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2012年5月16日 (水)

仕事

遠方より客が来て泊まっていった。
昔友人の行きつけだったお店の主人が今は東京で店を出しているというので、じゃあランチにでも行ってみる?と昼の開店とほぼ同時に店内へ。オイラは初対面だが、店の奥様が友人を見るなり驚いた顔をして「まぁお久しぶりです」と。カウンターの中のご主人も「何だ、予約しといてくれれば美味いもの出せるのに」と笑顔。

既に奥様5人組と品の良い老夫婦が座っていて、オイラ達はカウンターへ。

奥様はメニューの説明やドリンクの注文を取ったり忙しそう。片やオーナーシェフのご主人は細かい手つきで前菜を盛りつけたりバゲットの準備をしたりサラマンダーの方へ行ったりと息つく暇も無いとはこのことか。
その後若い二人連れ、これはコースではなくて簡単なランチの注文だったが、オイラ達が入店して最初の品を口にした12時半前には奥さんに「予約で満席にしちゃって」と言って店を閉めてしまった。「もうこれ以上は無理だからね。手のかかってることやってるからなんだけど間に合わない」と笑う。素人目に見ても昼のランチでやりすぎだろうというぐらい細かい調理と盛りつけやってるからなぁ。

結局、他のお客のメインまで出し終わったところでやっと一息つけたらしく、友人と近況報告など出来るようになった。「動き出すと止まれないからね。止まると疲れちゃう」
今の店を出して2年、その前は4年間ホテルの料理長をしていたそうだ。その間はプロデューサーのようなもので、包丁を持つことは無かったと。「あの頃は楽させてもらったけどね。でもやっぱり作ってる方が楽しいよ。大変だけど」と。

楽して稼げる仕事は無いけど、だからといって嫌なことをしたりさせたりすると今流行の「ブラック」である。少々きつくても、キツいと思わない、楽しい仕事を見つけられると幸せなんだろうなぁ、と思った。振り返って自分は変なポジションに身を置いて体を壊したこともあったけど、ここ数年はやりたいことで「頑張れてる」から幸せなのかもしれない。

"スペシャル"にと取っておいたという見事な鴨の半身を昼間からオイラ達に特別に出してくれて、「どうしようかなぁ、夜の材料が無くなっちゃったよ」と嘯くご主人は中々魅力的な人でした。また近いうちに夜ガッツリと頂きに行こう。ちゃんと予約して。

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