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2013年1月24日 (木)

使って稼ぐ

寿司屋に年賀のご挨拶に。

店に入ると大将がデカイ蟹の甲羅を剥がすところだった。カウンターの奥から「よぉ」と声が。浅黒いオッサンが手を挙げる。
この店はもう10年ぐらいかな。この人に会うのは5回目ぐらいだ。この店以外では接点がまるで無いけど、某外資系のトップ営業とのこと。今日のお連れは某総合商社の代表で上客らしい。

大将が鮮やかに捌いている蟹も、この客が事前に「香箱蟹を入れておいてくれ」と頼んだもののこの日は届かず(海が時化てて上がらなかったとか何とか)、仕方が無いので間人蟹(たいざがに)を仕入れたんだそうだ。甲羅の大きさが小顔の女の子の顔ぐらいあるんですが、これ一杯で何万円なんでしょうか…
「あっちにもやってくれ」「はい、はい」ということでご相伴に預かりましたがこんな濃厚な蟹初めてです。味噌じゃ無くて足の肉が濃厚なの。

ま、その後も相変わらず好い加減な話を聞いて笑って先に出て行かれたのだけど、出て行く前に今年の抱負を語って出て行った。曰く、「今年はこの店への払いを1割増しにする!」んだそうだ。なんだその逆営業目標みたいなの、と思ったんだけど、接待に上客への土産にと何だかんだで年間200ウン十万をこの店だけで使っているらしく。それを今年は1割載せるのが目標なんだそうです。

たまーに居るんだけど、そんなに金使って大丈夫なんかいな、と思うぐらい金使ってて、それでいてメチャクチャ出来る営業さん。当然使う以上の給料もらってるんでしょうが。六本木で一晩で150万使ったとかね。
まぁ、あの外連味の無い金遣いで仕事を大きくしているんだろう。張らなきゃ元手は増えないのが博打の基本だけどな。そこのバランス感覚というか何というか凄い。

でも、ただの金遣いの荒いオッサンと違うのは、まず知識ベース。まぁ食にビジネスに色々知ってる。雑誌も色々読んでるようだしどんな話でも単なる聞き役に甘んじない。後は記憶力。
昨年お会いしたときから1対1で話す関係になったのだけど、オイラが名刺を持って居らず。仕方が無いので翌日メールして失礼を詫びたのだけど、偶然出会ったというのに、オイラの名前からその時のメールの文面まで覚えていたので驚いた。出来る営業ってすげぇな。

件のオッサンが「じゃ、またな」とオイラの方をバシッと叩いて出て行くのと入れ違いぐらいに、これまた偶然オイラの昔いた会社の先輩夫婦が。10年以上前にちらっと社内で会ったぐらいですが、昔話に花が咲いたり。
行きつけでたまたま知り合いとばかり会うようになるとはオイラもオッサンだなぁ、と実感したのでした。

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