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2013年2月18日 (月)

玉露

玉露と言えば最高のお茶。低温で淹れる。それぐらいは知ってる。逆にそれぐらいしか知らない。

この間、お茶の会、と言っても格式張ったものでは無く、カジュアルにお茶を試飲する会があると聞いて行ってみた。試飲会、とも又違うけど、来た人から順に順路を巡ってお茶を飲む。
濃茶を頂いた後に玉露を。ここだけ人数限定で待たされる。
何かいな、と思ったら1回に淹れる量が決まっているのと、一度淹れるのに3分を要するからなんだそうな。

ちなみに「煎茶」の字を使って「煎れる」とも書くが、現在の煎茶は本来の煎茶ではないので「煎れる」は厳密には誤用のようだ。煎茶は字が表すように、水(お湯)に茶葉を煎れて薬湯のように煮出すもので、日本古来の茶の飲み方はこちらだったようだ。ところが茶の湯ブームで抹茶がナウくなってしまい、煎茶復活!を掲げた頃には中国風の飲み方が伝わってきたので、茶葉にお湯をかけてコーヒーのように「淹れる」ものが煎茶と呼ばれるようになってしまったのだとか。
今でもものによっては「煎れる」日本茶があるようだ。ちなみに実家の紅茶はお湯に茶葉を投下して牛乳も入れてしまうインディアンティーである。これは「煎れる」方だな。一般的なイングリッシュティーは「淹れる」。

閑話休題、少し待ってから通されたところでは目の前で小さな急須で玉露を淹れてくれた。玉露は手で持っても熱くない程度に冷ましたお湯を使うので、急須の柄が必要なく、柄の無い茶器もあるそうな。後、湯飲み(茶碗)に直接茶葉とお湯を入れて、蓋をして隙間から飲む方法もあるとか。

本来は5分ほど待つのだけど、今回の葉は若いので3分でも十分です、とのこと。その間に玉露の育て方、今日の玉露の産地(日本最大の玉露の産地は福岡の八女だそうだ)などを聞く。綺麗に繊維が取り除かれているので、八女の方では出涸らしにポン酢をかけて食べることがあると聞いた。少し興味あるな。

話を聞く内に砂時計が落ちて、最後の一滴まで小ぶりの茶碗に分ける。「この滴が玉露の言われでございます」と。オイラを入れて4人前。
やっぱ高いんだろうな−、随分少ないなー、なんて思いながら利き酒の癖で最初に香りを。正直、普通のお茶とあんまり変わらん。見た目は極薄い黄緑色。不安になるぐらい薄い。
「最初は舐める程度でどうぞ」と言われ、素直に舐めたらビックリ。すんごい濃厚な出汁の味がします。色と味のギャップが凄い。美味いかどうかっつーと微妙なんだが(舌が貧しくてスンマセン)、嫌味は全く無い。そして、濃厚故にこの量でも十分な感じでした。なんだろうな、蒸留酒みたいな感じ(ちょっと違うか)。

いや、なんだ、ちゃんと飲むと違うもんだねぇ。知ってるつもりのものを知らなかった。世の中まだまだ色々あるものです。

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