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2011年5月16日 (月)

甲州街道Z 第2話 -前編-

朝6時半前に家を出る。新宿に向かう途中で「俺、なにやってんだろ?」と疑問が頭をもたげそうになるが、それを考えてはいけない。
新宿について7:20発の高速バス。乗車してすぐ運転手から「府中で事故渋滞8km、抜けるのに40分かかるとのことです」と。八王子料金所の手前から動きが悪くなり、料金所の向こうから動かなくなった。30分ほど遅れそうです、とAさんにメールする。
今回のお隣さんはピザ体格の良いオッサン。手すり占拠は許せても溢れてきてるのは許せない。オマケに良くお休みになってるんだけど、無呼吸症候群っぽく、急に「フガッ」とか言うのよな。通常の寝息も五月蠅いし。前回のヤニ臭いオッサンに続いてハズレだ。
結局、予定通り(?)予定より30分ほど遅れて 0935 中央道昭和のバス停に到着。

バスを見送り「いやーお待たせして申し訳ない」と階段の下を覗いたら誰も居ない。「あれ?」と思って電話したら「すぐそこの信号まで来てます」とのこと。遅れると連絡したので適当に調整してくれたのだろう。
今回も車でスタート地点へ。ただ、車を置いておくわけにはいかないので、Aさんのご友人が運転手をして下さった。ご友人はコートジボワールの日本大使館で働いていたけど政情不安でフランス軍に救出されてパリ経由で帰国して現在NEETで、地震だろうが放射線だろうがすぐ死ぬ訳じゃないからコートジボワールより日本は100倍マシだと言う、どこまでがネタかよく分からない人である。とりあえず体格が良くて日本語が上手で良く笑ういい人だった(生粋の日本人です)。
ロケット弾直撃で壁に穴…日本大使公邸に襲撃の爪痕 コートジボワール - MSN産経ニュース

で、1015 前回ゴール地点の牧原交差点。スタートします。今回も見所はほとんどないので写真多めで誤魔化します。誤魔化そうと思ったけど、どの写真もドングリの背比べ状態なので選ぶのに迷った。


傾いて撮ってるんじゃなくて道が傾いてるの

まさかの台風1号の影響も無く、黄砂も金曜に太平洋へ抜けたとのことで、良い天気。南アルプスの山々が美しいが、何故だか朝から風が強い。それも向かい風なの。夕方に風が吹き出すのなら分かるけど。

丁度時期が田植えの頃らしく、代掻きや田植えをする人々がいた。後、トラクターとか田植機で道路走ってるのね。カンボジア以来です。
この辺りは武川というのだけど、武川米っていうのは大層美味しいらしい。東京じゃ見かけないけど、武川米を買ってトラックに積んで魚沼ってところに持って行ってそこで袋詰めする人がいるとかいないとか。一度食ってみたい。

11時に古道へ。アスファルトじゃないところを歩くのは久しぶり。地面がモコモコして気持ちいい。

いやーホントにこの日は良い甲州街道日和でした。風が少々強すぎたけど、日射しは温かく、風は乾いて涼しく。薫風とは良く言ったもの。

再び道路に戻り、台ヶ原の宿。1126、2年前に蔵開きに訪れた七賢を通過。思えばこの時にAさんとお会いしたのが運の尽き甲州街道を歩くキッカケともなったのであった。
七賢: 戯言
本当は寄って試飲も出来たんだけど、最初のバスの渋滞もあって遅れ気味だったのと、帰りの電車を考えるとスケジュール厳しめだったのでパス。
七賢 名水を醸して300年 山梨銘醸株式会社 山梨のお酒 通販

その斜向かいにある金精軒という和菓子屋さん。前述の蔵開きの時に、何か腹に入れておかなきゃ、と思って大福か何かを買った記憶があるのだけど、実はそれなりに有名な和菓子屋さんらしい。
山梨土産というと、きなこと黒蜜の信玄餅が有名だけれども、よく駅とかPAで売ってるのは桔梗信玄餅らしい。「信玄餅」という商標はこの金精軒が持ってるんだとか。きな粉の質がこだわりとかなんとか。
信玄餅の金精軒-北杜市白州町台ヶ原-生信玄餅,大吟醸粕てら

とりあえず入ると、生桔梗餅なるものがあったので試食。プニプニして柔らかいが所謂信玄餅の味だ。比較しようにも前に桔梗信玄餅を食ったのが何年前か分からない。おやつに焼ききんつばと生どら焼き(キャラメル味)を購入して出る。

1144 白州小学校通過。横断歩道の旗入れのデザインが微妙である。きちんと許諾取ってるのかどうか…

全く関係ないけど「南ア観光開発」っていうのがあってビックリしたけど、南アって南アルプスの略称らしい。山梨だと南ア=南アルプスってのは常識なのかしら?

