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2013年7月 2日 (火)

お墨付き

第三者機関がITベンチャーに技術「お墨付き」 総務省

大学教授ら約370人で構成し、技術の新規性や使い勝手などを審査する。専門家が「お墨付き」を与えることで、ベンチャーキャピタル(VC)による投資を促進する。ITの複雑化や高度化で技術の価値を見極めにくくなり、VCが投資をためらう例が増えていた。

ちょっと前に KEi さんと話してたんだけど。

もう15年ほど前になるけどイットバブルの中に少しだけいたのよね。ひょんな事からバックオフィスを受け持ったこともあって、融資受けたり、公開準備したり色々したのね。別に当時、資金が必要だったわけでも無いんだけどな。何だったんだろう、あの熱病は。強いて言えば有名になって仕事や採用をしやすくしよう、って感じだったのかなぁ。
で、銀行さんと話をするわけです。今となっては絶対に縁が無いだろう海外の大手投資銀行の人の名刺を一杯持ってたりするのもその頃の事ね。あーU銀行のオネーサン、めっちゃ頭良さそうで美人だったなー、うちに絡んだ後すぐ転職したみたいだったけどー。

外資系は出す金額もでかいんだけど、めっちゃシビア。こっちの痛いとこをガンガン突いてくる。それに耐え切れたら、っつーか彼らの納得のいく答えが出せれば出資しますよ、みたいな感じでね。
それにひきかえ、ドメスティックな金融機関の貧弱なこと。何か、普通に商品売り込みに来た営業みたいな話しかしないし。こんな出資先があります、みんなで仲良くして相互に価値を上げましょうよ、で、オタクは何をやってるんですか?みたいな。うちのこと調べて来ることも無いし。そもそも情報産業とか良く分かってない感じの人が多かった。

今でも忘れもしない「一緒にコンサルトして他の企業を回ってもらうことは出来ませんか?正直、新しい業界は良く分からなくて融資の判断が出来ないんですよね」というセリフも、某国内大手銀行の担当から頂いた。

当時、土地を持たない IT 業界への投資が進まなかった理由はこういう目利きが金融機関にいなかったことにあると思う。当時から西海岸のファンドはバリバリだったからね。後、もう一つ、日本は投資家に向けての優遇が無かったんだけど、これはその後2回に分けて作られたようで、「エンジェル税制」で検索するとそれなりの制度が出来ているようだ。

で、結局15年経っても冒頭の記事のようなことを言ってるというのは嘆かわしいことで。大学教授、ねぇ。
別にお墨付きが出たところで、そのベンチャーが倒れたときに彼らが責任持つわけでもなし。最終的にはVCが見る目を磨かなきゃ意味がないんだろうと思うんだけどな。ってか、「見極めが出来なくて投資をためらうVC」って何なんでしょ。普通の文脈で新聞社の記事になってる時点でおかしな話。

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