情弱
先日 Bar で常連のオッチャンが話してた。絵に描いたような不労所得の人で、妙にアッパーな人達との人脈がある。
その日も某国大使館でのパーティの写真をデジカメで見せながら話をしていたんだけど、オイラを見るなり「お、パソコンの先生だろ(IT系の労働者=パソコンの先生らしい)。写真、PCに移してよ。メールで送ってくれって言われてるけどやり方わかんないんだよ」と、陽気に。
「PCあるんですか?」と聞いたら鞄からノートを出してきた。不労所得の人なのに何故持ち歩いてるのか謎。「(オイラに作業させると)高いですよ」と言いつつノートを見ると普通にSDカードのスロットがあった。デジカメから抜いて差して適当にフォルダ作ってコピーして終わり。すんごい感動してくれて白ワイン1杯奢ってくれた。
以前知り合いがスマートフォンに乗り換えたときも「Android Market にアクセスするのに GMail アカウントが必要」ってのが謎の呪文にしか見えなかったらしく、説明するのも面倒だったので適当に設定してあげたことがある。
近頃はスマートフォン売ると同時に諸々設定やら twitter を使えるように設定して3000円とか5000円というサービスがあるらしく、ネット上では「情弱からむしり取る汚い商売だ」なんて言う人もいるような。情弱って情報弱者な。
とりあえず画像コピーしてワインをせしめたオイラは汚い商売に手を染めてしまったのだな。
でも、以前どこかで読んでなるほどなと思ったのは、そういう商売を汚いというけど、所謂情弱の年寄りからしてみれば、わざわざ美容院に行って着物の着付けをして貰うのは着物弱者であって、奴らから着付け料を取るのは汚い商売なんじゃねーのか、と。若いから、年を取ってるから、何かが不得意だからってバカに出来るもんではないのだな。
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