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2015年3月25日 (水)

真空管

学生時代、出入りしていた(正式なメンバーではなかった)サークルの後輩にオーディオマニアがいまして。オーディオマニアといっても、機械側から入った人間なので、ジャズがどうとかクラッシックがどうとかじゃなくて、純粋に「音の再生」にかけてる訳です。

其奴が最初に真空管アンプを組み立てて色々と実験した挙げ句に「絶望しました」と。何に絶望したかというと、録音→再生すると生音と全く違う波形が出てくるのだと。別に真空管云々じゃなくて、どんなアンプ使おうと大差ないメチャクチャ具合だそうで。ただ、このメチャクチャというのは機械屋、メカトロ屋としての彼の常識からしてメチャクチャなんだそうで、人間の耳には大差なく聞こえる訳です。逆に人間の耳というか脳味噌が凄いとも言ってた。

そもそも、レコードって「記録」なわけで、出来る限り原音のデータを記録して、それを原音に近く再生することが目的なはず。究極を考えると原音を聞いたときと同じ刺激を聴覚の神経細胞に与えられれば良いのです。

先日、タモリ倶楽部を見てたら真空管アンプ聞き比べをやってて、カーペンターズとか掛けながらコブクロの大きい方が「おー」とか何とか騒いでた。何か言わんとすることは分かるし、オイラも真空管アンプが「柔らかい」とか「暖かい」音を出すというのは分かるけど、オーディオ機器として「記録した音を正しく再生する」という意味の価値があるのかというと不思議な気分になる。
本当のカレンの歌声がどうだったのか、あそこで試聴した人の中で生歌聴いた人が居るなら評価も出来そうなもんだけど。

ただまぁ、昨今のJ-POP(Jに限らんけど)みたいに音圧いじりまくって、ソースがそもそも生歌って何よみたいな感じになってるんだとしたら「レコード」としての意味は変わっているんだろうな。だとすれば、自分の好みの音源を自分の好みの音質でかけるためのオーディオ機器が存在するわけで、オーディオマニアにとっては好きな歌手とかバンドとかそういうんじゃなくて「好きな音」、「好きな音源と機器」があるってことだな。その割にケーブルの純度に拘るのは良く分からんけど。ある程度不純物が入ってる方が「ぬくもり」が出そうな気がする。

そんな、ある意味ライブを否定するような結論に至りかねない企画にコブクロが嬉しそうに出てるというのが何だか面白いな、と。

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