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2011年9月16日 (金)

諏訪大社巡り

これで旅の在庫一掃。


甲州街道歩きの後、下諏訪に1泊したのは前述の通り。

宿は諏訪大社の下社秋宮の中にあったので、8時半前にチェックアウトしてまずは秋宮へ行ってみる。

諏訪大社は上社と下社に分かれ、それぞれが又2つの宮に分かれて4つで1つの神社を形作るというゴッドマーズ的な構成になっている。それも、1つの伽藍の中にいくつもの塔頭が、みたいな感じではなくて、すんごい離れてるの。起源は分からないぐらい古いという。信濃国一之宮。

一応、神話的には国譲りの際に、そんなの納得いかーん、と言ったオオクニヌシの息子のタケミナカタがアマテラス系のタケミカヅチと戦って瞬殺されそうになって出雲から諏訪まで逃げてきて「もう、もう諏訪から出ないから許してお願い」と命乞いして住むことになったんだとか。この戦いが相撲の起源なんだそうで。タケミカヅチさんは以前行った鹿島に祀られてる。
タケミナカタもすんなり諏訪に入れた訳では無くて土着の神と戦ったとか戦ってないとか、何せ諏訪にすみついて、ヤサカトメっていう地元の奥さんもらって大人しくしてたんだけど、そのうち奥さんが別居すると言い出して下諏訪の方に行っちゃったんだそうで。これが下社なんだと。泣ける。

ってことで下社からスタート。下社は春と秋で奥さんの住居が違うので、春宮と秋宮の2つがあります。春から秋に移るときには船で移動する祭りがあるらしい。

幣拝殿というらしい。中々の造り。と、ぼんやり見ていたら、

ああ、右ににょきっと突っ立ってるのが御柱ですか。

普段は立ててあるんだ。一説によるとタケミナカタを諏訪に閉じ込めておくための結界だとか。後で知ったんだけど御柱は4本で1組らしい。これは一の柱。左に二の柱。奥に三と四があるそうな。

神楽殿は工事中ということで綺麗な写真が貼り付けてありました。モヤさま的展開。

下諏訪は温泉でも有名で、御神水ならぬ御神湯が出ていて湯気を立てている。

そんなところで秋宮終了。少し北西側にある春宮を目指す。

3分ほど歩くと中山道下諏訪宿の本陣跡。入場料払って見学できるらしい。甲州街道沿いにお金払って入るとこってあったっけ?

この日も良い天気。そして秋桜の写真を撮りたくなる。

ゆっくり歩いて秋宮から20分ほどで春宮到着。

諏訪大社はどこに行っても銘酒押し。下諏訪の街には御湖鶴の幟が多かったな。

春宮は秋宮とほぼ同じ造りで、秋宮よりフラットかつ少し狭い気がしました。神楽殿の注連縄は出雲大社そっくり。オオクニヌシ繋がりなのか。右手奥には御柱。

ささっと見て木陰で少し涼んで下諏訪の駅へ。やはり歩いて20分ぐらい。
ここからスワンバスなるバスで上諏訪へ移動しようと思っていたのだけど、少し早く着きすぎた。駅の時刻表を見ると7分ほどで各駅停車が来るようだ。じゃ、乗っちゃおう。
やってきた電車は扉を手で開けるタイプ。これまたボタンじゃ無くて引き戸を物理的に開けるの。やってみたら案外軽く開いた。次の駅が上諏訪駅。電車で4分だ。

駅前は下諏訪と比べものにならないぐらい栄えている。もう大都会ですよ(下諏訪比)。
駅前から「かりんちゃんバス」という何とも可愛らしい名称の、ってか声に出すのが小っ恥ずかしいバスで上社を目指すのだけど、それまで1時間弱時間がある。

上諏訪には高島城という水城があるそうだが、前日に素通りした宮坂醸造も気になる。小一時間であれば、真澄へ行って、ショップが下らなければそのまま高島城を回って駅に戻れば丁度良さそうだ、と思い、まずは駅前の通りを東へ向かう。と、

舞姫(舞姫酒造)

麗人(麗人酒造)

横笛(伊東酒造)

本金(本金酒造)

と酒蔵が並ぶ。もしかしたら見落としてるのもあるかも。甲州街道はこちらの通りではなく北側を通っていたのだけど、何かこっちの方が栄えてる気がするのだ。後から栄えたのかな。
ちなみに舞姫は更正法適用を申請の後自主再建、麗人は今年に入って会社更生法適用になってるんだそうで、日本酒蔵は辛いね。

