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2011年3月23日 (水)

嵐山〜太秦

いつもなら綿密にスケジュールを立てて旅に出るのだけど、今回は無計画であった。いくつか理由が考えられるが、

  • 愛宕山の所要時間が読めなかった(最大で5時間見ておく必要があった)
  • 前の日遅くまで飲んでいた
  • 急な仕事(業務)があったりして出撃前に余裕がなかった

といったところか。

何はともあれ、愛宕山から下りて保津峡駅から山陰本線京都方面に乗り、長いトンネルに入ってから頭をフル回転させる。そういえば、嵐山には大覚寺があったはずだ。あれ、太秦だっけな?車内の路線図を見ても全く土地勘なし。相変わらず携帯は圏外である。トンネル内で検索窓に「大覚寺」と入力して、嵯峨嵐山駅前でトンネルから出て制動しはじめたところで検索。なんと嵯峨嵐山駅が最寄りじゃないか。ということで降りる。
駅のトイレでタイツを脱ぎ、外に出るとタクシーの運ちゃんが異人と日本人女子のカポーに「タクシーで行ってもワンメーター」と声をかけていた。大覚寺までワンメーターか。痛む足を踏ん張って北上する。早足だと汗をかきそうなのでゆっくりしか歩けないのは幸いか。

15分ほど歩いたかな?目の前に大沢池が。入場券を求めて池の周りを散策、梅園を見たりするが、季節が悪いな。やはり桜か紅葉の頃に来たいもの。一度出て、本堂の方へ入り直す。お茶会か何かあるのか着物のご婦人方がワラワラと居た。

本堂は思ったよりも大きく、ぐるぐると見学できて中々のものでした。流石は大覚寺派大本山、南北朝時代は南朝の拠点となった場所である。

返す返すもカメラを忘れたのが悔やまれる。

で、大沢池を再度見たりしてさいなら。
旧嵯峨御所 大覚寺 門跡

この時点で15時前。実は神戸の三宮で1830開店の店に行ってみようかと思っていたので、京都でもう少し時間を潰したい。どーすっかな、と思って iPhone で地図を見ると、広隆寺が目にとまった。確か有名な弥勒菩薩があるところではないだろうか。行ってみよう。
ただ、どうやって行けばいいかが分からない。JRの駅に戻って一駅乗るのが普通だろうけど、戻るのも駅からもそこそこ距離がありそうだ。バスかタクシーかなぁ。バスよく分からんなぁ。めんどくせーなー。4kmぐらいか。歩くか。

ということで歩く。近くの高校の体育館から聞こえる竹刀の音、用水路の水音、少しむっとするような草の匂いなど懐かしく感じていると、向こうから息を切らせた野球部の生徒がランニングしてきた。のどかだ。

少し歩いて広沢池。大沢池と並んで月見の名所であったという。元は秦氏の開墾用の溜め池だったと言われるが起源はよく分からないようだ。

ずんずん歩く。細道が続くので車とすれ違うのが少々怖い。そして足痛い。と、フェンスの向こうに東映の撮影所。

なるほどここは太秦であったか、と思いながら道を進むとどうやら映画村の裏に出たらしく、少しのぞき見ることが出来た。映画村行ったこと無いけどね。太い道に出て三条通に合流するところが広隆寺の門。

中々広々としている。嗚呼、E-P2 持ってくれば…

広隆寺は推古天皇の時代に創建されたという京都最古の寺。地名の太秦が表すように、渡来系で当時重宝された秦氏の氏寺である。
境内が広々としている割に建物は少なく、ぐるっと見て拝観料を払って霊宝殿へ。あまり仏像に興味は無い方だけれども、見事な仏像がいくつか、その真ん中に弥勒菩薩半跏像があった。細く薄く、華奢な印象の仏像でつるっとしており、なるほど美しいものだと思った。前にも書いたが、この仏像が「国法第一号」というのは嘘である。一気に何点も登録された中で台帳の彫刻の部の1号なのである。

そんなことより、その前に椅子が有って座れたのが嬉しい。愛宕山山頂の休憩以来の着席。5分ほど座ってぼーっと仏像を眺め、隣でむくれた彼女をあやす男を見ながら「こんなとこでやんなよ」と思い、寺を出たのでした。

16時半。もう寺社へ行くには遅すぎるが、三宮1830には時間がある。足は棒のようだ。もう疲れたし実家に帰ろうか、そう思って電話。親父が三宮まで迎えに来てくれるというので、太秦まで歩いて京都駅へ。新快速で三宮まで帰ったのでした。

帰宅してから、しまった、松尾大社へ行けば良かった、と後悔。今度はしっかり下調べをしてから嵐山を再訪したい。ちゃんとカメラ持って。

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