことやってた。だから社会は苦手。歴史とかも「どうしてこうなった」っていう理由がついてないと全く覚えられない。ウダウダと由来とか歴史を調べるのは、それが無いと記憶に残らないからなのである。

長くなったけど、そういうこともあって暗記力を試すテストは無意味だと思ってる。最初に入った会社での資格試験も全員が取れる(取らなきゃいけない)1段階目は取ったけど、暗記物の2段階目以降は取れなかったし再試験的なのも受けなかった。リファレンス見ればわかるじゃん、そんなの。

最も「神戸と兵庫は別と思ってる(神戸って県があると思ってる)」とかそういう常識みたいなのが無いのは困るけどね、やっぱ思考力を試すべきよね。ま、今回のカンニング騒ぎの質問みてると、そういうのも含めて丸投げみたいだから、やっぱダメだな、とは思うけど。
でも、以前、これからの子供には辞書を早く引く(見当付ける)よりもGoogleでの効率的な検索方法を教えた方がいいのかなぁ、なんてことを考えたこともあって、もしかしたらダラダラ何十分もテストやるよりも、5分ぐらいで電話やらインターネットやら使ってどれだけ正解に近付けるかを試した方が有用な人材が得られるのかも、とか思って見たり。

で、昔「ザ・カンニング」って映画があったのを思い出して検索したら映画本編より懐かしすぎるものがひっかかってしまった。

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