で、最後の最後が真澄でした。入って左手にショップ。300円払うと試飲が出来る。試飲用の盃を渡されて、これは返却するが、別にお土産としてガラスの猪口を頂ける。オネーサンが都合6種類ぐらい、果実酒等も含めれば10種類ぐらい試飲させてくれたかな。真澄というと辛口のイメージだが、山廃を2年熟成させたという「二夏越し」という商品が面白かった。常温で飲むと独特の酸味が強くて不思議な味なのだけど、燗をすると酸が引っ込んで美味い。
聞くとこちらでは普通のひやおろしは出していないそうだ。かなり昔に出したのだけど、当時の酒屋は保存状態の悪いところが多くて、却って真澄の評判を落としたことがあるらしく、それ以来やめているのだとか。

隣のショップがダンプ衝突から1年以上経っても建たないことを聞くと、随分古い建物だったので何とかして修繕出来ないかと探ったけど無理という結論になり、取り壊したら今度は古い水路の跡が出てきたりして、中々すぐに建てるということが出来なかったそうだ。今のショップは事務所を改装した仮の物と言うが、中々に綺麗なところでした。周りの企業との所謂コラボ商品や、その他酒関連のグッズをそろえたセレクトショップ的な側面も強い。
これから歩かなければならないので、酒瓶はやめて、ちょろっとしたグッズを買って失礼しました。素敵なオネーサン2人でご対応頂いて良い感じ。高島城は捨てです。舞姫もショップありそうで気になったんだけどな。

蔵元ショップ Cella MASUMI - セラ真澄 (長野県諏訪市)

駅前に戻って(厳密には駅からバス停まで2分程度の距離)かりんちゃんバスに乗る。観光用ではなく地域を巡回する地域住民のバスのようで病院を回ったりして50分ほどで上社前。少し歩いて参道。

折しも観光バスからオッチャンオバチャンが吐き出されてきたところで、もうすんごい観光地の雰囲気。下社の静けさはどこへやら。

上社本宮。中学の修学旅行で来た筈だよなぁ。バスガイドが御神渡りの説明とかしてた気がする。何も覚えてないけど。

何せ人が多い。でもって、神社でガキをバタバタ走らせて平気な親は何なんだろ。何もわざわざ神社に連れてこなきゃいいじゃないか。

何故か参道から見て左側にずれて存在する本殿を見てさっさと退散。思ったより広くなかった。

この時点で12時前。参道辺りで食事でもしようかと思っていたけど、この人出では店を探す気にすらなれない。東進することにする。

ちょっと行ったところで見つけた北斗神社なる神社。写真じゃ伝わらないな。なんかぼろっちい石段が200段ほど続いている。もちろん登りませんでしたよ。これ結構遠くから見え始めるんだよな。山の中にまっすぐ立ち上る階段。中々のインパクトです。

相変わらずの秋桜。

30分ほど歩いて上社前宮。他の3つに比べて随分シンプル。

でもやっぱ御柱はあるよ。これは左側の手前と奥。

この辺りの摂社などでも御柱を立てているところが多かった。元はと言うとこの辺の風習なんだろうなぁ。

元々はここが諏訪大社の大本で、現人神である諏訪氏の大祝もここに住んでいたと言う。その意味で「神殿遺跡」という表札もあった。すごいっすね。源氏とか平氏とかじゃなくて、先祖はタケミナカタですよ。
そんな現人神の諏訪氏も武田信玄にぶっ潰されて武田勝頼が諏訪氏を継ぐんですが(勝頼のオカンは諏訪氏)、勝頼も敢えなく死んでしまって、家康の時代にやっと再興して諏訪の高島藩を治めることになったんだとか。

ちなみに前宮は諏訪市を出て既に茅野市になります。ホントにカバーエリアが広い。今でも諏訪大社の摂社だけで100を数えるんだとか。

これで4つとも制覇したので歩いて茅野駅へ。上川の川面を疾る風が気持ちいい。この日は少し風が強かった。これ諏訪湖に注ぐので西へ流れてるのね。何か不思議な気分。

茅野駅でオフィスに土産を、と思ったが茅野土産ってないのな。で、諏訪土産ってのも見当たらず、ざっくり「長野土産」を売ってるんです。野沢菜とか善光寺の七味とか全然場所ちゃうやんけ、みたいな。長野は広いんだからさぁ。
で、どいつもこいつも冴えないので「雷鳥の里」買って帰りました。大町銘菓ですよ。あれ評判良いから。

ホームで地ビールとプリッツで昼飯。20分ほど時間を潰してスーパーあずさで帰りました。ちなみに右手に見えるガラス張りの建物は茅野市民館だそうです。立派。

まとめると、まぁ一度行けばいいかな。そんな感じ。

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