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2015年2月10日 (火)

西宮郷

「灘の生一本」という言葉から、神戸の灘区、東灘区が連想されるが、かつては西宮の今津から神戸の中央区辺りまでの広いエリアで酒造りが行われていたそうな。今では今津から神戸市灘区の新在家辺りまでを灘五郷と呼ぶようだ。

曇り空の週末、阪神西宮駅を降りて南下する。しばらく行くと白鷹。

前回、御影郷の白鶴に行ったときもそうだけど、灘の酒造会社はデカい。酒蔵とは呼べない規模である。
さらにしばらく歩くと駅から20分ほどで大澤本家に到着。

正直「寳娘(たからむすめ)」というのは知らない銘柄でした。親に聞いても知らないと言っていたのだけど、この日が蔵開きだというので訪れた次第。
13時から蔵開きで、到着したのが13:30ぐらいだったのだけど、長蛇の列が出来ていて怯む。どうやら蔵見学の列らしいので後ろについてユルユルと進む。

ここは多分、灘にしては小さな蔵なんだろうけど、それでもタンクの数は立派ですね。蔵は随分古いのだけど、阪神淡路大震災で奇跡的にほぼ無傷だったんだそうな。

結局、案内の人がいるわけでもなく、ただ歩いてぐるっと回って出てくるだけでした。階段を降りたところでプラカップを2つもらって、にごりと原酒を注いで貰うんだけど、スペックも良く分からなかった。どっかに書いてあったのかな。酒粕などの物販コーナーは人がいっぱいでよく見えないし、そのまま出てきました。

蔵の人と全然話できなかったので、何か残念でしたが、地元向けのちょっとした祭りみたいなイベントだと考えればこんなものでいいのかもしれませぬ。酒は、まぁまぁでしょうか。原酒なのでアルコールの強さを感じて一気に酔った気分。

隣には徳若という、これまた知らない銘柄の蔵があるのだけど万代大澤酒造という会社名なので、隣の寳娘と縁があるのでしょう。ここは21日に試飲会をやるそうだけど、この日は隣のイベントに便乗して物販をしてました。結構並ぶのね。

思ったよりあっけなく蔵見学が終わってしまったので北上。

立派な煉瓦造りの建物に「日本盛」のロゴがはまってます。

裏手は工場でこれまたデカい。

煉瓦造りの中はちょっとした資料館とショップ・レストランになっているのでショップに行くと有料試飲。1杯400円ぐらいで結構するな、と思いつつ純米大吟だかを貰う。値段だけあって、60ml注いでくれるので、つまみ無しだと結構な量だ。
「ここは獺祭特約店です」というのを、あちこちで推しているので、レジの年配の女性に「なんで獺祭推しなんですか?」と聞いたら「桜井さんが昔、ここで修行されてたんですよ」とのこと。とはいえ、オイラの生まれた昭和48年から3年間の在籍らしいが、そのご縁で日本盛のショップで獺祭を扱ってるんだそうな。

守口大根の粕漬け(奈良漬け)が気になったので、それを親への土産に買って出る。西宮に戻るのもつまらないので今津まで歩こうと東へ。西宮郷から今津郷へ入る。

川を2本ほど渡ると大関ゾーン。灘の中でもメチャクチャデカいですよ。

しばらくショップを探してウロウロしたんですが、工場と物流倉庫の中を彷徨う感じ。

「交通安全」の両脇には大関のロゴがついてるんですね。

結局、グルッと回って「甘辛の関寿庵」というのがショップでした。入るとやはり試飲コーナーが。1杯100円と良心的なのだけど、日本酒が2種類に焼酎が3種類。大関で焼酎?と聞くと、昭和30年代、まだ焼酎などまったく下火でむしろ日本酒が強かった時代に鹿児島の焼酎蔵を買収したらしい。今でも蔵は鹿児島にあって、役員等は出向で行くらしい。「単身赴任で飛ばされるんですよ」と笑っていたが本当か嘘かは分からない。大関と言えば清酒で売ってるので、焼酎には大関の名前は出さないそうな。

とりあえず大吟を頼んだら、カウンターの向こう側にいる老夫婦のオッチャンが、呂律の回らない調子で「それわたしものんどるんですわ、うx@えあ・・・」と話しかけてきたけど面倒そうなので無視。注いでもらって、まぁこんなもんかなと味見したところで、オッチャンが急にオイラに向かって「全身乗っても阪神電車!」といって爆笑し始めたので関西の底力をみた気がした。ああはなりたくない。

特筆すべき酒質でもないのだけど、聞いて面白かったのは酒粕の話。大関ぐらいになると100%ヤブタなので板粕しかでないのだけど、それも等級が5つあるのだそうで。それを、北海道に送って鮭の粕漬け、地元で奈良漬、静岡に送って山葵漬け、酒粕として販売に分けてるんだとか。

結構フラフラになってペットボトルの茶を飲み干し、今津から阪神電車で三宮へ寄って帰りました。
3月まで大小色んなイベントをやってるようですよ。
蔵開2015 西宮の酒蔵無料開放デー

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