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2013年3月29日 (金)

お産便

昨日は仕事で税制改正のセミナーを受けに行って来た。何でも屋です。

民主党政権時代は結局税制改正しきれなかったので、今回は盛りだくさんなんだそうだけど、簡単に言うと「ジジババから金を引っぺがして若者に移す」「皆、家とか株とか買えよ」ってな感じかな。ま、後者は消費増税とトレードオフの優遇措置みたいなとこもあるけど。

代々伝わる土地なんてものも無いオイラには相続なんて無縁な訳ですが、お金持ちの相続税対策って大変なんだねぇ。持つものの不幸ってのはブッダが説いて、それに感動した金持ちが資産なげうって祇園精舎を寄附したんだっけ。口八丁ですなぁ。

男親が死んで相続が発生し、次に女親が死んで2回目の相続が発生します、トータルの相続税を考えたらどういうパターンで2回の相続を行うのが良いでしょう? みたいな算数の問題があったり。実際は1回目と2回目の間の期間がどれぐらいになるか分からないので、その辺りのリスクも勘案しながら、なんてね。

興味深かったのは「お産便」の話。毎年、大晦日になるとハワイ行きやロス行きの便に妊婦が多く搭乗するんだそうな。なんで年末なのかは良く分からないのだけど。
目的は何かというと生まれ来る子供にアメリカ籍を与えるため。で、そういう軽薄な話は良くあるんだそうだけど、この「お産便」の目的は別に二重国籍が最終目的では無い。

子供が産まれたら速攻で日本国籍を放棄するんだそうな。するってーと、この子はアメリカ人確定です。つまり日本からみると外国人。で、この子のお祖父さんに当たる資産家は資産をアメリカに移して、米国債を購入します。その国債を孫に贈与する。
普通なら贈与税がかかるところなんだけど、国内居住者が外国籍で国外に居住する人に海外の資産を贈与する場合は非課税なんだと。でもって、アメリカの法律でも国債の贈与は非課税なんだとか。つまり、丸々資産を孫に相続することが可能なんですね(為替リスクは知らん)。

この「お産便」ってのは税務当局も目をつけていて、目出度く今年の4月1日からNG(課税対象)になるんだそうです。
今後は、子供(孫)の日本国籍を捨てた後、贈与者も海外に移住してから行えば非課税なんだそうですが、「移住」したかどうかってのは単純な住所の問題じゃないらしいので、やるなら徹底的に日本と縁を切った方がいいんだとか。
asahi.com: ハリ・ポタ翻訳の松岡さん、35億円申告漏れの指摘 - BOOK

しかし、日本国籍のパスポートって盗むと一番価値があるとか言われるのに、それを捨てるってどんだけの節税になるんでしょうね。後、孫の立場は…

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