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2011年8月31日 (水)

越前・越中の道 (福井)

◎ 福井へ

当初の予定は福井について丸岡城、永平寺を見て福井に戻るという予定であった。丸岡城は柴田勝豊が築城した城で、最古の現存天守とのこと。見てみたい。
ところが前日の時点で福井の天気予報は雨のち曇り。雨は夕方までそこそこ強く降るとのこと。旅程を組み直す。朝6時に出る予定だったが急ぐ理由も無い。指定席を2時間遅らせて寝る。

起きて天気予報を見たら雨は昼までとのこと。じぐじょー、嵌められた。急いで準備をして0730に品川駅。米原駅で乗り換えてしらさぎ3号へ。空いてると思ったらお仕事の人達でホームは混んでいる。しまった、指定席取っておけば良かった、と思いつつアナウンスを聞くと「自由席は弁当売り場の近く」と6号車へ誘導しているようだ。確か自由席は4〜6号車の筈、ということで4号車の列に急いだら座ることが出来た。ラッキー。


富山まで買って途中下車の旅を続ける

落ち着いて見ると米原は青空も見えていて良い天気だ。ちくしょー<某天気予報サイト>め、嘘つきやがってー、と思っていると入線してきた方向へ出ていく。後で調べたら、名古屋からJR東海の路線をやってきたしらさぎは、ここでスイッチバックしてJR西日本の北陸本線へ出て行くんだそうだ。

そのまま長いトンネルを抜けて敦賀辺りで細かい水滴が窓に付く。嫌な予感、と思っていたらそれ以上増えることは無かった。しかし鯖江を過ぎようかという辺りでパチパチという音。大きな雨粒が窓に当たり始めた。豪雨。程なく福井到着のアナウンス。なんてこったい。

アスファルトに叩きつける大粒の写真を撮る気にもならず、駅前のバス停の待合室で座る。とりあえず丸岡城は捨てだ。永平寺は行きたいがこの天気だとどうか。ゲリラ豪雨なら、逆にこの間に移動してしまった方が効率的なのかもしれない。でも元の天気予報通り夕方まで降り続くのなら永平寺は明日にして、今日は市内でもうろつくか。市内ってどこか見るところあるのかなぁ。つーか、この雨だとここから出られないだろ。

そんなことを考えながら iPhone で検索してたら30分ほどで雨が上がった。青空が覗き、すごい湿度。

とりあえず、先日行きつけの富山人に勧められたヨーロッパ軒(昨日の日記のカツ丼)へ行き、北の庄城趾へ行き、福井城趾(福井県庁)を見てバス停へ。


勝ち組の福井城石垣は立派な物

すっかり良い天気になったので、駅前のビジネスホテルに荷物を預け、永平寺ライナーなるバスで永平寺へ向かった。永平寺については改めて。


◎ のんちゃん

永平寺から戻ってホテルにチェックイン。iPhone のバッテリーが怪しいのでチャージャーをもう1つ用意しておきたい。フロントで「この辺りに電気屋はありますか?」と聞いたら「所謂量販店は全部郊外なんですよねぇ」との答え。県庁所在地のある駅前に量販店0らしい。なんと。仕方が無いのでダメ元で福井西武に行ったらLoftにあった。

時刻を見ると18時前。行ってみたい居酒屋が市役所前の方にあるので、フラフラと歩いて行く。

狭めの間口には17時から営業と書いてあるので、思い切って引き戸を開ける。少し禿げ上がった小顔の大将がまな板から顔を上げて「いらっしゃい」と。「独りですがよろしいですか?」と聞くと「どうぞ」。
程なく女将が現れてお手ふきを持ってきて大将が「何か飲みますか?」と聞くので生ビールをお願いする。今日は暑かった。どうもお酒は女将、料理は大将の管轄らしい。
ビールが届いて一口。その後、また大将はまな板に戻り、夫婦間にも会話がない。何だかな、頑固親父の店に来ちまったかな、こういうの苦手なんだな、と思いながらカウンターの前を見ると寿司ネタのケースの中に魚が並ぶ。秋刀魚、烏賊、虎魚…

と、眺めている内に急に大将がお通しを。

「栄螺は熱いから気をつけて下さい。他にお好きな物あれば」と言うので烏賊を焼いてもらう。無造作に器の縁にこすり着けられたような塩雲丹はビールじゃないな。やっぱ酒を頼まねば。そんなことを思いながら豪雨の品川の映像を流すTVを眺めてビールを飲む。大変そうだな−。

しばらくして烏賊が出てきた。美味い。これは美味い。焼きすぎじゃないかと思うぐらい焼いていたのだけど、身は非常に柔らかい。後で聞いたらもう少し大きくなれば刺身にする奴を串に刺して焼いているそうだ。塩味が絶妙である。

で、このタイミングで何か頼まねば。秋刀魚は刺身で頂きたかったがホワイトボードを見ると焼きのようだ。虎魚の唐揚げと刺身を1人前でも盛りにしてくれるというのでお願いする。刺身の用意をしている間にニュースで「JALのパイロットが全裸で女性下着を漁って捕まった」というのが流れて大将少し笑う。ここで初の会話発生。「55歳だそうですよ」」「バカだねぇ」
魚の仕込みをしつつ、揚げ物や焼き物を複数こなしながら細かく目を配る感じが良い。

お酒を何か、と言ったら黒龍の純米が出てきた。他にも一本義、花垣、梵など福井の酒が揃うようだ。刺身も唐揚げも美味い。本当は最後に手打ちというおろし蕎麦を食べたかったのだけど満腹になってしまったので、お通しにあった塩雲丹をもう1つもらい、リストの中で知らない百貴船という酒を頼む。「ももきぶね」と読むこのお酒、どうも地元向けの銘柄のようで少しガツンと来るが雲丹には丁度良いかも。この頃には大将とも女将とも話をするようになっていた。大将は少し関西弁だ。
この日は2階の予約の客が多くて、そちらの仕込みに忙しかったようだ。「今日はお仕事で?」「いや、観光です。永平寺まで」と言うと「一乗谷には行かれましたか?」と。「明日行こうと思ってます」と答えたら女将が「明日お祭りがあるはずよ」と新聞を出してきて見せてくれた。どうやら夜からのようなので幸か不幸か祭りには遭いそうに無い。

折角大将の手も空いて話も盛り上がってきたのだけど、眠くなってきた。ところへ、常連ぽい2人がやってきて「カウンターいい?」と。良いタイミングとばかりに勘定をお願いして店を出た。

安い訳では無いけどCPは高いと思う。良いお店だった。

帰り道、セブンイレブンで水を買う。「Suica 使えます」とのことで、おお、これは便利、とばかりにタッチしたらエラー。ああ、Suica は使えても Pasmo は無理なのね、失敬。
夜風に当たりながら金曜というのに人気の無い駅前を歩いてホテルに戻り、記憶を失った。

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