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2012年12月 5日 (水)

ex-中村勘九郎

正直、伝統っつーのは苦手で。伝統というか、伝統を有り難がる人々が苦手なのかな。

日本酒だと「有機栽培の米を使って歳取った杜氏が全て手造りで木桶で仕込みました。市場に迎合してません」みたいなの(を有り難がる人達)。古典芸能でも何でも史料として昔の形を伝えるのは大切なことだろうけど、それが美味いか、面白いかと言えば別の話だと思う。市場を見極めながら30代の社長兼杜氏が蒸し米をエアーで飛ばして運び、チタンのタンクで醸したって「あっ、これは美味しい」と言わせてくれる酒が飲みたい。オイラは。

歌舞伎は片手程度しか観たことが無くって、2人ぐらいでヒラヒラ舞ってるのとか正直眠い。体幹しっかりしてんだろな、とかぐらいか。ほら、バックグラウンドの知識がないし。
それがひっくり返ったのが勘九郎の法界坊だった。あれがどの程度伝統的なもの(演出等)かは知らぬが、笑ったし楽しかった。コクーン歌舞伎も見に行ったな。何だったか忘れたけど、あれもメチャクチャで面白かった。

やっぱ芸能って喜怒哀楽を刺激してこそだと思うんだよなぁ。もちろん掘り下げていけば「成程、ここの型はきっちりしてますね」とか「先代はこうだったが…」みたいな楽しみ方もあるかと思うのだけど。

勘三郎になってからは見に行く機会が無く。そのうちに癌だとか何とかで、復帰したら見に行こうと思っていたのになぁ。残念です。TVで鶴瓶と馬鹿話してるのとかも好きだった。本当にバカな話してたのが。

月並みながらご冥福をお祈りします。

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