この先、ゆるゆると登ってはストーンと下るというのを繰り返す。道は国道20号とつかず離れずだが、20号自体を歩くことはほとんどないので、排気ガスとか騒音に悩まされることはない。むしろ静か。乗り遅れたウグイスの鳴き声が聞こえたり。
12時も過ぎて、ご飯どうするかね、という話題が出るも道沿いには店は無く。20号まで出てみても中々見当たらない。

と、20号に出たところに看板が。

なんと魅力的な!と思ったら下の方に別の看板。

どうも店はやめて普通の家になってるようです。もうちょっと他の表現はなかったんだろうか?
その後も店は見つからず、有ると思っていたセブンイレブンが真っ白に燃え尽きてたり(甲州街道あるある)で、諦めてちょっと遠いけど確実にあるというラーメン屋を目指す。

地方のお約束、ジャージ(体育着)にメット自転車の女子中学生だが、車道逆送してるよ。どうも普段だと有り得ない歩行者が歩道を歩いてるもんで仕方なく車道を走ったっぽい。

この辺り、白州のサントリー蒸留所やシャトレーゼの工場などがあるのだけど、ウイスキーの蒸留所があれば樽を作る工場もあるようです。製樽工場ってどう読むんだろう?

右手に八ヶ岳が見えるようになります。もう山頂の方まで雪は見えず、緩やかなスロープが美しく見えまする。

いやー春だな−。皐月だなー。

教来石という地方の終わり辺り、1311 山口関所跡。ここが甲斐と信濃の国境の関所だったんだそうで。今では突破しようと思えばその辺どこでも突破できそうな地形に思えるんだけど、昔は開けてなかったんだろうか。

教来石というのは「きょうらいし」と読む。何やら日本武尊が座ったという石があるらしく、その石を「経来石(へてこいし)」と読んだものが転化したとか、国境の「清(きよ)ら石」が訛ったとか色々説があるそうな。嘗て、武田四天王の一人、馬場信房も馬場氏を継ぐ前はこの地方の教来石氏という土着豪族だったと。

七里岩も1ヶ月前と比べると随分青々としていまする。場所は違えど1ヶ月でこうもなるもんなんだなぁ。

その名も国界(こっかい)という場所にある素敵な「ビジネスホテル」を遠目に望みつつ歩き続けると

1321 新国界橋。この橋を渡ると向こうが長野県。

が、この橋は渡らず、旧道は国界橋を通るので粗めの拡大画像でお届けします。

東京電力の取水堰かな?

この後一悶着あって(ずんずん入っていったらいつの間にか進入禁止エリアに居た)、Mさんの活躍でなんとか脱出して20号沿いのラーメン屋へ。結構賑わってたのは他に店がないためか、美味しいからなのか。何せ1330の遅い昼食。
ドライブイン 国界 こっかい - 富士見町その他/定食・食堂 [食べログ]
チャーシュー麺を頼んだけれどもボリューム味ともに結構でした。韮崎の時も味は普通だと思ったんだけど、よく考えたらラーメンの味を評価するほどラーメン食ってないんだよな。チャーシューが箸でつまんでも崩れそうなぐらい柔らかかったのは良かったと思いまする。(続く)

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コメント

甲州街道終わったら次は木曽路中山道をぜひやってください。

投稿: ケイ | 2011年5月17日 (火) 11:03

しかし、最後の1回が永遠に行われないことになろうとは、この時誰も知る由も無かったのであった…

投稿: しげお | 2011年5月17日 (火) 06:15

お疲れさまでした。
いつも素晴らしいレポートありがとうございます。日記書くのが面倒なので丸写しさせて頂きます。最低。

1年以上引っぱりましたが、甲州街道歩きも次で最終回ですね。達成感があるのか無いのか、気になる所です。

投稿: 青木@蔵 | 2011年5月16日 (月) 22:19

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