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2013年3月 7日 (木)

人に惚れる

以前一緒に働いていた方が元スポーツ選手だか格闘家だかのファンだという話になって。
ふんふんと聞いていたんだけど、何か引退後の活動の理念に共鳴したんだそうで。それは結構なんですが、それでその人が出してる本を全部買ったと。まぁ別にゴルゴ全巻とかそういう数では無いんだろうけどね。10冊ぐらいなんでしょうかね。その活動云々に関係ない旅行記みたいなのとか随筆みたいなのとかも全部買ったそうで。

傍目に見てて少し狂気に近い感じがしましてね。仕事に関する限り、本人は変な人では無いんですよ。まぁパターン化して仕事を覚える感じの人なんですけど。パターン化ってのは「こういうときはこう!」っていう積み重ねで色々覚えるので、裏側の仕組みとかロジックを理解しようとしないのですよね。まぁでもそれで正確にこなすことが出来れば特定の業種や職種であれば十分仕事の出来る人なのです。バーコードスキャナ付きのPOSの仕組みを知らなくたって優秀なレジ打ちにはなれるように。

話戻って、感じた狂気のはなし。おそらく最初は理念に惚れたんだろうけど、それが何時の間にか人というか、その有名人(なのかな?)というシンボルに対する惚れ感に変わっちゃったんだろうなぁ。

何となく思い出したのが数年前に素晴らしい経営者がいるから話を聞きに行かないか、ってある人に誘われてWebで調べたら「宇宙の波動がうんたら」みたいなページとリンクしてたりして。その経営者本人は確かに凄い人で、色々良いことを言ってるようなんだけど、その先が怪しさ満点なんだよな。本人じゃなくて、利用されてる感じなんだろうか。
思うにデカイ会社を一代で築きあげましたみたいな「凄い人」という肩書きの人が、凄く良いこと、これは殆どの場合単なる正論の実践で、例えば「困ってる人には恵んであげなさい」みたいなのを言うわけです。多分本当にそう思ってるか、マーケティング的な側面で出版社なり会社のコンサルなりに言わされるかなんだけど。実際お金持ちなので結構な寄附をしたりね。正論なので反論のしようも無く、素晴らしい訳です。

ところがその先にへんてこりんなものが見えてきたりする。商品販売とか宗教的なものとかなんとか。明らかにおかしかったりするんだけど、最初の正論でハードルがぐーんと下がってるんだろうな。これで惚れ込んじゃってるとその道に進んでしまうような気がする。いい話の中身だけ咀嚼して吸収すれば良いのにね。何故か語り手に没入してしまうらしい。ミュージシャンの政治的発言に同調するような人達も同じような感じか。

上述のスポーツ選手は別に変なことやってないみたいだし、まぁ他人の事ですから否定するのも変なのでへぇ、と話聞いて終わりましたけどね。何かああいう惚れ込み方する人って危ないなぁ、と思いつつも、あそこまで信じられるってのも羨ましいかもなぁ、という気もしたのでした。アイドル追っかけるとか、そういうミーハーな心理に陥ったことが無いので。

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