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2015年1月23日 (金)

七賢

先日、イベントで七賢の専務とお話しした。

七賢と言えば甲州街道台ヶ原の宿にあり、白州も近いこともあって、何度訪れたか分からない蔵である。オイラのイメージでは酸が強く、少し昔っぽい酒を造るところだった。

それがいきなり出された大中屋という純米大吟醸の瓶が違う。非常に特徴的な重心の下がった背の低い透明の瓶だったのだけど、普通の一升瓶に濃紺のラベル、金文字で「七賢」とあり、右肩に「大中屋」とある。香りがフルーティで少し甘みを感じる酒だった。更に次に飲ませて頂いた直汲みの純米大吟はチリチリとした炭酸の感じが本当に今流行の而今、九平次辺りを意識した感じの酒。

聞けば、60過ぎの社長から息子さんの代に変わって出荷し始めたのが今年(年またぎで微妙なので実質去年なのかな)からなのだとか。お話ししてくれた専務はご長男で大学では経営を学ぶために東京で過ごし、弟が農大を出て酒造りをしているのだとか。専務、まだ30ちょっとだそうである。
曰く、2000石過ぎという一番採算の悪いサイズを脱却するために目指せ3000石ということで、色々商品開発をする一方で、『七賢』と言えばこういう酒、というのを目指して商品展開を絞っているんだとか。
七賢といえば、竹林の七賢から来ているので「阮籍」など賢人の名のついた酒があったのだけど、それも縮小しているようだ。

「1回火入れ」「四季醸造」「純米比率」など酒だけで無く、「ラベルの統一」といったマーケティング要素にも力を注ぎ、売れる酒を目指して模索中、というところであった。冷やで飲んで欲しい、と言われたけれども、後の方で飲んだ酒は冷やだと少しドライすぎて味が乗ってない感じのものもあったりで、この辺りを改善していくのだろう。

売れる酒、というと市場に迎合した、という感じで、ちょっと五月蠅い自称酒好きはあーだこーだ言うかも知れないけれども、専務の「僕は経営者ですし、従業員もいます。お酒を造る人に良い生活をして欲しいんです」という言葉が真であれば応援したいと思う。

少し若さと、それ故の危うい勢いも感じながらも見守ってみたいなぁと思ったのでした。

【七賢】山梨銘醸株式会社

SHICHIKEN HOT NEWS BLOG -七賢ブログ- » 第37回 酒蔵開放のお知らせ

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